29 / 55
宣戦布告
しおりを挟む
案外すんなり犯人が分かってしまって拍子抜けだ。ほらこう、もっと謎解きターンがあるのかなとか思ってたのに、続編までプレイ済みの最強サポートキャラが現れて答えをあっさり教えてくれたのだから。
「クラウディオって誰よ?」
そう、一番の問題はそこだ。
答えは分かったが、しかし肝心の本人を知らない。
「んー、リエールをよく思っていない派閥のリーダー格、かな。第二王子でね、すっごくカッコイイの!まぁ私はクラウディオのこと大っ嫌いだけど」
「え、カッコイイのに嫌いって……なんとなくその感覚は分かるけど、なんで?」
「だって我らが姫様を毒殺させかけたんだよ?そんなヤツ、ぶっ殺…………じゃなくて、見るも無残に殺されればいいのに」
「訂正前より酷い!」
ぶっ殺す、あるいはぶっ殺される、どちらにしたって『見るも無残に殺されればいいのに』の強さには叶わないだろう。
「まぁとにかく、第二王子のクラウディオが黒幕なの。直接手を下したのはクラウディオの配下なんだけどね」
「……クラウディオが黒幕なのは分かった。けど、何でそんなことするの?」
私は第二王子がそんなことをする理由が分からなかった。第一王子を足跡を残さず上手く毒殺すれば自分が正当な王位継承権を得ることができる。それは理にかなっていると思う。またそれが第三王子を狙うものであっても、王位継承を確固たるものにするための作戦なのだろうと納得はできる。
だが、何故隣国の第一王女を?
「んー、私にもよく分かんないけど……」
彼女の話によると、だいたいこんな感じらしい。
まずひとつ。リエールは産業革命により強大な力を持つようになった。これが最も大きな理由。
ふたつめ。リエールには王位継承権を持つ者が姫様しかいない。男が生まれず、姫様おひとりしか国王と王妃の間に子が生まれなかったが故、姫様を毒殺してしまえば王位継承権を持つ者がいなくなる。
みっつめ。リエールの法律には『正当な王位継承権を持つ者がいなくなった場合、原則侯爵家以上の爵位を持つ家の長男が王選に参加出来る。また、隣合う国の第二王子以上の王位継承権を持つ者も王選に参加することが出来る』というものがある。姫様を毒殺すればそして国内の貴族たちは王位継承権を巡って躍起になる。だがそれ以上に大事なのは、『隣合う国の第二王子以上の王位継承権を持つ者も王選に参加出来る』というところだ。
つまり、アステアの国王を第一王子に、第二王子がリエールの国王になろうという算段なのではないか、と。
「……なるほど、難しい」
「そうだよね。乙女ゲームなのに法律とか妙に凝ってるから、ゲーム内で説明されてもよく分かんなかったもん」
でもまぁ、姫様毒殺未遂事件の犯人と目的が分かった今、私がするべきことはただひとつ。姫様の安心安全な生活を保証するために、クラウディオとやらと話すことだ。話し合いで解決しなかったら――まぁそれはその時考えよう。最悪ちょっとボコるくらいは許されるんじゃないかな、なんてね。
◆◆◆
「ということでクラジオ様。わたくしはクラウディオ様にお目通りしとうございます。わたくしはクラジオ様の護衛兼メイドではありますが、同時に姫様の忠実なメイドでもございます。そもそもわたくしがクラジオ様の護衛兼メイドになろうと思ったのも、姫様毒殺未遂事件解決の糸口を探るためでございます。よろしければわたくしをクラウディオ様にお目通り願えませんでしょうか」
……私頑張った。滅多に使わない最上位の敬語を使ってお願いしてみた。
「こんな時にだけ敬語使うのやめろ。お前の性格と口の悪さはよく理解しているつもりだ」
まぁ、私の魂胆はバレていたのだが。
「なら話は早いですね。いいからさっさとわたくしをクラウディオ様のところに連れていきなさいください」
最後だけはちゃんと敬語っぽくしてみたのだがどうだろう。――あぁ、クラジオのその顔で分かりました。
「…………珍しくお前からコンタクトがあったと思ったらなんだ、兄様のところに行きたいと……ノリア、ルーノ」
「「はっ」」
おぉ、呼んだだけで窓から颯爽と現れました!何気に久しぶりですね!……いや待って、なにこの警備体制。めちゃくちゃ怖いじゃん。呼んだだけで窓から来るって。
「コイツを兄様のところに連れてってやれ」
「「かしこまりました」」
どうやら私をクラウディオに会わせてくれるみたいだ。さすが第三王子!イケてるぅ!
