義兄弟で秘密のレッスン!

こすもす

文字の大きさ
44 / 124
第2章 ほんとの気持ちと隠したい気持ち

第44話 触り合いっこ*

しおりを挟む
「ほら。こんなにしてたら辛いだろ。いつも俺ばっかりだからさ」
「いえこれは、兄さんのレッスンですから、俺は……」
「見えないから、よくね?」
「え?」
「今ちょうど俺、アイマスクしてるし。貴臣が何してるのかなんて見えないし。だったらいいんじゃね? 貴臣が好きな友達には内緒だぞ?」

 これは、俺たちだけの秘密。
 俺も、先輩には内緒にしとくから。
 そう言っても、しばらく貴臣の反応はなかった。
 さすがに無理があっただろうか。
 こんなこと言って、笑われて却下されると思っていたら、貴臣は俺の手首の拘束を解いた。

「自分が何を言っているのか、分かってるんですか……!」

 切羽詰まったような声が聞こえた。
 そして自由になった俺の手首が捕われ、導かれるままにきゅっと握らされたのは、生々しいほどに脈打っている熱いもの。貴臣の昂ったものだった。

「あっ……⁈」

 火傷しそうなくらいに熱い。
 それは自分のよりも、少し大きい気がした。
 まさか直接握らされるだなんて。
 呼吸困難になりそう。

「すみません。実はずっと、兄さんの感じている姿を見て毎回こんな風になっていました。兄さんが悪いんですよ、どんどんエロい顔になって、エロい声を出して、俺を変な気分にさせるから」
「た、貴臣……」
「すみません、本当に。もう、我慢の限界です。俺も兄さんの、触ってもいいですか」
「えっ⁈」

 あっという間に、俺のペニスも貴臣の掌に包まれ、上下にしごかれた。
 根元から先端へ、何度も何度も。
 ずっとずっと、貴臣にされたいと思っていた行為。
 予想していたよりも何十倍も気持ち良くて嬉しくて、すぐに達しそうになるのを堪え、俺もその動きに合わせるように貴臣のものを愛撫した。
 
「あぁ、すごく変態なことをしていますね、兄弟で」
「んっ……も、だめ……っ」
「もう? もう少しだけ頑張ってください。せっかくなら、一緒にイきましょうよ」

 そんな風に言われても、体の内側からさざ波のように押し寄せる快楽に勝てる気がしない。
 すぐにイかないように、貴臣の服の裾をギュッと掴んだ。
 本当は、貴臣の顔が見たい。いまどんな顔して、俺に恥ずかしいことをされてるのか。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか? そのほかに外伝も綴りました。

クラスメイトの美少女と無人島に流された件

桜井正宗
青春
 修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。  高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。  どうやら、漂流して流されていたようだった。  帰ろうにも島は『無人島』。  しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。  男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

処理中です...