8 / 124
第1章 二人三脚でエロレッスン
第8話 ③*
しおりを挟む
貴臣は直接俺に触れようとはしない。
それがなんだかもどかしかった。
もし貴臣が触ってくれたら、どんな気分になるんだろう。
いや、違う。これは先輩の為の特訓だった。
俺はうんといやらしいオナニーを先輩の前でもできるように、信頼できる弟の前でこうしてアドバイスをもらいながら恥ずかしい事をしているんだ。
そろそろ限界が近づいてきていた。
少しでも手の動きを早めたら、秒で射精する自信がある。
「たっ……かおみっ……」
「ん? そろそろイク?」
「う……ん……。おれっ、ちゃんといやらしい……っ、オナニー…できてるっ……?」
「できてますよ。兄さんは最高に可愛いです」
貴臣が笑いかけてくれて安堵する。
初めて出会った頃は、話しかけてもあんまり笑ってくれなかったんだっけ。
それなのに、今では俺とこんな秘密の特訓をしてくれているだなんて。
カウパーを指で掬って、それが出てきた箇所に塗り付けながらきつく握り夢中で腰を振った。
今は誰もいないし、声出していいですよ。
耳元でそう囁かれて、俺はまた貴臣を見つめ返した。
貴臣の瞳に、眉根を寄せてのぼせた男の顔が映っている。
俺は遠慮なしに喘ぎながら、目に涙を溜めた。腰が震えて、足の爪先まで全身に力が篭る。
粘度のある水同士がぶつかるような音が部屋いっぱいに響いた数秒後、弾けるように欲望を解き放った。
「あっ、やあ……っ、たかぉ……っ……! ……っ」
自分の腹や胸の上に、パタパタと白濁が散っていく。
目をギュッと閉じ、ひくんひくんっと体を痙攣させながらすべてを吐き出すと、頭がぼーっとして現実か夢か分からなくなった。
「……はっ、はぁっ……ふぁ……はぁ……ッ」
こんなにもオナニーで感じるだなんて。
声を思い切り出したからか、それとも貴臣に見られていたからか。
あまりにも気持ちよく吐精できたことに一種のカルチャーショックを覚え、後処理もしないまま、しばらくぐったりとした。
「兄さん」
目を開けると、貴臣の笑った顔が逆さまに見えた。
貴臣は俺の髪を梳いたり、額にかいた汗を拭ってくれている。
「お疲れ様でした。とても気持ち良さそうでしたね」
「うん……なんかすっごく……気持ちよかった……」
「問題ないですね。きっと先輩の前でも上手にできますよ。でも一つ。最後、俺の名前を呼んでましたね?」
「あ……ごめん、呼びたくなっちゃって」
「先輩の前でうっかり言わないように気をつけてくださいね。あとはここも弄る練習。それさえすれば、もう完璧ですよ」
熟れたいちごみたいに紅くなっている二つの突起を指差され、咄嗟に顔を伏せる。
何枚かティッシュを引き抜いてこちらに手渡してくれたので、後処理をした。
こうしてる瞬間の方がさっきよりも恥ずかしい。
冷静になってから、やっぱりおかしなことをしちゃったんじゃないかと思ったが、貴臣の態度は始める前と全く変わらなかったので不安が霧散していった。
「次に試すの、なにがいいかちゃんと考えておいてくださいね」
貴臣にそう言われ、俺はまた唇を噛んで頷いた。
それがなんだかもどかしかった。
もし貴臣が触ってくれたら、どんな気分になるんだろう。
いや、違う。これは先輩の為の特訓だった。
俺はうんといやらしいオナニーを先輩の前でもできるように、信頼できる弟の前でこうしてアドバイスをもらいながら恥ずかしい事をしているんだ。
そろそろ限界が近づいてきていた。
少しでも手の動きを早めたら、秒で射精する自信がある。
「たっ……かおみっ……」
「ん? そろそろイク?」
「う……ん……。おれっ、ちゃんといやらしい……っ、オナニー…できてるっ……?」
「できてますよ。兄さんは最高に可愛いです」
貴臣が笑いかけてくれて安堵する。
初めて出会った頃は、話しかけてもあんまり笑ってくれなかったんだっけ。
それなのに、今では俺とこんな秘密の特訓をしてくれているだなんて。
カウパーを指で掬って、それが出てきた箇所に塗り付けながらきつく握り夢中で腰を振った。
今は誰もいないし、声出していいですよ。
耳元でそう囁かれて、俺はまた貴臣を見つめ返した。
貴臣の瞳に、眉根を寄せてのぼせた男の顔が映っている。
俺は遠慮なしに喘ぎながら、目に涙を溜めた。腰が震えて、足の爪先まで全身に力が篭る。
粘度のある水同士がぶつかるような音が部屋いっぱいに響いた数秒後、弾けるように欲望を解き放った。
「あっ、やあ……っ、たかぉ……っ……! ……っ」
自分の腹や胸の上に、パタパタと白濁が散っていく。
目をギュッと閉じ、ひくんひくんっと体を痙攣させながらすべてを吐き出すと、頭がぼーっとして現実か夢か分からなくなった。
「……はっ、はぁっ……ふぁ……はぁ……ッ」
こんなにもオナニーで感じるだなんて。
声を思い切り出したからか、それとも貴臣に見られていたからか。
あまりにも気持ちよく吐精できたことに一種のカルチャーショックを覚え、後処理もしないまま、しばらくぐったりとした。
「兄さん」
目を開けると、貴臣の笑った顔が逆さまに見えた。
貴臣は俺の髪を梳いたり、額にかいた汗を拭ってくれている。
「お疲れ様でした。とても気持ち良さそうでしたね」
「うん……なんかすっごく……気持ちよかった……」
「問題ないですね。きっと先輩の前でも上手にできますよ。でも一つ。最後、俺の名前を呼んでましたね?」
「あ……ごめん、呼びたくなっちゃって」
「先輩の前でうっかり言わないように気をつけてくださいね。あとはここも弄る練習。それさえすれば、もう完璧ですよ」
熟れたいちごみたいに紅くなっている二つの突起を指差され、咄嗟に顔を伏せる。
何枚かティッシュを引き抜いてこちらに手渡してくれたので、後処理をした。
こうしてる瞬間の方がさっきよりも恥ずかしい。
冷静になってから、やっぱりおかしなことをしちゃったんじゃないかと思ったが、貴臣の態度は始める前と全く変わらなかったので不安が霧散していった。
「次に試すの、なにがいいかちゃんと考えておいてくださいね」
貴臣にそう言われ、俺はまた唇を噛んで頷いた。
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…
しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。
高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。
数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。
そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】 男達の性宴
蔵屋
BL
僕が通う高校の学校医望月先生に
今夜8時に来るよう、青山のホテルに
誘われた。
ホテルに来れば会場に案内すると
言われ、会場案内図を渡された。
高三最後の夏休み。家業を継ぐ僕を
早くも社会人扱いする両親。
僕は嬉しくて夕食後、バイクに乗り、
東京へ飛ばして行った。
寮生活のイジメ【社会人版】
ポコたん
BL
田舎から出てきた真面目な社会人が先輩社員に性的イジメされそのあと仕返しをする創作BL小説
【この小説は性行為・同性愛・SM・イジメ的要素が含まれます。理解のある方のみこの先にお進みください。】
全四話
毎週日曜日の正午に一話ずつ公開
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる