庶民の俺が金持ちグループに入ったら、完璧な御曹司になぜか異常に懐かれた【目線の先には。一織×千尋編】

綾波絢斗

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7 レセプションパーティ2

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「千尋さ~。そろそろ俺たちに慣れただろ?仲間なんだから名前呼ぶからな。みんなのこと呼んでみ?まさか、名前知らないとかないよね?」
高瀬くんがおどけた調子で言う。

「ちゃんと、覚えてるよ。り…陸。」
高瀬くんの顔を見ながら呼んだ。

「なんだ。わかってんじゃん。じゃ、俺は??」
料理を持ってきてくれた高宮くんが自分の名前を聞いてくる。

「ありがとう。か…海斗。」
俺は料理を受け取りながらお礼を言った。

「どーいたしまして。千尋くん。」
屈託のない笑顔で海斗は返事をしてくれた。


「みんな少し強引だから。ごめんね。」
一ノ瀬君はいつも心配してくれる。

「大丈夫。心配してくれてありがとう…湊。」

みんなの名前を呼ぶことがすごくくすぐったく感じてしまうけれど少し距離が近づいてきた感じが嬉しかった。

「みんなもそろってるね。」
声がした方に目をやった。

「斗真さん!」
湊が斗真さんと呼ばれる人のところに笑顔で駆け寄る。

隣にいるのが佐久間准教授っていうのはわかるけど…誰だろう?

「あっ。あれ、俺の兄貴。で、佐久間准教授は、一織の兄貴。」
海斗が教えてくれた。

「湊は小さいころから兄貴に懐いているからあんな感じなんだ。」

「なるほど…」
確かに斗真さんの笑顔はなんというか、兄弟愛を感じる優しい眼差しだ。

「みんなグループワークに慣れてきた?」
斗真さんが優しくみんなに聞く。

「僕と陸と海斗が同じ部屋で、一織と千尋が同じ部屋。」
湊が笑顔で返事をする。

「海斗はちゃんと部屋にいるんだよね?」
ときつめの質問をしても海斗は「まぁね~。」と適当に返事をしていた。

「そう言えば千尋はどう?一織と同室大丈夫?」
陸が聞いてきた。

「ん?今のところ大丈夫。と言うか、みんなは自分で料理しない?昨日もお腹すいたって言われてオムライス作って、今日はお腹がすいたって起こされたんだ。佐久間くんに」
と言った途端 佐久間准教授以外がこちらを向いて、

「「「「えっ!?」」」」
と驚いていた。

えっ?えっ?俺なんか変なこと言った?

「一織、千尋の料理食べてるんだ…」
驚きながら陸が話してくる。

「え??……うん。ニンジン苦手なのはわかったよ。食べてくれたけど。」

「ニンジン食った!?マジか?」海斗が本気で驚いている。

「一織の同室が千尋でよかった。」と安堵する湊。

「あいつが、これから迷惑かけるかもしれないがよろしく頼む。何かあったらすぐに連絡をしてくれ。あと、今度のゼミの出席は四宮と高瀬。2人も参加な。」

静かにしていた佐久間准教授が話してくれた。
佐久間准教授のゼミは人気で、人数制限もあり、特に高等部はなかなか入れてもらえない。

「先生!本当ですか!やった。うれしい。」
俺は嬉しくて飛び上がっていた。

その時、壇上が明るくなり、司会の人が進行を始めた。
壇上で挨拶に登壇したのは、なんと佐久間くんだった。まさか佐久間くんが登壇するとは思わなかったのでその姿に目を奪われてしまった。
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