君の笑顔が見たいから

アオト★★

文字の大きさ
上 下
3 / 11

第三話 「サークル活動」

しおりを挟む
「君の笑顔が見たいから」

第三話 「サークル活動」
次の日、大学の講義が終わりいつものように廊下で三人で話をしていた。
「昨日は久しぶりにボーリングしたから身体中痛いよ」俺はそう言った。
「大丈夫?」と心配そうに俺に千歳は聞いた。
「俺は全然大丈夫だぜ?海月は身体が鈍ってる証拠だよ」と連。「そうかもな~」と俺。
「海月も何かサークル入れば?俺は今日もこれからテニスサークルだぜ」
連がテニスのラケットとボールと着替えの入ったバックを背負った。
連はテニスサークルに入っている。テニスの腕前はプロ並みだ
「それじゃあ、今日も行ってくるぜ」そう言い連は講義室を出て言った・・・
「それじゃあ、私も行ってくるね」と千歳が言った・・。
「え?お前もサークルなんか入ってたっけ?」って俺が聞くと
「うん、オカルト研究会だよ~」と千歳は星占いの本を手に持ち
満面の笑みで答えた。「あ・・そう・・。」俺はひきつった顔をした。
千歳は嬉しそうに講義室を出て言った。
残された俺は一人で帰ることにした。
俺は大学の廊下に張り出されている掲示板を見ながらサークルって
たくさんあるんだな~と思った・・
何々・・・・ボードゲーム  ミステリーサークル 鉄道
囲碁  マジックサークル、テニスサークル、オカルト研究会などなど・・・。

どれも面白そうだが・・俺は大学の勉強についていくのがやっとで
サークル活動などやる余裕はない・・・
俺はそう思いながら大学を後にした。

つづく




しおりを挟む

処理中です...