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呪いのろい

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「この人物に死ぬ呪いを掛けてくれ」
「良いでしょう」
「本当に効果はあるのか?」
「ええ、100%です。その代わり料金は高いですよ」
 男は呪いを掛けるために高額の金を呪師に払った。
 呪いは確かに発動した。しかし呪いの速度がのろく発動したのは50年後で、相手が既に亡くなっていた後だったので呪いは骨にかかり、骨の表面にいる菌が消滅しただけだった。
 
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