「ありがとうございます!」
それを聞いてクラジオは「あー、そういうのいいから。俺の気持ちが変わらないうちにさっさと行け」と、頬を掻きながら言った。
私はノリアとルーノに連れられ、大きな扉の前に着いた。ここがクラウディオの部屋だそうだ。珍しくふたりとも私を煽ることはなかった。逆に居心地が悪かったよね!
何はともあれ、私は遂にここに来たのだ。心臓がバックバクだ。……と、ノリアとルーノが私の肩をポンポンと叩いてくれた。それだけで幾分か緊張は和らいだ……気がする。「ありがとう、行ってきます」とふたりに向けて小さく呟く。
大きく深呼吸をし、逸る気持ちを押さえ込んでから私は扉をノックした。
「入れ」という重々しい言葉に誘われるまま、私はその扉を開けた。
◆◆◆
「お初にお目にかかります。クラジオ様の護衛兼メイドをしております、アイリスと申します。この度はわたくし如きのために貴重な時間を割いていただき、誠にありがとうございます」
「……面をあげよ」
王子というよりも、国王の貫禄を感じさせるような低い声に、私は顔を上げる。と、バッチリ目が合った。
クラジオはキラッキラの金髪の青目という、いかにも王子らしい見た目だ。しかしクラジオの兄のクラウディオ様は、ギラっギラの銀髪に緑色の目という、クラジオとは相反する見た目。本当に兄弟なの?
「わたしを見た者はみな一様に其方と同じ反応をする。大方、弟と似つかぬが故に不思議に思ったのであろう?」
「……仰る通りにございます。申し訳ありません」
「よいよい。わたしもその反応にはもう慣れた。自身でも似ても似つかないことはよく分かっておる。……それより、其方がわたしに話があると聞いたが、一体何の用であろうか?」
……本題が来た。私がクラウディオ様にお目通り願った理由。
「……風の噂なのですが、クラウディオ様がわたくしの生まれ故郷、リエールの第一王女であるベルベット様を毒殺しようとした黒幕だと伺いまして」
「……ほう」
「よもやアステアの第二王子ともあろう御方がそのような真似をするはずがありません。が、わたくしがこの国に参ったのもベルベット様を毒殺しようとした犯人がこの国にいるのではと目星を立てたからにございます。ですから、何かご存知でしたら……と思い、クラウディオ様をお訪ねした次第でございます」
彼はしばらく沈黙した。そして、口を開いた。
「まさかアステアの第二王子であるわたしがリエールの王座を狙っているとでも?」
「いえ、しかし噂であろうと姫様毒殺未遂事件に関わっているのではという話があれば、直接手を下した本人に伺いたいと思いまして。どれもこれも全て、わたくしが心の底から忠誠を誓っている姫様のお体とお心の安全を望んでのこと。無礼であることは承知の上ですが、もし仮にクラウディオ様がこの事件に関与しておらず、わたくしの勘違いだったというのでしたら不敬罪などでわたくしを処罰していただいて構いません。わたくしは、そのくらいの覚悟を持ってここに参りました」
彼の冷たい視線を一身に受け、恐怖から本気で逃げ出したくなる気持ちを抑え、私は言った。
すると、彼は口元に手を当てて俯いた。
「……くくっ、」
彼の肩が震えている。そして口元が弧を描いている。……何故だろう、デジャブを感じる。
「くはははは……っ、まさかクラジオがここまで面白い者を囲っていたとはな。いやはや、数年ぶりに笑った」
クラウディオの目元から涙が零れた。それを指先で拭いながら、私に目を向けた。先よりは幾分か目元が和らいでいる。
「いかにも。其方の国の第一王女を害そうとしたのは事実だ。だが、それを知って其方は何が出来る?」
「……今は、何もできません。今のわたくしはクラジオ様に仕えるしがない護衛兼メイドなのですから。しかし、どうでしょう……わたくしがリエールに無事帰った暁には、わたくしを筆頭にアステアを襲撃致しましょうか?」
宣戦布告をしてやると、彼はさらに笑いを深めた。
「……面白い、気に入った。其方のことをあっさり処してしまうのも勿体ない。其方がこの国を襲撃して、見事わたしのところまで辿り着いたら、わたしが直々に殺してやろう」
「いえまさか、第二王子ともあろう御方のお手を煩わせるわけにはいきません。クラウディオ様がお手を汚す前に、わたくしがアステアの総大将の首を取り、それをクラウディオ様に御献上致します」
……売った喧嘩を10倍で買われたのなら、私はそれを100倍にして売り返す。
