世界を破滅させる聖女は絶賛引き籠り中です

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神代の創世記

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「ここがメルク遺跡ですかぁ。」
「そうだ、エルザーム王国にある遺跡の中でも最も古いと言われている。」
エルザの呟きに答えたのは巨漢の斧戦士のジョーだった。
ジョーは見かけに寄らず知的であり、パーティ内で一番遺跡関連に詳しく、その知識量は膨大の一言に尽きる。
また、戦闘における戦術を考えたり、パーティの運営などもジョーが担ってるというから驚きだ。
……絶対、何も考えない脳筋戦士だと思っていたよ。ゴメンね。
それを知ったときのエルザは、その思いを外へ出さずコッソリと頭の中で謝罪していたものだった。
「何でもこの遺跡を年代鑑定すると10万年以上前のものだという結果が出ている。」
「まさか、そんな事……。」
ジョーの言葉に思わず驚愕の声を上げる。
「ん、分かるのか?……まぁ、ここが見つかる前までは一番古いもので約3千年前のものだったからな。そこから研究が進んで、古代に栄えたロストテクノロジーを持つ文明が発祥したのは、約1万年前と言うのが定説だった。しかしこの遺跡が発見された後かなりの混乱が起きたんだ。中には鑑定結果が間違っているという者も出てきてな……。」
普段は無口なジョーが、遺跡のことになると饒舌になるのが面白く、また、エルザが知らないことを多く語ってくれるため、ここに来るまでの間はずっとジョーにひっついているエルザだった。
「それで結局どうなったのですか?」
 エルザが興味を持つのが満更でもないのか、ただ単に語りたいだけなのかは分からないが、作業をしながらもエルザの質問に答えてくれる。
「鑑定結果が間違いで、だけど古いことには間違い無く、古代文明の発症は2万~3万年前だと考えを改め、この遺跡はその頃のものだと言う派閥と、古代文明より以前、超古代文明ともいうべきものが神代の時代に存在した、神話は事実を告げていると言う派閥に分かれて言い争っているよ。前者は考古学の権威と言われるお偉方が中心で、後者は神殿の関係者が多いな。」
「へぇー。それでジョーさんはどっちだと思います?」
煮立ってきた鍋からお玉で少し掬い一口なめてみる……うん、いい感じ。
「さぁな。鑑定結果が間違っているとは思わないが、今までの調査で判明した部分だけ見れば、古代文明時代のものとの相似性が高いからな。」
「じゃぁ、実は古代文明は10万年前に発祥していて、それからずっと栄えていたとか?」
「それはないな。3千年前と千年前の遺跡を見比べても様式がかなり違うんだ。10万年近くも続く文明というのも有り得ないが、様式が変わらずずっと同じであり続けると言うのは考えられん。」
「んーと、じゃぁ10万年前に超古代文明があったとして、古代文明の人たちは、この遺跡を見つけて修復した、とか?」
「ふむ、面白いな。その考えはなかったぞ。そうなると遺跡の構造からして………。」
エルザの考えに刺激されたのか、何やらぶつぶつ言いながら考え出すジョー。
……作業、完全に止まっちゃったけどいいのかな?

この遺跡にたどり着いたのが今朝方早い時間で、早速調査をと乗り出したまでは良かったが、未調査地点にたどり着いたところで、ジョーが立ち止まり床や壁を丹念に調べ始めてしまった。
何を調べているかと訪ねても、難しいことをいうだけで動こうとしないので、ジェイク達はトラップがないか調べてくると言って別の場所へと移動してしまったのだ。
エルザはついて行っても足手まといになるので、ジョーの様子を見つつ野営の準備をするといって残ることになり、食事の支度をしつつ、暇つぶしがてらにジョーの蘊蓄を聞いていたのだ。
「はぁ、少し暇になってしまいました。」
食事も出来上がり、野営のためのテントも用意ができている。後は皆が帰ってくるのを待つだけなのだが、いつ戻ってくるかが分からない。
良い暇つぶしの相手だったジョーはぶつぶつ言いながら考えに没頭しているため、呼びかけても返事がない。
エルザは近くの壁に手を触れながら、以前教えて貰った神代の時代のことに思いを馳せる。

