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駄洒落ストラン。
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登山をしていたら、道に迷ってしまい腹も減ってどうしようもなく、食料を探して歩いていたら家があってそれはとても新しく、最近出来たような家だった。
ドアを開けると、店員が出て来た。
「助かった。今日はここに泊めて下さい」
「いや、ここはレストランなので。食事以外はだめです」
「じゃあ、せめて電話だけでも貸して下さい」
「あー、ここ電話通じてないんですよ」
「よくそれでレストランが営業出来ますね」
「実は今日出来たばかりのレストランで、試しなので明日には営業していません。今日限定なんですよ」
「店まで建てて?」
「ええ、実は私超能力者でして。動物の言葉が分かったり、物質化や解体が出来るんですよ。家を出したり、壊したり、食べ物を出したり消したり」
そう言って自称超能力者は手から食べ物を出したり、私が言った物を出したりした。
「信じてくれましたか?」
「ええ、世の中には不思議な現象もあるのですね」
「そうでしょう」
「それでですが、食べ物を食べさせて下さい」
「どういう事ですか?」
「私は遭難してしまいまして」
「そうなんですか」
「いや、冗談じゃなく」
「ふむ」
「お金なら持っていますから」
「私はお金目的でここを作ったのではありませんよ。ただの暇つぶしです。色々な場所で一日営業して次の日にまた別の場所で営業するのです。とは言ってもお金は取りませんけどね」
「じゃあ無料で?」
「それじゃあ、私にメリットはないじゃないですか」
「出会いとか」
「あははっ。良い人に当たる可能性もあるし、そうでない可能性もあるからあまり信用はしていませんね」
「でもここは食事を提供する為に作ったのですよね」
「そうですね。それは間違いありません。そうですね。何かルールを作ろうと思っていたのですが、まだ答えが出ていなかったんですよ。今日ここからスタートするつもりでオープンしてまさか人が来るとは思ってもいなかったので」
「ルールを作るですか。例えばどんな?」
「面白いルールを作りたかったんですよ。駄洒落のような……。そうだ! それが良い」
「何か良いアイデアが閃きましたか?」
「ええ、言った駄洒落の食材を出すというルールにしましょう。ただし私の判定でオッケーが出た場合です」
「それは面白そうですね。早速良いですか?」
「よほどお腹が空いているのですね。ですが判定は厳しいですよ」
「やってみます。飴はあめえ」
「ふむ。合格です。合格なので飴玉です」
店主が飴玉を出すと、私はそれをひったくるように手に取り舐めた。
「お、おいしい」
「もうおしまいにしますか?」
「そんな訳ないだろ。カレーはかれえ」
「はい。カレーです」
「美味い。美味い……」
カレーを食べてようやく元気が出始めた。
大食漢の私はどんどんと駄洒落を言った。
「梅はうめえ」
「はい、梅干しです」
「チョコをちょこっとくれ」
「はい、チョコレートです」
そうしてお腹一杯になって、レストランを出たら日が暮れて来て、「もう営業は終わりです」と店主が言って、お店は本当に一瞬で消えた。
「安心して下さい。あなたが食べた物を消したりはしませんから」
次の日、私は救助隊に見つかり助けられた。
ある日、私の体が突如として薄くなった。そして気づいたら別の場所にいた。
「ああ、あなたは以前見かけた御方ですね」
「おお、その節はお世話になりました」
「ええ。どういたしまして」
「それで一体どんな御用なのでしょうか」
私は店主に聞いた。
「ええと、申し訳ないのですが今回、あなたは食材側に選ばれてしまったようです」
私が店主を見るとすぐ横に虎がいた。
「この虎さんが私のお店に来ましてね。動物語で話をしていて、虎さんが人間がインゲンを食べるって駄洒落を言ったので、駄洒落としては成立していたので、人間かインゲンのどちらを食べたいか聞いたら人間だと仰ったので。申し訳ないですが」
ドアを開けると、店員が出て来た。
「助かった。今日はここに泊めて下さい」
「いや、ここはレストランなので。食事以外はだめです」
「じゃあ、せめて電話だけでも貸して下さい」
「あー、ここ電話通じてないんですよ」
「よくそれでレストランが営業出来ますね」
「実は今日出来たばかりのレストランで、試しなので明日には営業していません。今日限定なんですよ」
「店まで建てて?」
「ええ、実は私超能力者でして。動物の言葉が分かったり、物質化や解体が出来るんですよ。家を出したり、壊したり、食べ物を出したり消したり」
そう言って自称超能力者は手から食べ物を出したり、私が言った物を出したりした。
「信じてくれましたか?」
「ええ、世の中には不思議な現象もあるのですね」
「そうでしょう」
「それでですが、食べ物を食べさせて下さい」
「どういう事ですか?」
「私は遭難してしまいまして」
「そうなんですか」
「いや、冗談じゃなく」
「ふむ」
「お金なら持っていますから」
「私はお金目的でここを作ったのではありませんよ。ただの暇つぶしです。色々な場所で一日営業して次の日にまた別の場所で営業するのです。とは言ってもお金は取りませんけどね」
「じゃあ無料で?」
「それじゃあ、私にメリットはないじゃないですか」
「出会いとか」
「あははっ。良い人に当たる可能性もあるし、そうでない可能性もあるからあまり信用はしていませんね」
「でもここは食事を提供する為に作ったのですよね」
「そうですね。それは間違いありません。そうですね。何かルールを作ろうと思っていたのですが、まだ答えが出ていなかったんですよ。今日ここからスタートするつもりでオープンしてまさか人が来るとは思ってもいなかったので」
「ルールを作るですか。例えばどんな?」
「面白いルールを作りたかったんですよ。駄洒落のような……。そうだ! それが良い」
「何か良いアイデアが閃きましたか?」
「ええ、言った駄洒落の食材を出すというルールにしましょう。ただし私の判定でオッケーが出た場合です」
「それは面白そうですね。早速良いですか?」
「よほどお腹が空いているのですね。ですが判定は厳しいですよ」
「やってみます。飴はあめえ」
「ふむ。合格です。合格なので飴玉です」
店主が飴玉を出すと、私はそれをひったくるように手に取り舐めた。
「お、おいしい」
「もうおしまいにしますか?」
「そんな訳ないだろ。カレーはかれえ」
「はい。カレーです」
「美味い。美味い……」
カレーを食べてようやく元気が出始めた。
大食漢の私はどんどんと駄洒落を言った。
「梅はうめえ」
「はい、梅干しです」
「チョコをちょこっとくれ」
「はい、チョコレートです」
そうしてお腹一杯になって、レストランを出たら日が暮れて来て、「もう営業は終わりです」と店主が言って、お店は本当に一瞬で消えた。
「安心して下さい。あなたが食べた物を消したりはしませんから」
次の日、私は救助隊に見つかり助けられた。
ある日、私の体が突如として薄くなった。そして気づいたら別の場所にいた。
「ああ、あなたは以前見かけた御方ですね」
「おお、その節はお世話になりました」
「ええ。どういたしまして」
「それで一体どんな御用なのでしょうか」
私は店主に聞いた。
「ええと、申し訳ないのですが今回、あなたは食材側に選ばれてしまったようです」
私が店主を見るとすぐ横に虎がいた。
「この虎さんが私のお店に来ましてね。動物語で話をしていて、虎さんが人間がインゲンを食べるって駄洒落を言ったので、駄洒落としては成立していたので、人間かインゲンのどちらを食べたいか聞いたら人間だと仰ったので。申し訳ないですが」
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