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デート?

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※蒼花→蒼「~」
  フィン・レオン→フ「~」




ビュウウウウウ

(風がすごい強い…………)


「フィンさん、今って何月でしたっけ……」


「ん?今は、七月だね。蒼、どうかしたの?」

蒼「あぁ、風が強いなぁって」


「そりゃそうでしょ蒼。だって蒼、扇風機の風直撃してるもん。」

蒼「そうですよねぇ」

僕たちは二人で買い出しに行った。晩御飯のオムライスを作るためだ。
で、スーパーに行こうとしたが近くのデパートで卵のセールをやっているという情報をフィンさんが手に入れたので、急遽近くのデパートへとやって来た。

蒼「えっと、卵、卵……」

フ「あ、蒼あれ!」


「?…………!!!あ、あと卵、一つしかない、だと………!?」
「いけ!フィンさん!」

フ「イエッス!」


蒼「はぁ、はぁ、ナイスです、フィンさん………」
 

「まったく、僕に命令できるのは蒼ぐらいだよ、もぅ……………まぁ、そういうところが好きなんだけど」


「って言ってフィンさん、ノリノリだったくせに」

フ「アハッハハ」

蒼「………フィンさんってそんな癖だらけの笑い方してましたっけ」

フ「………………」

蒼「………………」

そういうやり取りをしながらも、僕とフィンさんは買い物を無事終え、フィンさん宅へと帰宅した。

蒼「ふぅ、って、もうこんな時間か」


「そうだね、僕もオムライス作るの手伝うよ、蒼。」

???
「よう」


「!?」
「だ、誰!?」

フ「と、父さん、何故ここに?」

(え、フィンさんの父さん!?)

フ父
「Hey, Finn.Who is that child?」
(やぁ、フィン。そちらの子はどちら様かね?)


「She is a friend of mine.」
(彼女は私の友達です。)


「Good evening.」
(こんばんは)
「My name is Soka Asahi.」
(私の名前は朝日 蒼花です。)

フ父
「いやはや、英語がお上手ですね。ハーフ……ではなさそうですが……。」

(日本語!?)


「日本語、お上手ですね、えっと、自分は蒼花と申しまして、フィンさんとは仲の良い友達という関係で、す。」

(やっば、すっげ緊張する。相手スーツだし……)


「あの、どうかされたのですか?見たところ、そのスーツケース、外国から来られたのですか?」

フ父
「ああ。その通りだ。少しフィンに野暮用があって」

フ「それって、今?」

フ父「……………」

(うっはー、こっち見てるよ緊張するって)

フ父
「いや、急ぎではない。それよりまずは、上がったらどうだね?ずっと玄関にいても寒いだろう。」
 
蒼「あ、はい………」


「蒼、入ろう。」

スタスタスタ……

(あれ、フィンさん、いつもより歩くの早い。もっ、もしかしてフィンさんとフィンさんのお父さんって不仲!?)


「ええっと、フィンさん。フィンさんってお父さんと仲、悪い?」


「ん?僕蒼のお父さんと会ったことないけど」
 
蒼「いや、フィンさんのお父さんと!」


「あ~、そういうことか。別に悪くはないよ。ただ、あまり会う機会が少なくてね。」

(あぁ、なるほど。)

蒼「つまり気まずいと。」

フ「う、うん………」


「しょうがないですね。」
「フィンさんのお父さん、今から晩御飯なんですが、食べていかれます?」

フ父
「!あぁ、ありがとう。」
「では、お言葉に甘えて。」

フ「ちょっと、蒼!?」


「気まずいんでしょ、フィンさん。けど今回は僕もいます。た、たぶん大丈夫でしょう。」

フ「はぁ、まったく、蒼ってやつは。」

フ「ありがとう」

蒼「はい?今なにか……」

フ「よし、蒼。まずはうがい手洗いだ!!!」

蒼「えっちょ、フィンさ~ん!!!」
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