そんな信念を掲げ、私はクラウディオ様にニッコリ笑いかけた。
「では、戦場でまたお会いしましょう。どうぞご自愛ください」
「あぁ、また会えるのを楽しみにしている。わたしに殺されるために元気でな」
私たちは最後に笑い合うと、「失礼致しました」と言い残し部屋を辞した。
「クラウディオって誰よ?」
そう、一番の問題はそこだ。
答えは分かったが、しかし肝心の本人を知らない。
「んー、リエールをよく思っていない派閥のリーダー格、かな。第二王子でね、すっごくカッコイイの!まぁ私はクラウディオのこと大っ嫌いだけど」
「え、カッコイイのに嫌いって……なんとなくその感覚は分かるけど、なんで?」
「だって我らが姫様を毒殺させかけたんだよ?そんなヤツ、ぶっ殺…………じゃなくて、見るも無残に殺されればいいのに」
「訂正前より酷い!」
ぶっ殺す、あるいはぶっ殺される、どちらにしたって『見るも無残に殺されればいいのに』の強さには叶わないだろう。
「まぁとにかく、第二王子のクラウディオが黒幕なの。直接手を下したのはクラウディオの配下なんだけどね」
「……クラウディオが黒幕なのは分かった。けど、何でそんなことするの?」
私は第二王子がそんなことをする理由が分からなかった。第一王子を足跡を残さず上手く毒殺すれば自分が正当な王位継承権を得ることができる。それは理にかなっていると思う。またそれが第三王子を狙うものであっても、王位継承を確固たるものにするための作戦なのだろうと納得はできる。
だが、何故隣国の第一王女を?
「んー、私にもよく分かんないけど……」
彼女の話によると、だいたいこんな感じらしい。
まずひとつ。リエールは産業革命により強大な力を持つようになった。これが最も大きな理由。
ふたつめ。リエールには王位継承権を持つ者が姫様しかいない。男が生まれず、姫様おひとりしか国王と王妃の間に子が生まれなかったが故、姫様を毒殺してしまえば王位継承権を持つ者がいなくなる。
みっつめ。リエールの法律には『正当な王位継承権を持つ者がいなくなった場合、原則侯爵家以上の爵位を持つ家の長男が王選に参加出来る。また、隣合う国の第二王子以上の王位継承権を持つ者も王選に参加することが出来る』というものがある。姫様を毒殺すればそして国内の貴族たちは王位継承権を巡って躍起になる。だがそれ以上に大事なのは、『隣合う国の第二王子以上の王位継承権を持つ者も王選に参加出来る』というところだ。
つまり、アステアの国王を第一王子に、第二王子がリエールの国王になろうという算段なのではないか、と。
「……なるほど、難しい」
「そうだよね。乙女ゲームなのに法律とか妙に凝ってるから、ゲーム内で説明されてもよく分かんなかったもん」
でもまぁ、姫様毒殺未遂事件の犯人と目的が分かった今、私がするべきことはただひとつ。姫様の安心安全な生活を保証するために、クラウディオとやらと話すことだ。話し合いで解決しなかったら――まぁそれはその時考えよう。最悪ちょっとボコるくらいは許されるんじゃないかな、なんてね。
◆◆◆
「ということでクラジオ様。わたくしはクラウディオ様にお目通りしとうございます。わたくしはクラジオ様の護衛兼メイドではありますが、同時に姫様の忠実なメイドでもございます。そもそもわたくしがクラジオ様の護衛兼メイドになろうと思ったのも、姫様毒殺未遂事件解決の糸口を探るためでございます。よろしければわたくしをクラウディオ様にお目通り願えませんでしょうか」
……私頑張った。滅多に使わない最上位の敬語を使ってお願いしてみた。
「こんな時にだけ敬語使うのやめろ。お前の性格と口の悪さはよく理解しているつもりだ」
まぁ、私の魂胆はバレていたのだが。
「なら話は早いですね。いいからさっさとわたくしをクラウディオ様のところに連れていきなさいください」
最後だけはちゃんと敬語っぽくしてみたのだがどうだろう。――あぁ、クラジオのその顔で分かりました。
「…………珍しくお前からコンタクトがあったと思ったらなんだ、兄様のところに行きたいと……ノリア、ルーノ」
「「はっ」」
おぉ、呼んだだけで窓から颯爽と現れました!何気に久しぶりですね!……いや待って、なにこの警備体制。めちゃくちゃ怖いじゃん。呼んだだけで窓から来るって。
「コイツを兄様のところに連れてってやれ」
「「かしこまりました」」
どうやら私をクラウディオに会わせてくれるみたいだ。さすが第三王子!イケてるぅ!
