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第二章 東京都区別対抗学戦祭編
第18話 メンバー編成臨時試験01
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青一高総合体育館は他校の規模を一回り大きくしたような建物だった。空調もしっかり効いていて、太地がいる第三高の体育館とは大違いである。
「爺や」
「はい、ただいま」
ガラガラ!
爺やが体育館の引きを開ける。
『ここまで金かけているなら自動ドアだろ普通』
月人のいつものツッコミ。
権田成美が中へ入っていく。後を追うように太地も。最後にクルミが楽しそうに。
「みなさん!ご機嫌麗しゅう~」
ザワザワしている。
「あいつか……」
「そんなにすごいのかよ……」
「なんか普通の子よね……」
否定的な声が色々と聞こえる。
『すごい人の数だな。そんな注目されるべきことか?』
「100人は余裕でいるね……関係者とメンバー集めて欲しいとは言ったけど、ギャラリーまで呼ぶとは……まぁその程度でよかったか。」
(しかしやりにくいなぁ……これから誰か吹っ飛ばすのに……)
何人か生徒が権田の周りに集まってきた。
そしてイケメンで長身のナイスガイが話しかける。
「お嬢!お疲れ~。この子が噂の六条君?」
「そうですわ! 六条太地さんですわ」
ナイスガイがそのまま太地のもとへ歩み寄る。
「初めまして。六条君。第一高三年の葛城聖司だ。よろしくね!」
眩しすぎるほどの爽やかさ。
絵に描いたようなできる人で、モテる人で、憎まれない人だ。
「初めまして。六条太地です。本日はお時間いただき、ありがとうございます」
太地が丁寧に挨拶する。
「あはは。すごく丁寧な子ね。可愛くていいんじゃない? 私は東雲あかり。よろしく~」
「よろしくお願いします!」
「まだメンバーと決まったわけではない。彼の実力を確かめてからだ。話はそれからだろ」
和んだ空気にドスンと鏡慎二が重い釘を刺す。
……
周囲が静まり返る。
「まぁまぁ、そんなに力まないで気楽に行こうよ!」
再び葛城聖司が場を和ませる。
「で、お嬢はここからどうするつもりなんだ? 気の済むように進めてくれよ。俺たち今日は観る側だからさ」
権田成美が軽く頷く。そして一歩前へ出て館内全員に向けて話し始める。
「ア~ア~、マイク、マイク……みなさま、本日集まっていただいた理由はすでにご存知かと思われますわ。今年の色祭りに出場するメンバー5名に関して、我、権田成美はこちらの青三高二年生、六条太地さんを推薦いたしますわ!」
館内が騒つく。
「あの噂本当だったの?」
「第三が第一に勝てるわけないだろ……」
「高校はともかく、アイツ見た目も弱そうじゃん……」
「お静かに!」
館内が静まり返る。
『すげ~迫力だな。お嬢』
「うん。さすがエースだね」
「過去の2大会共に全ての区立で第一高校からメンバーは選出されておりますわ。そして例外なく今回も他の区はそうなるでしょう。我々青川区以外は」
「彼、六条太地さんはもともと格闘競技のみの参加を想定しておりましたわ。しかし、今の私の考えでは全ての競技に出場する中心メンバーとして参加していただくことが青川区チームにとって最良と考えておりますわ!」
ザワザワと驚きとが混ざり合った反応だ……
その中には太地も含まれていた。
(なんで全ての競技に参加することになってるの! それはみんながいい気しないでしょ!)
焦る太地とどうでも良さそうな月人。
「もちろん、今から行うシンプルで明快な試験を行ってその結果次第、ということですわ」
成美が振り返って合図を送る。
「爺や!吉田をここへ!」
「かしこまりました。お嬢様」
太地の前にスーツを着たゴツい男が現れた。権田財閥が雇っているボディーガードだろう。
『全身筋肉でできた鋼の肉体って感じだな』
月人が明らかに楽しそうだが、太地は結構ビビっている。
それは当然である。たかが一ヶ月に満たない時間、トレーニングしたからといって、太地の肉体に大きな変化などない。普通の高校生だ。
「吉田は以前SOGの特殊部隊に所属していて、ワタクシのお父様がスカウトなさったのよ。実力は十分ですわ!」
「ですわ~!」
(クルミちゃん……そんなに楽しい状況じゃないんだよ~)
「おいおい、お嬢。いくら実力の証明が必要だからって、これはちょっとやばいだろ。俺たち高校生が束になっても勝てない様な強すぎるレベルを相手に選んでも参考にならんだろ。」
(葛城先輩ありがとうございます!)
