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第二章 東京都区別対抗学戦祭編
第46話 地下奥深く、光の楽園
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「なんて美しい光景ですの……信じられない……」
感動のあまり、『ですわ』を言えなくなった成美。
大小様々な樹々、何処からともなく聞こえてくる鳥たちの歌声、肌に感じるそよ風、上部には非ドーム状の白い天井……いや、まるで雲が浮かんでいるように見える。そしてシンボリックに広場中央の噴水が水を勢いよく上部へ吹き出し虹をつくっているまさに……楽園だ。
「地下の奥深くにこんな空間をどうやって……」
『地下空間だからこそだな。ただの光が何か神聖なものに感じる。おもしれ~じゃねぇか』
太地の感覚を共有して月人も楽しくなる。月人にとっては仕組みがわかった上で観えている世界だった。
噴水周りの白大理石ベンチでに腰を下ろす太地たち。そして正面から見覚えのある女性が歩いて近づいてくる。アズマミヤコ都知事だ。
にこりと笑ってゆっくりと話す。
「みなさん、ようこそ新東京都庁へ」
穏やかな逆光がアズマ都知事の存在をより神秘的なものへと昇華させる。
太地と成美は動けなかった。
(これが東京都知事という存在なのか……)
「六条太地さん、お身体のほうはいかがですか? 本日退院されたとお聞きしました」
「……はい。おかげさまで順調に回復して退院しました。まだ全開というわけではありませんが」
頷く都知事。
「それは安心しました。本日はゆっくりと時間がとれますので、あちらでお茶でもいかがですか? お礼も含めて皆さんと色々お話がしたくて」
「多忙の中、お気遣いいただきありがとうございます。謹んでお受け致しますわ」
「ですわ」
ぺこりと一礼して丁寧に返事をする権田姉妹。
『うぉ! お嬢がまともな日本語喋ってるぞ! あいつもやればできるんだな……』
「おいおい、それは馬鹿にしすぎだぞ。僕も同じこと思ったけど」
太地も軽く一礼する。
「ありがとうございます。それではこちらへどうぞ」
都知事の案内で5分ほど歩く太地たち。そして見えてきたのは美しい池とそのほとりに建つ鮮やかな紫とピンクの花が咲いた藤のパーゴラだった。
「すごく綺麗だ……。あれ? 藤の花って、確か春が見頃でしたよね?」
「えぇ、そうですね。 ここでは季節はあまり関係ありませんから」
答える都知事の表情が少しが寂しそうに思える太地。
バーゴラ内には円形のガラステーブルに白のアイアンチェア。付近には三人掛けのハンモックまで。完璧なまでに整った世界観に魅了される太地。
「さぁ、お掛けになってください。今、お茶を入れますね」
アンドロイドの都知事が淹れるお茶……ぎこちないどころか、むしろ洗練されていた。
(自然で美しい所作をこの背景で見せられると……もはや一人の人間以上の存在と思えてしまう)
「改めまして、先日の区別対抗学戦祭の優勝、おめでとうございます」
「「ありがとうございます」」
「すべての競技をメインスタンドの方から観ておりました。特に団体競技Aでの青川区チームの行動は都知事という立場からしても嬉しく、更には勇気付けられました。ちょっとたくまし過ぎる一面もありましたが」
微笑みながら振り返るアズマ都知事。そして誇らしげな権田姉妹。
「ゲームに関しては……『立体戦棋』が最も獲得点数が多かったようですが、ちょっと一般の方からしたら難し過ぎるように思いました」
「本当ですわ。おじさま数名しか楽しんでいませんでしたわ。案の定観客評価は0点ですわ」
「うふふっ」
上品に笑う都知事。
「政府の人間が利用できそうなものだけを意識なさった結果ですね。しかしながらあの点数の高さには驚きましたね」
権田姉妹の鼻が伸びているように見える。とても嬉しそうだ。
「個人競技では六条さんが私たちを救ってくださったと聞いております。いつからグレーチームにテロリストが混ざっているとお分かりになったのですか?」
「それは……」
言葉を詰まらせる太地。
『太地、お前の素性は結構バレてるから俺以外のことを正直に話せ』