「ありがとうございます!」
それを聞いてクラジオは「あー、そういうのいいから。俺の気持ちが変わらないうちにさっさと行け」と、頬を掻きながら言った。
私はノリアとルーノに連れられ、大きな扉の前に着いた。ここがクラウディオの部屋だそうだ。珍しくふたりとも私を煽ることはなかった。逆に居心地が悪かったよね!
何はともあれ、私は遂にここに来たのだ。心臓がバックバクだ。……と、ノリアとルーノが私の肩をポンポンと叩いてくれた。それだけで幾分か緊張は和らいだ……気がする。「ありがとう、行ってきます」とふたりに向けて小さく呟く。
大きく深呼吸をし、逸る気持ちを押さえ込んでから私は扉をノックした。
「入れ」という重々しい言葉に誘われるまま、私はその扉を開けた。
◆◆◆
「お初にお目にかかります。クラジオ様の護衛兼メイドをしております、アイリスと申します。この度はわたくし如きのために貴重な時間を割いていただき、誠にありがとうございます」
「……面をあげよ」
王子というよりも、国王の貫禄を感じさせるような低い声に、私は顔を上げる。と、バッチリ目が合った。
クラジオはキラッキラの金髪の青目という、いかにも王子らしい見た目だ。しかしクラジオの兄のクラウディオ様は、ギラっギラの銀髪に緑色の目という、クラジオとは相反する見た目。本当に兄弟なの?
「わたしを見た者はみな一様に其方と同じ反応をする。大方、弟と似つかぬが故に不思議に思ったのであろう?」
「……仰る通りにございます。申し訳ありません」
「よいよい。わたしもその反応にはもう慣れた。自身でも似ても似つかないことはよく分かっておる。……それより、其方がわたしに話があると聞いたが、一体何の用であろうか?」
……本題が来た。私がクラウディオ様にお目通り願った理由。
「……風の噂なのですが、クラウディオ様がわたくしの生まれ故郷、リエールの第一王女であるベルベット様を毒殺しようとした黒幕だと伺いまして」
「……ほう」
「よもやアステアの第二王子ともあろう御方がそのような真似をするはずがありません。が、わたくしがこの国に参ったのもベルベット様を毒殺しようとした犯人がこの国にいるのではと目星を立てたからにございます。ですから、何かご存知でしたら……と思い、クラウディオ様をお訪ねした次第でございます」
彼はしばらく沈黙した。そして、口を開いた。
「まさかアステアの第二王子であるわたしがリエールの王座を狙っているとでも?」
「いえ、しかし噂であろうと姫様毒殺未遂事件に関わっているのではという話があれば、直接手を下した本人に伺いたいと思いまして。どれもこれも全て、わたくしが心の底から忠誠を誓っている姫様のお体とお心の安全を望んでのこと。無礼であることは承知の上ですが、もし仮にクラウディオ様がこの事件に関与しておらず、わたくしの勘違いだったというのでしたら不敬罪などでわたくしを処罰していただいて構いません。わたくしは、そのくらいの覚悟を持ってここに参りました」
彼の冷たい視線を一身に受け、恐怖から本気で逃げ出したくなる気持ちを抑え、私は言った。
すると、彼は口元に手を当てて俯いた。
「……くくっ、」
彼の肩が震えている。そして口元が弧を描いている。……何故だろう、デジャブを感じる。
「くはははは……っ、まさかクラジオがここまで面白い者を囲っていたとはな。いやはや、数年ぶりに笑った」
クラウディオの目元から涙が零れた。それを指先で拭いながら、私に目を向けた。先よりは幾分か目元が和らいでいる。
「いかにも。其方の国の第一王女を害そうとしたのは事実だ。だが、それを知って其方は何が出来る?」
「……今は、何もできません。今のわたくしはクラジオ様に仕えるしがない護衛兼メイドなのですから。しかし、どうでしょう……わたくしがリエールに無事帰った暁には、わたくしを筆頭にアステアを襲撃致しましょうか?」
宣戦布告をしてやると、彼はさらに笑いを深めた。
「……面白い、気に入った。其方のことをあっさり処してしまうのも勿体ない。其方がこの国を襲撃して、見事わたしのところまで辿り着いたら、わたしが直々に殺してやろう」
「いえまさか、第二王子ともあろう御方のお手を煩わせるわけにはいきません。クラウディオ様がお手を汚す前に、わたくしがアステアの総大将の首を取り、それをクラウディオ様に御献上致します」
……売った喧嘩を10倍で買われたのなら、私はそれを100倍にして売り返す。
そんな信念を掲げ、私はクラウディオ様にニッコリ笑いかけた。
「では、戦場でまたお会いしましょう。どうぞご自愛ください」
「あぁ、また会えるのを楽しみにしている。わたしに殺されるために元気でな」
私たちは最後に笑い合うと、「失礼致しました」と言い残し部屋を辞した。
0
あなたにおすすめの小説
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
ヒロインしか愛さないはずの公爵様が、なぜか悪女の私を手放さない
魚谷
恋愛
伯爵令嬢イザベラは多くの男性と浮名を流す悪女。
そんな彼女に公爵家当主のジークベルトとの縁談が持ち上がった。
ジークベルトと対面した瞬間、前世の記憶がよみがえり、この世界が乙女ゲームであることを自覚する。
イザベラは、主要攻略キャラのジークベルトの裏の顔を知ってしまったがために、冒頭で殺されてしまうモブキャラ。
ゲーム知識を頼りに、どうにか冒頭死を回避したイザベラは最弱魔法と言われる付与魔法と前世の知識を頼りに便利グッズを発明し、離婚にそなえて資金を確保する。
いよいよジークベルトが、乙女ゲームのヒロインと出会う。
離婚を切り出されることを待っていたイザベラだったが、ジークベルトは平然としていて。
「どうして俺がお前以外の女を愛さなければならないんだ?」
予想外の溺愛が始まってしまう!
(世界の平和のためにも)ヒロインに惚れてください、公爵様!!
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
身代わり令嬢、恋した公爵に真実を伝えて去ろうとしたら、絡めとられる(ごめんなさぁぁぁぁい!あなたの本当の婚約者は、私の姉です)
柳葉うら
恋愛
(ごめんなさぁぁぁぁい!)
辺境伯令嬢のウィルマは心の中で土下座した。
結婚が嫌で家出した姉の身代わりをして、誰もが羨むような素敵な公爵様の婚約者として会ったのだが、公爵あまりにも良い人すぎて、申し訳なくて仕方がないのだ。
正直者で面食いな身代わり令嬢と、そんな令嬢のことが実は昔から好きだった策士なヒーローがドタバタとするお話です。
さくっと読んでいただけるかと思います。
転生した子供部屋悪役令嬢は、悠々快適溺愛ライフを満喫したい!
木風
恋愛
婚約者に裏切られ、成金伯爵令嬢の仕掛けに嵌められた私は、あっけなく「悪役令嬢」として婚約を破棄された。
胸に広がるのは、悔しさと戸惑いと、まるで物語の中に迷い込んだような不思議な感覚。
けれど、この身に宿るのは、かつて過労に倒れた29歳の女医の記憶。
勉強も社交も面倒で、ただ静かに部屋に籠もっていたかったのに……
『神に愛された強運チート』という名の不思議な加護が、私を思いもよらぬ未来へと連れ出していく。
子供部屋の安らぎを夢見たはずが、待っていたのは次期国王……王太子殿下のまなざし。
逃れられない運命と、抗いようのない溺愛に、私の物語は静かに色を変えていく。
時に笑い、時に泣き、時に振り回されながらも、私は今日を生きている。
これは、婚約破棄から始まる、転生令嬢のちぐはぐで胸の騒がしい物語。
※本作は「小説家になろう」「アルファポリス」にて同時掲載しております。
表紙イラストは、Wednesday (Xアカウント:@wednesday1029)さんに描いていただきました。
※イラストは描き下ろし作品です。無断転載・無断使用・AI学習等は一切禁止しております。
©︎子供部屋悪役令嬢 / 木風 Wednesday
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる