15 / 101
15 プレゼント
しおりを挟む
イアンナ・ギ・アグは今すごい人気のお店だ。
香りを扱うお店で、このお店オリジナルの香水がある。
自分で香りを楽しむものもあるけれど、恋人同士で使う香りが人気らしい。
香水意外にも、アロマやオイルのもの、ローションタイプのものもあってバリエーション豊かで、確か紅茶なんかも取り揃えてるって言ってたかな…
限定品があるはずなんだけど…。
指定されている商品を探した。「あっ…やっぱり完売。」
人気って言うだけあるな……
それにしてもカップルが多くてびっくりする。
ひとりで来たのは間違いだったかな…。
他に色々な商品があるな…と思いながら店内を見回していると
「買えた?」と一織がやってきた。
「ごめっ……待たせた?」
悩みすぎて、一織をだいぶ待たせたのかと思った。
「いや。で、何買う予定だったの?」
「ん?えーっと。限定の」
「この、恋人と使うってやつ?」
「あっ。そうそう。でもさ、すごい人気なんだな。完売だって。」
完売のポップを見てから一織の顔をみたら、超絶不機嫌そうな顔の一織がいた。
「ど……どうした?俺何か変なこと言った??」
「……彼女と使うのを買いに来たってこと?」
少し傷ついているのか、驚いているのか…とりあえず、嬉しそうではないのがわかった。
「ち…違うよ!弟が欲しいって言ってたんだ!」
「弟…。」
「なになに?俺に彼女がいると思ってさみしくなった?いないよ。俺、そういうのあんまりわかんないから、いたことない。」
「……いたことないんだ。へぇ。」
「あっ!今、バカにしたろ!どうせ俺はモテませんよ~。」
「そんなことは思ってない。」
さっきまでの不機嫌そうな感じから一転、今度は機嫌がよさそう。
なんだ?一織の機嫌バロメーターの振れ幅が大きすぎて全然理解できない。
「あっ。そうだ。ここにさ、リラックスできるって香りがあったんだけど、一織、今日使う?」
恋人との夜に、緊張をほぐしてリラックスの効果があると書かれたポップを見て、一織は「え?俺と?」と確認してきた。
「ちょ…ちがっ…眠れないって言ってたからどうかなって思っただけだよ。それに、今日色々食材を買ってもらったから、お礼にと思って。」
俺は、慌てて言い訳してしまった。
その様子を見てクスッと笑うと、一織は俺が買おうとしたリラックスの香りの小瓶と、「甘い夜に」ってコンセプトの小瓶を手に取ってレジに向かってった。
その様子を見て、一織は俺の知らない誰かと使う予定があるんだって思った。
朝の「間違えた」と言った一織を思い出した。そして、ズキンとなる胸を抑えた
ズキン…え?なんで。よくわからない。
購入し終わり、「じゃ、帰ろう」と上機嫌な一織は言った。
一織の家…初めてなんだよな…。どんなとこ住んでるんだろ?
香りを扱うお店で、このお店オリジナルの香水がある。
自分で香りを楽しむものもあるけれど、恋人同士で使う香りが人気らしい。
香水意外にも、アロマやオイルのもの、ローションタイプのものもあってバリエーション豊かで、確か紅茶なんかも取り揃えてるって言ってたかな…
限定品があるはずなんだけど…。
指定されている商品を探した。「あっ…やっぱり完売。」
人気って言うだけあるな……
それにしてもカップルが多くてびっくりする。
ひとりで来たのは間違いだったかな…。
他に色々な商品があるな…と思いながら店内を見回していると
「買えた?」と一織がやってきた。
「ごめっ……待たせた?」
悩みすぎて、一織をだいぶ待たせたのかと思った。
「いや。で、何買う予定だったの?」
「ん?えーっと。限定の」
「この、恋人と使うってやつ?」
「あっ。そうそう。でもさ、すごい人気なんだな。完売だって。」
完売のポップを見てから一織の顔をみたら、超絶不機嫌そうな顔の一織がいた。
「ど……どうした?俺何か変なこと言った??」
「……彼女と使うのを買いに来たってこと?」
少し傷ついているのか、驚いているのか…とりあえず、嬉しそうではないのがわかった。
「ち…違うよ!弟が欲しいって言ってたんだ!」
「弟…。」
「なになに?俺に彼女がいると思ってさみしくなった?いないよ。俺、そういうのあんまりわかんないから、いたことない。」
「……いたことないんだ。へぇ。」
「あっ!今、バカにしたろ!どうせ俺はモテませんよ~。」
「そんなことは思ってない。」
さっきまでの不機嫌そうな感じから一転、今度は機嫌がよさそう。
なんだ?一織の機嫌バロメーターの振れ幅が大きすぎて全然理解できない。
「あっ。そうだ。ここにさ、リラックスできるって香りがあったんだけど、一織、今日使う?」
恋人との夜に、緊張をほぐしてリラックスの効果があると書かれたポップを見て、一織は「え?俺と?」と確認してきた。
「ちょ…ちがっ…眠れないって言ってたからどうかなって思っただけだよ。それに、今日色々食材を買ってもらったから、お礼にと思って。」
俺は、慌てて言い訳してしまった。
その様子を見てクスッと笑うと、一織は俺が買おうとしたリラックスの香りの小瓶と、「甘い夜に」ってコンセプトの小瓶を手に取ってレジに向かってった。
その様子を見て、一織は俺の知らない誰かと使う予定があるんだって思った。
朝の「間違えた」と言った一織を思い出した。そして、ズキンとなる胸を抑えた
ズキン…え?なんで。よくわからない。
購入し終わり、「じゃ、帰ろう」と上機嫌な一織は言った。
一織の家…初めてなんだよな…。どんなとこ住んでるんだろ?