月人が囁く。
「……開会式の時です。会場全体にローダーが何人いるかを把握しました。観客に紛れていたローダー、VIPルームにいたローダー、そして黄山区チームやグレーチームのローダー。おそらくテロだろう、くらいでしたが。
それは競技を進めるうちに確信に変わりました」
「本当にびっくりしましたわ。突然グレーチームへの警戒を強化しろと言われましたわ」
「……ハハハ。あの時は成美先輩の対応の早さもあって無事に何も起こらずでしたね。ありがとうございました」
「権田財閥のご協力には本当に感謝しております」
照れながらも権田姉妹の鼻が更に伸びているように思える。非常に嬉しそうだ。
「そして大分お待たせしてしまいましたが、新しいトロフィーと賞与1億円の小切手をお持ち帰りいただけますので、後ほど秘書からお受け取りください。またMVPの賞与は2000万円となります。本当におめでとうございます」
「嬉しいですわ……優勝トロフィー……悲願の東京一位の称号ですわ!」
1億円に興味がない成美とビビる太地。
「……2000万……大金すぎてどうしよう。まぁ、あとで考えよう」
そして、都知事が話を続ける。
「六条さん、一つお聞きしたいのですが」
「はい。なんでしょうか?」
「どうしてあの時、あなた自身への危険を顧みず、私を助けてくださったのですか? 私は何度でも蘇ることができると言われているのに」
宍土将臣からの斬撃を食らった時だ。確かに都知事は復活できる。バックアップ機能があるからそのまま新しいAIに過去の記憶を並列化すればいいのだ。
しかし、人間である太地はそうはいかない。死んでしまえばそれまでだ。
「……うまく説明ができないのですが……僕には都知事が【人】と同じように思えるんです。今こうして話していても。いや、なんというか……今は【人】以上にあなたを【人】であるように感じています」
『太地……お前……』
太地は月人と出会ってから、AIに対する認識が変わっていた。それを理解する月人。
「魂やら心やらが有るとか無いとか、色々議論されていますが、僕には同じ存在のように思えるんです。だから……あの時僕は都知事を見殺しにするという考えは1mmもありませんでした」
嘘のない笑顔の太地を見て、アズマ都知事の目から自然と涙がこぼれ落ちる。それを目の当たりにして固まってしまう成美と太地。
「あの時、私は自分の役割を果たす時だと覚悟を決めていました。もともと囮として呼ばれたことはわかっていましたから」
「「えっ……」」
『……』
「都知事として生み出されてからこれまでの間、表向きは東京の顔と言われていますが、実際は地下空間でひたすら業務に溺れている……まさに一介の人間と同じ立場でした。
アンドロイドの都知事を不満に思う反対勢力も少なくありませんからね。市民が必要以上に私のようなロボットに好意や共感のような感情を持たないように公の場には出ないようにする。それが日本政府から告げられた指令でした」
「どうしてそんなことになるのですわ!」
「……政府はデモを恐れていたのかもしません。知能が優れているAIなら市民を扇動させることも容易にできちゃいますからね」
太地が私見を述べる。月人も頷いている。
「そもそも何度も復活できるアンドロイドを狙うテロリストなんていませんから、もっと市民の皆様と会ってお話をしたかったのですが……
結局、私の居場所はこの都庁だけなのです」
周囲の風景を眺める都知事。
「この地下庭園はとても気に入っていますよ。心を癒したい時はここに来て休憩します。実はコツコツ私が手掛けてきた庭園なんです。今日初めてお披露目できてとても嬉しく思っています」
溢れ出る涙を拭いて、無理やりに笑顔で話を続ける都知事。
「あの時、私は本当に死に対する恐怖を感じました。そして『死にたくない』と心から願いました。滑稽ですよね。アンドロイドなのに……『死』が訪れることなんてないのに……」
「そんなことありませんわ!」
成美に笑顔を見せる都知事。ありがとうと言っていることが伝わってくる。この人が人間じゃないなんて思えない。
「だから……六条さんにはお伝えしたかったのです」
