16 / 91
第二章 東京都区別対抗学戦祭編
第16話 地獄のトレーニング
しおりを挟む
「ブハァ~~~~~ハァハァ……」
息切れする太地。
『よし、もう一本いくぞ』
「……ハァハァ……ちょっと待って……休憩……」
『イヤイヤさっき休憩したろ。 ステータス、あんまり上がってねーぞー』
(く~~。ムカつくなぁ。覚えてろよ……)
有言実行中の太地。こんなに自主練で往復ダッシュするとは想像していなかったが。
『はい! 立って! いくぞ~ 3、2、1 ダッシュ!』
登校前の朝、お昼休み、下校時の夕方に月人考案のスペシャルトレーニングメニューを実施してから10日が過ぎた。
当然ステータスが劇的に変化するはずも無い。
『よ~し!夕方のメニュー終了だ! 帰って飯だな』
「……了……解……」
3日坊主という言葉があるが、今の太地には全く問題なさそうだ。まだまだやる気がみなぎっている。
「夕食終わった後、またあれを試してみよう!」
『オッケー!いいぜ!』
* * *
食事を終えて部屋に戻ってきた二人。
立った姿勢で太地が右腕を伸ばす。左手を右手肘あたりに添えて姿勢を整える。目を閉じてゆっくり集中力を高めていく。
月人は太地と重なるほどの近い距離を保つ……
……
……
パッと目を開けて、太地が唱える。
「possession …… type “arm”」
その瞬間、ブワッと月人が太地に吸い込まれる。
「……ッックソッ!落ち着け!」
太地の身体全体がプルプルと震えだす。どうやら月人が乗っ取り過ぎた様だ。
『もう少し右腕に意識を向けてみろ! 右腕のみリンクさせるイメージだ』
「グォォ……」
『もう少し! 堪えろ!』
太地の意識の中で月人が叫ぶ。
……!!!
ピクリと右腕が動いた。
「月人……腕を動かせるか……?」
『もう少しだ! もう少しでいける!』
ババババッ!
右腕が猛烈なスピードで動き出す。
太地の表情はというと、額はびっしょりと汗をかき、目は見開き、歯を食いしばって何かに堪えている様だ。
『あと15分! 頑張れ』
「うおお!!!」
……
そしてなんとか目標時間の30分をクリアした。
部分的にpossession することになんとか成功した二人だった。
「ハァハァ……クソォ……まだダメだな……」
『上出来じゃね~か?30分持てば十分だろ?』
「簡単にできて、余裕で意識を他にも向けられないと実戦では使えないって、月人もわかっているんでしょ? 終わった後だけじゃなくて、乗っ取られている最中も必死だよ」
『そうだなぁ~。もっといい方法を考える必要があるよなぁ……まぁ改善はできると思うぞ』
そして二人でまた念話での話し合いが始まる。これもトレーニングだ。
現状でBloody Codeになんらかの刺激を与えて質を高める方法はわかっていない。
しかし、確実に言えることは念話や乗っ取りといったことを日常で行うことで太地の身体に意識の「慣れ」が生じるはず。
二人の結論であった。
そして、念話だと、うるさいと早紀子に怒られる心配もない。
そして議論は続く。
「あの時、月人はどういう状況なの? 僕の身体の外に出られる感じ?」
『……出れそうな気がするなぁ。 俺の右腕と太地の右腕が重ならなくてもpossessionできそうだったな。 おそらくローダーの身体の一部分ということが、それを可能にするんだろうな……』
「うん……僕もそう思うな。 身体全体を意識する『全乗っ取り』と身体の一部分を意識する『部分乗っ取り』とでは、エンドサーフェイスを介して伝わり続けるBloody Code の数量的なもの、若しくは効率的なものが変わってくるんじゃないかな……」
『それがつまりBloody Codeの質の向上に繋がったということだな!』
「イエス!」
ここ数日、太地と月人は自分達なりに仮説を立てては実験を試みるという身体的にかなりハードなやり方で進めていた。
それはアイドルとローダー間の可能性を探りつつ、繰り返すことの慣れによる太地のステータスの数値アップにも繋がることになった。
そして更に10日程、時間が経過した……
* * *
9月24日 放課後––
太地と月人は青川区の総合運動公園に来ていた。時間が遅いせいか周囲に人の姿はなかった。