心から感謝する太地。横目でみる月人。
「ねえ、これさ、六ちゃんが死んじゃったらやばくない? ムキムキマッチョとヒョロヒョロボーイじゃ勝負にならんでしょ~」
東雲あかりが指摘する。
『ヒョロヒョロボーイだってよ! 最高だなアイツ!』
ウケる月人。太地はその通りと考えている様だ。顔に余裕がない。
「大丈夫ですわ!」
「六条太地!ワタクシはあなたの力を信じているのですわ!」
「成美先輩……」
何故か太地の実力を信じて疑わない権田成美。
「いいこと吉田!手加減したら承知しないのですわ!」
「了解しました。お嬢様」
(その一言いらね~よ!! やばい……どうしよう……)
焦りと緊張が頂点に達する太地。目の前には吉田という巨大な壁が立ちはだかっている。
……
『お前……父親を探しに行くんだろ? こんなの屁でもねーだろ。 もっとやばい敵がお前を殺しにくるかもしれねーんだぞ』
「あ……」
『これまでやってきたことをやれば一瞬だ。 見た目に騙されるな。お前はもっとやばいから安心しろ。お前より強いやつはここにはいね~よ。』
「月人……」
『太地、お前が怖くて何もできね~なら、俺が全身憑依してぶっ飛ばしてやる。お前がやれるって言うなら、これまで練った作戦通りに動けばそれで相手はぶっ飛ぶ』
「……」
『やるか? やらね~か?』
太地の表情が変わった。スイッチが入ったようだ。
「月人、ありがとう。アイツをぶっ飛ばすよ」
ニヤリと笑いながら頷く月人。
向かい合う太地と吉田。3mほどの距離があるものの、太地には1mもないくらいに感じられる吉田の強いプレッシャー。
権田成美が二人の間に立つ。
体育館全体に緊張が走る。誰も話をしようとしない。
空気が張り詰める。
右手を真っ直ぐに天井に向かって上げる権田成美。そこから勢いよく地面に振り下ろす。
「始め!!!」
太地がバックステップで距離を取る。
吉田はその場を動かずに隙のないファイティングポーズをとっている。
(冷静になれ。呼吸を整えろ……)
動かない吉田。太地を警戒しているわけでない。弱い相手を完璧に狩る準備はもうできたようだ。
ゆっくりと間合いを詰める吉田。
館内の緊張感がピークに達したその瞬間、太地と月人の口が微かに動く……
「「possession…… type “arm”」」
ブワっと太地の前髪が浮き上がり、ゆっくりと降りてくる。
「……なんですのあれは……目の輝きが違いますわ。そしてあの右腕……」
太地の変化を逃さずに目に留めようとする権田成美。
「あれですわ!お姉さま! でも、あの時のハンサム太地とは少し違うのですわ……」
興奮と戸惑いを隠せないクルミ。
吉田が前進を止めた。未知なる危険を感じたのだ。
太地が構える。ゆっくりと左腕を吉田に突き出し照準を定める。右腕を後ろへゆっくりと引いた。
右肩、頭、左肩、左手、そして吉田まで一直線上に繋がった。
『装填完了だ、太地』
「あぁ……いくぞ!」
……
「「 ライフル 」」
ドーン!!!!
「ッッ!!!!!」
瞬間的に吉田の身体が真後ろへ吹っ飛んだ。
「……」
壁に直撃して立てない。どうやら強い衝撃で気絶しているようだ。
(……え? 何ですの?)
状況に理解が追いつけない権田成美。いや会場にいた誰もが口をあんぐりと開いている。
ゆっくりと右手を下ろす太地。
「フゥ~。終わった」
『やったな……』
「うん。ありがとう、月人」
パーン!