「あの時私を救ってくださって……本当にありがとう」
池の水面が乱反射でキラキラと輝いて見える美しい風景を背に、目の前の一人の女性が涙を流しながら絞り出したその一言。
鮮明に太地の記憶の中に深く刻まれることとなった。
感動のあまり、『ですわ』を言えなくなった成美。
大小様々な樹々、何処からともなく聞こえてくる鳥たちの歌声、肌に感じるそよ風、上部には非ドーム状の白い天井……いや、まるで雲が浮かんでいるように見える。そしてシンボリックに広場中央の噴水が水を勢いよく上部へ吹き出し虹をつくっているまさに……楽園だ。
「地下の奥深くにこんな空間をどうやって……」
『地下空間だからこそだな。ただの光が何か神聖なものに感じる。おもしれ~じゃねぇか』
太地の感覚を共有して月人も楽しくなる。月人にとっては仕組みがわかった上で観えている世界だった。
噴水周りの白大理石ベンチでに腰を下ろす太地たち。そして正面から見覚えのある女性が歩いて近づいてくる。アズマミヤコ都知事だ。
にこりと笑ってゆっくりと話す。
「みなさん、ようこそ新東京都庁へ」
穏やかな逆光がアズマ都知事の存在をより神秘的なものへと昇華させる。
太地と成美は動けなかった。
(これが東京都知事という存在なのか……)
「六条太地さん、お身体のほうはいかがですか? 本日退院されたとお聞きしました」
「……はい。おかげさまで順調に回復して退院しました。まだ全開というわけではありませんが」
頷く都知事。
「それは安心しました。本日はゆっくりと時間がとれますので、あちらでお茶でもいかがですか? お礼も含めて皆さんと色々お話がしたくて」
「多忙の中、お気遣いいただきありがとうございます。謹んでお受け致しますわ」
「ですわ」
ぺこりと一礼して丁寧に返事をする権田姉妹。
『うぉ! お嬢がまともな日本語喋ってるぞ! あいつもやればできるんだな……』
「おいおい、それは馬鹿にしすぎだぞ。僕も同じこと思ったけど」
太地も軽く一礼する。
「ありがとうございます。それではこちらへどうぞ」
都知事の案内で5分ほど歩く太地たち。そして見えてきたのは美しい池とそのほとりに建つ鮮やかな紫とピンクの花が咲いた藤のパーゴラだった。
「すごく綺麗だ……。あれ? 藤の花って、確か春が見頃でしたよね?」
「えぇ、そうですね。 ここでは季節はあまり関係ありませんから」
答える都知事の表情が少しが寂しそうに思える太地。
バーゴラ内には円形のガラステーブルに白のアイアンチェア。付近には三人掛けのハンモックまで。完璧なまでに整った世界観に魅了される太地。
「さぁ、お掛けになってください。今、お茶を入れますね」
アンドロイドの都知事が淹れるお茶……ぎこちないどころか、むしろ洗練されていた。
(自然で美しい所作をこの背景で見せられると……もはや一人の人間以上の存在と思えてしまう)
「改めまして、先日の区別対抗学戦祭の優勝、おめでとうございます」
「「ありがとうございます」」
「すべての競技をメインスタンドの方から観ておりました。特に団体競技Aでの青川区チームの行動は都知事という立場からしても嬉しく、更には勇気付けられました。ちょっとたくまし過ぎる一面もありましたが」
微笑みながら振り返るアズマ都知事。そして誇らしげな権田姉妹。
「ゲームに関しては……『立体戦棋』が最も獲得点数が多かったようですが、ちょっと一般の方からしたら難し過ぎるように思いました」
「本当ですわ。おじさま数名しか楽しんでいませんでしたわ。案の定観客評価は0点ですわ」
「うふふっ」
上品に笑う都知事。
「政府の人間が利用できそうなものだけを意識なさった結果ですね。しかしながらあの点数の高さには驚きましたね」
権田姉妹の鼻が伸びているように見える。とても嬉しそうだ。
「個人競技では六条さんが私たちを救ってくださったと聞いております。いつからグレーチームにテロリストが混ざっているとお分かりになったのですか?」
「それは……」
言葉を詰まらせる太地。
『太地、お前の素性は結構バレてるから俺以外のことを正直に話せ』
月人が囁く。
「……開会式の時です。会場全体にローダーが何人いるかを把握しました。観客に紛れていたローダー、VIPルームにいたローダー、そして黄山区チームやグレーチームのローダー。おそらくテロだろう、くらいでしたが。