「ふう~~」
目を閉じたまま、スーッと息を吐いてまた息を吸う。
呼吸が整ってきた……
「月人、やるよ!」
太地が声をかける。
『おう!』
「「possession…… type “arm”」」
ブワッと太地の前髪が一瞬浮き上がって、ゆっくりと降りてくる。
カッと見開いた太地の目が明らかにいつもの太地と印象が違っていた。
「目力」という表現では足りない何か……
そう、月人だ……
しかし月人は太地の右肩付近にいる。かぶる位置ではなく1mほど離れて浮いている。
それなのに、月人の鋭い眼差しが太地の目に宿しているのは明らかだった。
そして太地が右腕に意識を向ける。
右腕の雰囲気が変わった。まるで何かを帯びているかのような、触れると弾き飛ばされそうな、そんな強さを感じる。
月人が真剣な眼差しで前方30m先のフラッグに狙いをつけている。
両足は肩幅よりやや広めで、若干腰を落とす。
右肩を後ろへ引き左肩は前へ出す。そして左腕はフラッグに向かってまっすぐに伸ばす。
右手は握りこぶしを作って掌を上に向け、右腕を曲げてゆっくり後ろへ引いていく。
空手の正拳突きを繰り出す寸前のような構えだ。
しかし右腕が放ったのは突きではなく、ライフルの弾だった。
ドン!!
太地(月人)がくり出した右ストレートは大きな音と共に30m先のフラッグを直撃し、吹っ飛ばした。
更にそのままの状態で太地は機敏に動いてみた。防御姿勢や蹴りなど右腕以外の身体とのバランスを一つ一つ確認するかのように。
しかし、その動きは決して格闘家のそれではなく、あくまで太地の動きを多少良くした程度のモノだった。
時間はすでに1時間を経過していたが太地はまだpossessionを持続していた。
そして、その十分後、やっと解放したのだった。
「フゥ~。疲れた~」
座り込む太地。
『大分精度が上がってきたな。もう武器としては問題ないだろう』
月人が珍しく褒める。
『ただ……、右腕が完全に孤立しているな。身体の他のパーツと全く動きが合わない。新しいダンスかと思ったぞ』
上げてから落とす月人。しかし太地は気にもしない。
「そうなんだよなぁ。 僕のステータスの低さと今の月人では差がありすぎて、連続的な動きがなかなかできない。」
『まぁ、追い追い解決していけるとは思うぜ。今は素直に大砲の完成と一時間超えのpossessionを喜ぼうぜ!』
「……そうだね。帰って夕食食べよう! もう腹減っててやばい!」
『よ~し!せっかくだからここから自宅までランニングな』
「……まじ? 勘弁してよ……」
《シンクロ率 25%》
息切れする太地。
『よし、もう一本いくぞ』
「……ハァハァ……ちょっと待って……休憩……」
『イヤイヤさっき休憩したろ。 ステータス、あんまり上がってねーぞー』
(く~~。ムカつくなぁ。覚えてろよ……)
有言実行中の太地。こんなに自主練で往復ダッシュするとは想像していなかったが。
『はい! 立って! いくぞ~ 3、2、1 ダッシュ!』
登校前の朝、お昼休み、下校時の夕方に月人考案のスペシャルトレーニングメニューを実施してから10日が過ぎた。
当然ステータスが劇的に変化するはずも無い。
『よ~し!夕方のメニュー終了だ! 帰って飯だな』
「……了……解……」
3日坊主という言葉があるが、今の太地には全く問題なさそうだ。まだまだやる気がみなぎっている。
「夕食終わった後、またあれを試してみよう!」
『オッケー!いいぜ!』
* * *
食事を終えて部屋に戻ってきた二人。
立った姿勢で太地が右腕を伸ばす。左手を右手肘あたりに添えて姿勢を整える。目を閉じてゆっくり集中力を高めていく。
月人は太地と重なるほどの近い距離を保つ……
……
……
パッと目を開けて、太地が唱える。
「possession …… type “arm”」
その瞬間、ブワッと月人が太地に吸い込まれる。
「……ッックソッ!落ち着け!」
太地の身体全体がプルプルと震えだす。どうやら月人が乗っ取り過ぎた様だ。
『もう少し右腕に意識を向けてみろ! 右腕のみリンクさせるイメージだ』
「グォォ……」
『もう少し! 堪えろ!』
太地の意識の中で月人が叫ぶ。
……!!!