周りの人間には聞こえない、二人にだけに届くハイタッチの音が館内に響き渡った。
「爺や」
「はい、ただいま」
ガラガラ!
爺やが体育館の引きを開ける。
『ここまで金かけているなら自動ドアだろ普通』
月人のいつものツッコミ。
権田成美が中へ入っていく。後を追うように太地も。最後にクルミが楽しそうに。
「みなさん!ご機嫌麗しゅう~」
ザワザワしている。
「あいつか……」
「そんなにすごいのかよ……」
「なんか普通の子よね……」
否定的な声が色々と聞こえる。
『すごい人の数だな。そんな注目されるべきことか?』
「100人は余裕でいるね……関係者とメンバー集めて欲しいとは言ったけど、ギャラリーまで呼ぶとは……まぁその程度でよかったか。」
(しかしやりにくいなぁ……これから誰か吹っ飛ばすのに……)
何人か生徒が権田の周りに集まってきた。
そしてイケメンで長身のナイスガイが話しかける。
「お嬢!お疲れ~。この子が噂の六条君?」
「そうですわ! 六条太地さんですわ」
ナイスガイがそのまま太地のもとへ歩み寄る。
「初めまして。六条君。第一高三年の葛城聖司だ。よろしくね!」
眩しすぎるほどの爽やかさ。
絵に描いたようなできる人で、モテる人で、憎まれない人だ。
「初めまして。六条太地です。本日はお時間いただき、ありがとうございます」
太地が丁寧に挨拶する。
「あはは。すごく丁寧な子ね。可愛くていいんじゃない? 私は東雲あかり。よろしく~」
「よろしくお願いします!」
「まだメンバーと決まったわけではない。彼の実力を確かめてからだ。話はそれからだろ」
和んだ空気にドスンと鏡慎二が重い釘を刺す。
……
周囲が静まり返る。
「まぁまぁ、そんなに力まないで気楽に行こうよ!」
再び葛城聖司が場を和ませる。
「で、お嬢はここからどうするつもりなんだ? 気の済むように進めてくれよ。俺たち今日は観る側だからさ」
権田成美が軽く頷く。そして一歩前へ出て館内全員に向けて話し始める。
「ア~ア~、マイク、マイク……みなさま、本日集まっていただいた理由はすでにご存知かと思われますわ。今年の色祭りに出場するメンバー5名に関して、我、権田成美はこちらの青三高二年生、六条太地さんを推薦いたしますわ!」
館内が騒つく。
「あの噂本当だったの?」
「第三が第一に勝てるわけないだろ……」
「高校はともかく、アイツ見た目も弱そうじゃん……」
「お静かに!」
館内が静まり返る。
『すげ~迫力だな。お嬢』
「うん。さすがエースだね」
「過去の2大会共に全ての区立で第一高校からメンバーは選出されておりますわ。そして例外なく今回も他の区はそうなるでしょう。我々青川区以外は」
「彼、六条太地さんはもともと格闘競技のみの参加を想定しておりましたわ。しかし、今の私の考えでは全ての競技に出場する中心メンバーとして参加していただくことが青川区チームにとって最良と考えておりますわ!」
ザワザワと驚きとが混ざり合った反応だ……
その中には太地も含まれていた。
(なんで全ての競技に参加することになってるの! それはみんながいい気しないでしょ!)
焦る太地とどうでも良さそうな月人。
「もちろん、今から行うシンプルで明快な試験を行ってその結果次第、ということですわ」
成美が振り返って合図を送る。
「爺や!吉田をここへ!」
「かしこまりました。お嬢様」
太地の前にスーツを着たゴツい男が現れた。権田財閥が雇っているボディーガードだろう。
『全身筋肉でできた鋼の肉体って感じだな』
月人が明らかに楽しそうだが、太地は結構ビビっている。
それは当然である。たかが一ヶ月に満たない時間、トレーニングしたからといって、太地の肉体に大きな変化などない。普通の高校生だ。
「吉田は以前SOGの特殊部隊に所属していて、ワタクシのお父様がスカウトなさったのよ。実力は十分ですわ!」
「ですわ~!」
(クルミちゃん……そんなに楽しい状況じゃないんだよ~)
「おいおい、お嬢。いくら実力の証明が必要だからって、これはちょっとやばいだろ。俺たち高校生が束になっても勝てない様な強すぎるレベルを相手に選んでも参考にならんだろ。」
(葛城先輩ありがとうございます!)