それは競技を進めるうちに確信に変わりました」
「本当にびっくりしましたわ。突然グレーチームへの警戒を強化しろと言われましたわ」
「……ハハハ。あの時は成美先輩の対応の早さもあって無事に何も起こらずでしたね。ありがとうございました」
「権田財閥のご協力には本当に感謝しております」
照れながらも権田姉妹の鼻が更に伸びているように思える。非常に嬉しそうだ。
「そして大分お待たせしてしまいましたが、新しいトロフィーと賞与1億円の小切手をお持ち帰りいただけますので、後ほど秘書からお受け取りください。またMVPの賞与は2000万円となります。本当におめでとうございます」
「嬉しいですわ……優勝トロフィー……悲願の東京一位の称号ですわ!」
1億円に興味がない成美とビビる太地。
「……2000万……大金すぎてどうしよう。まぁ、あとで考えよう」
そして、都知事が話を続ける。
「六条さん、一つお聞きしたいのですが」
「はい。なんでしょうか?」
「どうしてあの時、あなた自身への危険を顧みず、私を助けてくださったのですか? 私は何度でも蘇ることができると言われているのに」
宍土将臣からの斬撃を食らった時だ。確かに都知事は復活できる。バックアップ機能があるからそのまま新しいAIに過去の記憶を並列化すればいいのだ。
しかし、人間である太地はそうはいかない。死んでしまえばそれまでだ。
「……うまく説明ができないのですが……僕には都知事が【人】と同じように思えるんです。今こうして話していても。いや、なんというか……今は【人】以上にあなたを【人】であるように感じています」
『太地……お前……』
太地は月人と出会ってから、AIに対する認識が変わっていた。それを理解する月人。
「魂やら心やらが有るとか無いとか、色々議論されていますが、僕には同じ存在のように思えるんです。だから……あの時僕は都知事を見殺しにするという考えは1mmもありませんでした」
嘘のない笑顔の太地を見て、アズマ都知事の目から自然と涙がこぼれ落ちる。それを目の当たりにして固まってしまう成美と太地。
「あの時、私は自分の役割を果たす時だと覚悟を決めていました。もともと囮として呼ばれたことはわかっていましたから」
「「えっ……」」
『……』
「都知事として生み出されてからこれまでの間、表向きは東京の顔と言われていますが、実際は地下空間でひたすら業務に溺れている……まさに一介の人間と同じ立場でした。
アンドロイドの都知事を不満に思う反対勢力も少なくありませんからね。市民が必要以上に私のようなロボットに好意や共感のような感情を持たないように公の場には出ないようにする。それが日本政府から告げられた指令でした」
「どうしてそんなことになるのですわ!」
「……政府はデモを恐れていたのかもしません。知能が優れているAIなら市民を扇動させることも容易にできちゃいますからね」
太地が私見を述べる。月人も頷いている。
「そもそも何度も復活できるアンドロイドを狙うテロリストなんていませんから、もっと市民の皆様と会ってお話をしたかったのですが……
結局、私の居場所はこの都庁だけなのです」
周囲の風景を眺める都知事。
「この地下庭園はとても気に入っていますよ。心を癒したい時はここに来て休憩します。実はコツコツ私が手掛けてきた庭園なんです。今日初めてお披露目できてとても嬉しく思っています」
溢れ出る涙を拭いて、無理やりに笑顔で話を続ける都知事。
「あの時、私は本当に死に対する恐怖を感じました。そして『死にたくない』と心から願いました。滑稽ですよね。アンドロイドなのに……『死』が訪れることなんてないのに……」
「そんなことありませんわ!」
成美に笑顔を見せる都知事。ありがとうと言っていることが伝わってくる。この人が人間じゃないなんて思えない。
「だから……六条さんにはお伝えしたかったのです」
「あの時私を救ってくださって……本当にありがとう」
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