ピクリと右腕が動いた。
「月人……腕を動かせるか……?」
『もう少しだ! もう少しでいける!』
ババババッ!
右腕が猛烈なスピードで動き出す。
太地の表情はというと、額はびっしょりと汗をかき、目は見開き、歯を食いしばって何かに堪えている様だ。
『あと15分! 頑張れ』
「うおお!!!」
……
そしてなんとか目標時間の30分をクリアした。
部分的にpossession することになんとか成功した二人だった。
「ハァハァ……クソォ……まだダメだな……」
『上出来じゃね~か?30分持てば十分だろ?』
「簡単にできて、余裕で意識を他にも向けられないと実戦では使えないって、月人もわかっているんでしょ? 終わった後だけじゃなくて、乗っ取られている最中も必死だよ」
『そうだなぁ~。もっといい方法を考える必要があるよなぁ……まぁ改善はできると思うぞ』
そして二人でまた念話での話し合いが始まる。これもトレーニングだ。
現状でBloody Codeになんらかの刺激を与えて質を高める方法はわかっていない。
しかし、確実に言えることは念話や乗っ取りといったことを日常で行うことで太地の身体に意識の「慣れ」が生じるはず。
二人の結論であった。
そして、念話だと、うるさいと早紀子に怒られる心配もない。
そして議論は続く。
「あの時、月人はどういう状況なの? 僕の身体の外に出られる感じ?」
『……出れそうな気がするなぁ。 俺の右腕と太地の右腕が重ならなくてもpossessionできそうだったな。 おそらくローダーの身体の一部分ということが、それを可能にするんだろうな……』
「うん……僕もそう思うな。 身体全体を意識する『全乗っ取り』と身体の一部分を意識する『部分乗っ取り』とでは、エンドサーフェイスを介して伝わり続けるBloody Code の数量的なもの、若しくは効率的なものが変わってくるんじゃないかな……」
『それがつまりBloody Codeの質の向上に繋がったということだな!』
「イエス!」
ここ数日、太地と月人は自分達なりに仮説を立てては実験を試みるという身体的にかなりハードなやり方で進めていた。
それはアイドルとローダー間の可能性を探りつつ、繰り返すことの慣れによる太地のステータスの数値アップにも繋がることになった。
そして更に10日程、時間が経過した……
* * *
9月24日 放課後––
太地と月人は青川区の総合運動公園に来ていた。時間が遅いせいか周囲に人の姿はなかった。
「ふう~~」
目を閉じたまま、スーッと息を吐いてまた息を吸う。
呼吸が整ってきた……
「月人、やるよ!」
太地が声をかける。
『おう!』
「「possession…… type “arm”」」
ブワッと太地の前髪が一瞬浮き上がって、ゆっくりと降りてくる。
カッと見開いた太地の目が明らかにいつもの太地と印象が違っていた。
「目力」という表現では足りない何か……
そう、月人だ……
しかし月人は太地の右肩付近にいる。かぶる位置ではなく1mほど離れて浮いている。
それなのに、月人の鋭い眼差しが太地の目に宿しているのは明らかだった。
そして太地が右腕に意識を向ける。
右腕の雰囲気が変わった。まるで何かを帯びているかのような、触れると弾き飛ばされそうな、そんな強さを感じる。
月人が真剣な眼差しで前方30m先のフラッグに狙いをつけている。
両足は肩幅よりやや広めで、若干腰を落とす。
右肩を後ろへ引き左肩は前へ出す。そして左腕はフラッグに向かってまっすぐに伸ばす。
右手は握りこぶしを作って掌を上に向け、右腕を曲げてゆっくり後ろへ引いていく。
空手の正拳突きを繰り出す寸前のような構えだ。
しかし右腕が放ったのは突きではなく、ライフルの弾だった。
ドン!!
太地(月人)がくり出した右ストレートは大きな音と共に30m先のフラッグを直撃し、吹っ飛ばした。
更にそのままの状態で太地は機敏に動いてみた。防御姿勢や蹴りなど右腕以外の身体とのバランスを一つ一つ確認するかのように。
しかし、その動きは決して格闘家のそれではなく、あくまで太地の動きを多少良くした程度のモノだった。
時間はすでに1時間を経過していたが太地はまだpossessionを持続していた。
そして、その十分後、やっと解放したのだった。
「フゥ~。疲れた~」
座り込む太地。
『大分精度が上がってきたな。もう武器としては問題ないだろう』
月人が珍しく褒める。
『ただ……、右腕が完全に孤立しているな。身体の他のパーツと全く動きが合わない。新しいダンスかと思ったぞ』
上げてから落とす月人。しかし太地は気にもしない。
「そうなんだよなぁ。 僕のステータスの低さと今の月人では差がありすぎて、連続的な動きがなかなかできない。」
『まぁ、追い追い解決していけるとは思うぜ。今は素直に大砲の完成と一時間超えのpossessionを喜ぼうぜ!』
「……そうだね。帰って夕食食べよう! もう腹減っててやばい!」
『よ~し!せっかくだからここから自宅までランニングな』
「……まじ? 勘弁してよ……」
《シンクロ率 25%》
0
あなたにおすすめの小説
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結保証】科学で興す異世界国家 ~理不尽に死んだ技術者が、「石炭」と「ジャガイモ」で最強を証明する。優秀な兄たちが膝を折るまでの建国譚~
Lihito
ファンタジー
正しいデータを揃えた。論理も完璧だった。
それでも、組織の理不尽には勝てなかった。
——そして、使い潰されて死んだ。
目を覚ますとそこは、十年後に魔王軍による滅亡が確定している異世界。
強国の第三王子として転生した彼に与えられたのは、
因果をねじ曲げる有限の力——「運命点」だけ。
武力と経済を握る兄たちの陰で、継承権最下位。後ろ盾も発言力もない。
だが、邪魔する上司も腐った組織もない。
今度こそ証明する。科学と運命点を武器に、俺のやり方が正しいことを。
石炭と化学による国力強化。
情報と大義名分を積み重ねた対外戦略。
準備を重ね、機が熟した瞬間に運命点で押し切る。
これは、理不尽に敗れた科学者が、選択と代償を重ねる中で、
「正しさ」だけでは国は守れないと知りながら、
滅びの未来を書き換えようとする建国譚。
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
チート魅了スキルで始まる、美少女たちとの異世界ハーレム生活
仙道
ファンタジー
リメイク先:「視線が合っただけで美少女が俺に溺れる。異世界で最強のハーレムを作って楽に暮らす」
ごく普通の会社員だった佐々木健太は、異世界へ転移してして、あらゆる女性を無条件に魅了するチート能力を手にする。
彼はこの能力で、女騎士セシリア、ギルド受付嬢リリア、幼女ルナ、踊り子エリスといった魅力的な女性たちと出会い、絆を深めていく。
【1/20本編堂々完結!】自力で帰還した錬金術師の爛れた日常
ちょす氏
ファンタジー
「この先は分からないな」
帰れると言っても、時間まで同じかどうかわからない。
さて。
「とりあえず──妹と家族は救わないと」
あと金持ちになって、ニート三昧だな。
こっちは地球と環境が違いすぎるし。
やりたい事が多いな。
「さ、お別れの時間だ」
これは、異世界で全てを手に入れた男の爛れた日常の物語である。
※物語に出てくる組織、人物など全てフィクションです。
※主人公の癖が若干終わっているのは師匠のせいです。
ゆっくり投稿です。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
勘当された少年と不思議な少女
レイシール
ファンタジー
15歳を迎えた日、ランティスは父親から勘当を言い渡された。
理由は外れスキルを持ってるから…
眼の色が違うだけで気味が悪いと周りから避けられてる少女。
そんな2人が出会って…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる