宝くじが当たったボッチの俺が高嶺の花で隠れドスケベな巨乳生徒会長を買ったら、日々エロく迫られて人生が変わった。

ファッション@スカリー

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第69話 逆ナンでも俺が悪いらしい…

「ねぇ、鷹村……もっとこっちきて」
「おう……」
「ほら……あたしの広げてるこれに、その太いヤツ……入れて、真ん中の穴に」
「こっ、こうか?」
「あっ!だめっ……もっと優しく……あんまり激しいと壊れちゃう……」
「わっ、わるい、大丈夫か?」
「うんっ……ゆっくり……お願い……」

「こぉぉぉぉらぁぁぁぁ!!!!恭くんこんな明るい時からなに外で楓ちゃんとエッチなことをぉぉ!!おねぇさんは許しませんよ!!青姦なんて絶対……あっ……」

営業前の準備として、俺たちは外で折りたたみテーブルを広げビーチパラソルを差す作業をしていた。
すると突然どこからか全力疾走で唯先輩が現れ、顔を真っ赤にして俺たちの元へ飛び込んできた。

「どうしたんですか先輩?エッチ??」

一点の邪心もない瞳でただ不思議そうに先輩を見つめる楓。
その視線に耐えられなかったのか、先輩は目を泳がせながら突然くるりと背を向けた。

「いっいやぁ……その、エッジがきいた作業してるなぁって……わたしホールでテーブル拭いてるから楓ちゃんもそれ終わったら手伝ってほしいなぁって……ははっ、はははっ……」

いや、それ無理ありません!?
最近知ったのは先輩は相当むっつりだという事。
まさか、付き合いも3年目に入ってようやくそんなことを知るなんて。俺はまだまだ先輩との距離を測りかねているのかもしれない。

そんなたわいない会話から俺の波乱の二日目が幕を開けた——


————


昨日と比べると今日はずいぶん落ち着いた雰囲気だった。
まだ昼のピークには早い時間帯で、俺は昨日と同じくドリンクとかき氷の担当をしながらゆとりをもって働いていた。
そんな折、俺の前にふいにひとりの女性が現れためらいもなく声をかけてきた。

「ねぇ君?ちょっといい?」

さらりとした金髪のボブヘアー、目深にかぶられた帽子。肌を大胆にさらす水着姿に大きめのサングラスが印象的だった。
表情こそ見えないものの、その視線が確かに俺へと注がれているのを感じた。

うわぁ、苦手だなぁ、こういう人……
そう思いながらも対応しないわけにはいかない。

「はい、ご注文でしょうか?……」
「いや、注文じゃないの」
「………?ではどのようなご用件でしょうか?」
「君、大学生?」

なんだこの人?その情報いる?
そう思いながらも接客業としての基本、笑顔は崩さずにどうにか会話を続ける。
実際世間話を楽しみにしているお客さんも意外と多いのだ。

「そう見えますか?でも俺、高校生なんです」
「えっ高校生なの?ウチも!!……っじゃなくて……君この後時間とかある?」
「時間?いや、バイト中なんでないです………」
「いやだからバイトのあとって事よ!察しなさいよ!!バカなの!?」

えっ?急になに?こわぁ……情緒やばめの方?
たぶんそんな気持ちが少しだけ表情に滲んでいたと思う。
でもその女性は気にする様子もなく明らかに挙動不審なまま、周囲をキョロキョロと見回しては再び同じ質問を繰り返してきた。

「で?時間あるの?ないの?」
「えっと……」

『ありません』そう答えようとした時だった。店内からぽつりと声が上がる。

(あれっ?あの人……モデルの綾瀬《あやせ》ゆかりじゃね?)

その一言をきっかけにざわりと空気が揺れ、多くの視線が俺たちへと集中する。
女性は一気にそわそわと動き出し、突然手にしていた何かを俺に向かって放り投げてきた。

「うわっ!なっ?なにするんですかっ!?」
「今日時間あるならそこに連絡しなさい!ウチ近くのホテルにいるから!」

最後に一言だけ吐き捨てて女性は走り去っていった。
あまりに突然の出来事に、俺はしばらく呆けたようにその方向を見つめていた。
ふと足元に目をやると小さく丸められた紙切れが落ちているのを見つけ、俺はそれを拾い上げた。

「なんだったんだ?あの人……」

怖い……しかもこの紙切れもなんかの裏紙だし余計怖い……
そう思っていたその時、ホールから大きな声と共にドタドタとした足音が近づいてくる。

「ちょっと恭くん!?いまナンパされてたでしょ!?」

唯先輩が爆乳を激しく揺らしながら駆け寄ってきたかと思えば、俺を精一杯可愛い顔で睨み付けて目の前に片手を突き出してくる。

「はいっ!!おねぇさんにその紙を渡しなさい!没収です!はい!ポイして!」
「は………はい……」

俺は先輩の手の平の上に紙をそっと置く。そもそも捨てるつもりだったから逆にありがたいくらいだ。

「恭くん!ダメだよ海に来てる女なんてみんなビッチなんだから!」
「いやいやそれは言い過ぎですよ!?」
「ねぇ霞ちゃん!霞ちゃんからも言ってあげて!恭くんなんか女の人から声かけられて鼻の下伸ばしてたよ!」
「ちょっ先輩!?伸ばしてませんって!?誤解ですよ!!」

盛りすぎ!しかもなんで霞に!?それはダメだって……ほら、ダメじゃん……怒っちゃったじゃん……
その言葉を受けて、隣で焼きそばを作っていた霞が鋭い視線を向けてきた。

「へ~~~~、恭介。真面目に働いてると思ったらそんな事してたの?これはお仕置きが必要ですよね?先輩……ちょうどフランクフルトがなかったのよねぇ、どこかに都合良くないかしら?」

フランク……!?何そのヘラの持ち方!?ヘラで殺る気!?
霞が両手のヘラを研ぐようにカチカチとこすり合わせながらこちらに鋭い視線を向けてくる。その殺気に背筋が凍りつき、脂汗がじわりと流れた。
ついでに、俺の息子も何かを察したのか縮こまった。

そんな中、奇跡が起こり救いの女神が現れる。

「ねぇねぇ鷹村ぁ!!なんかおじいちゃんのお客さんからお小遣い貰っちゃった!!これどうしよう!?みんなでおいしいもの食べなって!!………あれ?柴乃宮さん、唯先輩どうしたの?」

場の空気を和らげてくれたのは楓だった。
あまりに無垢なその言動に毒気を抜かれたのか、霞も唯先輩も、何事もなかったかのように仕事に戻っていく。

「楓、なんでもないわよ……」
「なんでもないよ楓ちゃん!よかったね!それは貰っときな!」

楓、助かった……ありがとう……

小さくため息をひとつ吐いて俺も静かに作業に戻った。
先ほどの女性の目的が少しだけ気にはなったが、昼のピークに追われているうちにそんな思考もどこかへ流れてしまい、営業が終わる頃にはもう完全に頭から抜け落ちていた。

今日の夜はみんなで花火だ、昨日は散々な日だったが今日は楽しくなるといいな——



次回:女子3人、お風呂での出来事 霞SIDE——
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