心から感謝する太地。横目でみる月人。
「ねえ、これさ、六ちゃんが死んじゃったらやばくない? ムキムキマッチョとヒョロヒョロボーイじゃ勝負にならんでしょ~」
東雲あかりが指摘する。
『ヒョロヒョロボーイだってよ! 最高だなアイツ!』
ウケる月人。太地はその通りと考えている様だ。顔に余裕がない。
「大丈夫ですわ!」
「六条太地!ワタクシはあなたの力を信じているのですわ!」
「成美先輩……」
何故か太地の実力を信じて疑わない権田成美。
「いいこと吉田!手加減したら承知しないのですわ!」
「了解しました。お嬢様」
(その一言いらね~よ!! やばい……どうしよう……)
焦りと緊張が頂点に達する太地。目の前には吉田という巨大な壁が立ちはだかっている。
……
『お前……父親を探しに行くんだろ? こんなの屁でもねーだろ。 もっとやばい敵がお前を殺しにくるかもしれねーんだぞ』
「あ……」
『これまでやってきたことをやれば一瞬だ。 見た目に騙されるな。お前はもっとやばいから安心しろ。お前より強いやつはここにはいね~よ。』
「月人……」
『太地、お前が怖くて何もできね~なら、俺が全身憑依してぶっ飛ばしてやる。お前がやれるって言うなら、これまで練った作戦通りに動けばそれで相手はぶっ飛ぶ』
「……」
『やるか? やらね~か?』
太地の表情が変わった。スイッチが入ったようだ。
「月人、ありがとう。アイツをぶっ飛ばすよ」
ニヤリと笑いながら頷く月人。
向かい合う太地と吉田。3mほどの距離があるものの、太地には1mもないくらいに感じられる吉田の強いプレッシャー。
権田成美が二人の間に立つ。
体育館全体に緊張が走る。誰も話をしようとしない。
空気が張り詰める。
右手を真っ直ぐに天井に向かって上げる権田成美。そこから勢いよく地面に振り下ろす。
「始め!!!」
太地がバックステップで距離を取る。
吉田はその場を動かずに隙のないファイティングポーズをとっている。
(冷静になれ。呼吸を整えろ……)
動かない吉田。太地を警戒しているわけでない。弱い相手を完璧に狩る準備はもうできたようだ。
ゆっくりと間合いを詰める吉田。
館内の緊張感がピークに達したその瞬間、太地と月人の口が微かに動く……
「「possession…… type “arm”」」
ブワっと太地の前髪が浮き上がり、ゆっくりと降りてくる。
「……なんですのあれは……目の輝きが違いますわ。そしてあの右腕……」
太地の変化を逃さずに目に留めようとする権田成美。
「あれですわ!お姉さま! でも、あの時のハンサム太地とは少し違うのですわ……」
興奮と戸惑いを隠せないクルミ。
吉田が前進を止めた。未知なる危険を感じたのだ。
太地が構える。ゆっくりと左腕を吉田に突き出し照準を定める。右腕を後ろへゆっくりと引いた。
右肩、頭、左肩、左手、そして吉田まで一直線上に繋がった。
『装填完了だ、太地』
「あぁ……いくぞ!」
……
「「 ライフル 」」
ドーン!!!!
「ッッ!!!!!」
瞬間的に吉田の身体が真後ろへ吹っ飛んだ。
「……」
壁に直撃して立てない。どうやら強い衝撃で気絶しているようだ。
(……え? 何ですの?)
状況に理解が追いつけない権田成美。いや会場にいた誰もが口をあんぐりと開いている。
ゆっくりと右手を下ろす太地。
「フゥ~。終わった」
『やったな……』
「うん。ありがとう、月人」
パーン!
周りの人間には聞こえない、二人にだけに届くハイタッチの音が館内に響き渡った。
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