78
あなたにおすすめの小説
【完結】ハーレムラブコメの主人公が最後に選んだのは友人キャラのオレだった。
或波夏
BL
ハーレムラブコメが大好きな男子高校生、有真 瑛。
自分は、主人公の背中を押す友人キャラになって、特等席で恋模様を見たい!
そんな瑛には、様々なラブコメテンプレ展開に巻き込まれている酒神 昴という友人がいる。
瑛は昴に《友人》として、自分を取り巻く恋愛事情について相談を持ちかけられる。
圧倒的主人公感を持つ昴からの提案に、『友人キャラになれるチャンス』を見出した瑛は、二つ返事で承諾するが、昴には別の思惑があって……
̶ラ̶ブ̶コ̶メ̶の̶主̶人̶公̶×̶友̶人̶キ̶ャ̶ラ̶
【一途な不器用オタク×ラブコメ大好き陽キャ】が織り成す勘違いすれ違いラブ
番外編、牛歩更新です🙇♀️
※物語の特性上、女性キャラクターが数人出てきますが、主CPに挟まることはありません。
少しですが百合要素があります。
☆第1回 青春BLカップ30位、応援ありがとうございました!
第13回BL大賞にエントリーさせていただいています!もし良ければ投票していただけると大変嬉しいです!
【BL】男なのになぜかNo.1ホストに懐かれて困ってます
猫足
BL
「俺としとく? えれちゅー」
「いや、するわけないだろ!」
相川優也(25)
主人公。平凡なサラリーマンだったはずが、女友達に連れていかれた【デビルジャム】というホストクラブでスバルと出会ったのが運の尽き。
碧スバル(21)
指名ナンバーワンの美形ホスト。自称博愛主義者。優也に懐いてつきまとう。その真意は今のところ……不明。
「絶対に僕の方が美形なのに、僕以下の女に金払ってどーすんだよ!」
「スバル、お前なにいってんの……?」
冗談?本気?二人の結末は?
美形病みホス×平凡サラリーマンの、友情か愛情かよくわからない日常。
※現在、続編連載再開に向けて、超大幅加筆修正中です。読んでくださっていた皆様にはご迷惑をおかけします。追加シーンがたくさんあるので、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
今日もBL営業カフェで働いています!?
卵丸
BL
ブラック企業の会社に嫌気がさして、退職した沢良宜 篤は給料が高い、男だけのカフェに面接を受けるが「腐男子ですか?」と聞かれて「腐男子ではない」と答えてしまい。改めて、説明文の「BLカフェ」と見てなかったので不採用と思っていたが次の日に採用通知が届き疑心暗鬼で初日バイトに向かうと、店長とスタッフ達とBL営業をして腐女子や腐男子たまに普通のお客様を喜ばせて!?ノンケBL初心者のバイトと同性愛者の店長のノンケから始まるBLコメディ
※ 不定期更新です。
陰キャな俺、人気者の幼馴染に溺愛されてます。
陽七 葵
BL
主人公である佐倉 晴翔(さくら はると)は、顔がコンプレックスで、何をやらせてもダメダメな高校二年生。前髪で顔を隠し、目立たず平穏な高校ライフを望んでいる。
しかし、そんな晴翔の平穏な生活を脅かすのはこの男。幼馴染の葉山 蓮(はやま れん)。
蓮は、イケメンな上に人当たりも良く、勉強、スポーツ何でも出来る学校一の人気者。蓮と一緒にいれば、自ずと目立つ。
だから、晴翔は学校では極力蓮に近付きたくないのだが、避けているはずの蓮が晴翔にベッタリ構ってくる。
そして、ひょんなことから『恋人のフリ』を始める二人。
そこから物語は始まるのだが——。
実はこの二人、最初から両想いだったのにそれを拗らせまくり。蓮に新たな恋敵も現れ、蓮の執着心は過剰なモノへと変わっていく。
素直になれない主人公と人気者な幼馴染の恋の物語。どうぞお楽しみ下さい♪
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
拾った異世界の子どもがどタイプ男子に育つなんて聞いてない。
おまめ
BL
召喚に巻き込まれ異世界から来た少年、ハルを成り行きで引き取ることになった男、ソラ。立派に親代わりを務めようとしていたのに、一緒に暮らしていくうちに少年がどタイプ男子になっちゃって困ってます。
✻✻✻
2026/01/10 『1.出会い』を分割し、後半部分を『2.引き取ります。』として公開しました。
僕、天使に転生したようです!
神代天音
BL
トラックに轢かれそうだった猫……ではなく鳥を助けたら、転生をしていたアンジュ。新しい家族は最低で、世話は最低限。そんなある日、自分が売られることを知って……。
天使のような羽を持って生まれてしまったアンジュが、周りのみんなに愛されるお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる