宝くじが当たったボッチの俺が高嶺の花で隠れドスケベな巨乳生徒会長を買ったら、日々エロく迫られて人生が変わった。

ファッション@スカリー

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第5話 チェックインってどうやんの?

俺と柴乃宮は煌々と輝くネオンに包まれたエロい外装のラブホテルの目の前に立っていた——

マジで来ちゃったけど、どうすんのこれ。入るのにめちゃくちゃ緊張するんだけど…

俺はチラッと柴乃宮の顔を見る。
彼女はこのラブホテルのネオンの明かりに負けないくらい目をキラキラさせている。
恥ずかしさのかけらも感じられない彼女はやはりこういう所には慣れているんだろう。

俺は少し残念に感じながらも彼女に話し掛ける。

「柴乃宮……ここでいいか?」
「ええ、ここでいいわ。行きましょう」
「ああ」

俺たちはホテルの入り口を隠す高い壁の横を抜けて遂にラブホテルへと入った。
すると中には人の気配がしない広い空間と巨大なディスプレイが鎮座していた。

え?フロントは?これどうやってチェックインすんの?

初めての事ばかりで若干テンパっている俺は、慣れているであろう彼女に聞くほか無かった。

「柴乃宮、わるい。俺こういうの初めてで……どうやってこれ部屋はいるの?」

マジで情け無い……こういうのも学校で教えるべきじゃない?

「………そうね、たぶんこのディスプレイでなにかするのかしら?」

少し間を開けて返事を返してくる彼女は、ゆっくりとそのディスプレイへと近づき人差し指で軽くタップをする。
するとディスプレイに沢山の部屋の情報と、休憩や宿泊の金額が表示された。

「この中から選ぶみたいね?鷹村くん、どこがお好みかしら?」
「どれどれ?……」

俺もディスプレイをのぞき込む。
パッと見、同じような間取りの部屋以外にも、コンセプトルームなるものがあるらしい。

正直金額なんてどうでもいい。嫌な言い方だが金ならある。高校生の俺にとっては使い切れないくらい。

「鷹村君もこれは悩むわよね?気持ちわかるわ」

わずかに眉を寄せた美しい顔が、ディスプレイの光に照らされる。
彼女は真剣な眼差しで画面を見据えながら、いかにも真面目そうに言葉を発した。

「大きなジャクジーとマット付きの部屋ならソーププレイも出来そうだし、この電車内コンセプトルームなら痴漢プレイも楽しめる。でも……このSMルームなら全身拘束具なんかもあるし……どれも捨てがたいわね♡鷹村君はソープと痴漢とSMならどれがお好み?♡」

「そうだなぁ………じゃなくて!!なに勝手に3択に絞ってんだよ!?」
「逆にその3択以外に何かあるのかしら?」
「いやいやいや!めちゃくちゃ普通の部屋あんだろ!?これも、これもこれも!!」
「あら、そんなのあるなんて全く気づかなかったわ」

いやコンセプトルームは1部屋しか無いんだが?それ以外ノーマルルームなんだが?
ダメだこの生徒会長。もう脳内が真っピンクで正常に判断出来てない。

「鷹村君が選ばないなら私が選ぶわ……」

しびれを切らしたように彼女の人差し指がSMルームの表示へと吸い込まれるように動きだしたその時——

「させるかぁぁぁあ!!!」

俺は身の危険を感じ、彼女を指をはねのけ無意識にノーマルルームの表示をタップしていた。

   ピッ

ディスプレイの下の機械から、なにやら一枚のカードが出てくる。

〔選択されたお部屋のご精算はカードをお取りいただき隣の精算機で行ってください〕

電子音声が鳴り響く。
俺はその音声に従いカードを受け取ろうとした時——

「…………チッ」

俺の横で何やら舌打ちのような音が聞こえた。その音の方向を振り向く。柴乃宮だ。

「……ん?」
「なんでもないわ、早く精算を済ませてお部屋へ行きましょう」

明らかに不満そうな顔をしている彼女。意味がわからない。
しかしなぜかそんな彼女を見てると可愛いと思ってしまう自分がいる。
学校では見たことない表情は俺だけのものかもしれないから。

「柴乃宮、別の部屋がよかったのか?」
「とっ……特にこだわりはないわ」
「そっか………まあ、次来た時はお前の好きな所入ろうな」
「えっ………」
「ん?」

俺の言葉に反応して彼女の頬は朱に染まる。それを見て首をかしげる俺。

「………………アッ!?!?」

そして数秒後、俺は自分が放った言葉の真意を理解すると、頭が爆発しそうなくらい動揺して手が震える。

俺何言ってんの!?またやらかした!!もういっそ殺して……
次来た時はってなんだよ!?なにしれっと次誘ってんだよ俺!?柴乃宮をデートにも誘ったことないのに、ホテル誘うの2回目ってヤリチンムーブじゃねーか!!

「そっ……そうね鷹村君……」

いやいやいや、まんざらでもない顔しないで!?

俺は彼女と顔を合わせるのが恥ずかしすぎて、無言のまま精算を済ますとエレベーターへと向かった。

「柴乃宮………いこう」
「ええ……鷹村君」
「303号室か……」

独り言のようにカードに記載された部屋番号を復唱しているとエレベーターが到着し、そして中から1組のカップルが降りてくる。
俺たちは入れ替わるようにエレベータに乗り込む。そして目的の階を押した時、すれ違ったカップルの会話が聞こえてきた。

「ねぇ!あの2人見た!?」
「みたみた!制服カップルだろ!?羨ましぃ~」
「あれコスプレじゃないよね!?イケメンと美女が制服でホテルとか理想す……」

会話はそこでエレベーターの扉に阻まれ強制的に途切れる。そしてエレベーターの駆動音だけが響く。

「「…………………………」」

2人の間に沈黙が落ちる。

俺たち制服でラブホ来てんじゃん!?気づかなかったけど、これクソ恥ずかしいし誰かに見られたらヤバくないか!?今更だけど!?

俺は急に変な汗が背中につたっていくのがわかった。あの会話は柴乃宮も聴いていたはず。
ふと彼女の反応が気になり視線を送ると、思った通り彼女はそっと視線を伏せ、指先を弄びながらモジモジとしている。

やっぱり恥ずかしいよなぁ……

そんな事を思っていた時彼女の口が微かに動き、小さく何かをつぶやいた。

「……制服……カップル……鷹村君……」

その言葉の断片に、また俺は恥ずかしさがこみ上げてきた——



次回:奴隷のように扱ってくれないかしら? 
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