その昔、神々がこの地におわした頃……。
大地は栄え、森は豊かな恵みで潤い、神々は天界と地上、そして闇の冥府を往き来していたという。
広い地上で、優雅に暮らしていた神々だったが、ある時、神々の間で小さな諍いが起きる。
その元になったのは本当に些細な出来事。
ある神が、隣に住む神の地に生えている林檎を欲しがった事が始まりだった。
最初は快く分け与えていた神も、次第にその要求と態度が大きくなっていくのにつれて、とうとうキレてしまう。
小さな神同士の諍いは周りを巻き込み段々と大きくなっていく。
その事を憂いた大神様は争いを止めるために力を貸して欲しいと、夜を司る女神様に御願いをする。
心優しき夜の女神は、平和のためにと大神様に力を貸すが、実は大神様はこの期に周りの神様を力付くで従えようともくろんでいたのでした。
そんなことを知らない女神様は、惜しみなく力を振るっていきます。
夜の女神様が大神様に騙されていると気付いたのは、仲の良かった豊穣の女神様を、そうと知らずに手をかけてしまった後でした。
夜の女神様は訴えます。何故この様なことを、平和のためでは無かったのか、と。
それに対して大神様は言います。平和のためだとも。周りを見るが良い、既に逆らう神は居なくなり儂のいうことを聞く神だけが残ったのだと。これが平和でなくてなんというのだと。
しかし夜の女神様はそうは思えません。実り豊かな大地は衰え、荒れ果て、滅ぼされた神々の怨念から生まれた魔性のものが生を喰らい蔓延っています。
女神様は叫びます。そうじゃない、こんなのが平和であるはずがない、と。
そんな女神様に大神様は言います。これは全ておまえがやったのだ、と。
女神様は叫んで飛び出していきます。こんなはずじゃなかった、と。
女神様は大地に顔を埋め泣き暮らします。
心穏やかに安らぐ夜は、司る夜の女神様の支えを牛練ってしまい、恐怖に怯える闇の世界へと変わっていきます。
優しき夜の時間が恐怖の闇の時間におきかわり、女神様の涙が枯れる頃には、女神様は一つの決意をします。
こんな世界は間違っている。間違いは正さなくてはならない。それをするのが私の役目であり贖罪なのだと。
心優しい女神様はもう居ません。そこにいるのは、裏切られ、世界を憎むことしかできなくなった破壊神でした………。

「『創世記最終章:神々の終焉』の一説だね。よく知ってるね。」
急に声をかけられて、我に返るエルザ。
「えっ、私今声に出してました?」
「うん、小さな声だったけどね。急に呟きだしたから何事かと思ったけど、ついつい聞き惚れたよ。」
「エルザの意外な一面を見ちゃったわ。」
「あぁ、あれほど淀みなく諳んじられるのは、高位の神官だけじゃないか?」
「えっと、あの………。」
ジョーだけではなく、いつの間にか戻ってきていたジェイクたちも聴いていたらしい。
エルザは恥ずかしさで頬を赤く染める。
「と、とりあえず、皆戻ってきたのなら食事にしよっ。ねっ、ねっ。」
エルザは誤魔化すかのように食事の支度を始めるのだった。

「そういえば、あの後ってどうなるんだっけ?」
スープを飲み干したジュリアがそんなことを言い出す。
「あの後って?」
「ほら、さっきの女神様の話。実は私よく知らないのよ。」
「あ、うん。破壊神になった女神様はね。その力を持ってして大神様を滅ぼしちゃうの。その後は神が居るから世界が歪むのだ、と言って手当たり次第に神々を滅ぼし始めるのね。神々だけじゃなく、神々に眷属として創られた人間や亜人、精霊達、皆等しく滅びの道へと誘うのよ。そして最後にはね、もっとも仲が良く信頼していた暁の女神様の手によって、地の底深くへと封じられちゃうの。」
「なんか悲しい結末だね。」
「うん、私もそう思う。それからね、恐怖の破壊神を封じた暁の女神様は、生き残った神々と人々を集めて、もう一度やり直そうと言うの。そして人々が、神々が居なくても立派に暮らしていけるまで見守った後残った神々共々姿を消した、と言われているの。」
「それが私達の御先祖様ってこと?」
「いいや、違うね。」
ジュリアの問いにジョーが答える。
「それは古代文明時代の人々の御先祖様と考えるべきだろう。神殿に語り継がれている『新創世記』にも似たようなことがかかれているからな。」
「新創世記?」
「あぁ、古代文明の発祥を記したもので、その中には神に去られた後、いかにして文明を発展させていったかというようなことが記されている。そして、神に近づこうとして様々な技術を発展させ、神の奇跡の力を再現しようとしていた、とある。」
「神々の奇跡に等しい力……それがロストテクノロジー?」
「あくまで定説ってだけで、実際の所は分からないな。」
「……ま、それは良いとして、何か分かったか?」
少ししんみりとした雰囲気を変えるかのように、ジェイクが話題を変えてくる。
「あぁ、詳しいことは専門家に任せるとして、俺達に関することに絞っていえば、この遺跡には地下がある。」
ジョーがきっぱりとそう告げる。
「マジかよ。だけど昼間回った限りでは、地下への入り口なんてどこにも見あたらなかったぞ。」
「たぶん何らかのギミックが仕掛けられているんだろう。明日はそのつもりで調査しないと。」
「任せておけ。どんな仕掛けでも見破ってみせるぜ。」
ジョーとは対照的な、小柄のジョブが大きく張った胸を叩く。
……あ、なんかジョブさんの声初めて聞いた気がする。
何か一緒にいても気配が薄というか、その場にいるのを忘れそうになるのだ。
その事をジュリアに言ってみると、彼は職業上常日頃から気配を消すようにしているから、気にしなくて良いと言われた。
何となく気にはなるが、ジュリアがいうなら間違いないだろうと、気にしないことにするのだった。

翌日……。
ジェイク達は二手に分かれて遺跡の仕掛けを探すことに専念する。キャンプを張った場所から左側をジェイクとジョブ、右側をジュリアとジョーが担当することにした。
エルザは好きにして良いと言われたので、今はジュリアとジョーのチームと一緒に行動している。
「ねぇねぇ、地下への入り口を見つけたら、私たちが第一発見者ってことになるのよね。手つかずの遺跡……お宝の予感しかしないわ。」
最初こそ、そう言ってテンション高く張り切っていたジュリアだったが、さすがに3時間以上も何も見つけられずにいると、口数も少なくなってくる。
「ねぇ、本当に地下なんてあるの?」
「ある。俺の見立てに間違いがなければ、少なくとも7階層以上は深く続いているはずだ。」
「それって、もうダンジョンじゃない?」
「あぁ、そうだな。……場合によっては、出直す必要もあるな。」
遺跡の探索とダンジョンでは似ているようでいて、その実全く別物だ。特に必要な装備や道具に違いが出てくる。だからジョーの言うとおり、地下が見つかってもダンジョンの様になっているのなら、装備を調えて出直さないと自殺行為と何ら代わりがない。
そんな心配をあざ笑うかのように、その後数時間かけて探し回ったが地下への入り口はおろか変わった仕掛けの一つも見つけることは出来なかった。

……それから三日。
ジェイクたちのパーティは、探す場所を交代したり、チーム編成を入れ替えたりしながらの遺跡内をくまなく探し回ったが、ついに地下への入り口を見つけることは出来なかった。
「結局見つからなかったな。」
「………絶対に有るはずなんだがなぁ。」
「でも今日帰らないと期日に遅れるわ。そうなったら依頼失敗で元も子もないわよ。」
「……そうだな、取りあえず文句の出ない程調べ尽くしたんだ。これ以上の調査は必要ないだろう。」
ジェイクがリーダーとして結論を出す。それでこの後の方針が決まった。
エルザは野営に使っていた道具を片づけ始めると、ジュリアが手伝いながら話しかけてくる。
「ごめんね、なんか最後グダグダになっちゃって。」
「いいえ、いい経験になりましたから。それに割と楽しかったですよ。」
エルザはそう言ってにっこり笑う。
街へ戻って報酬の銅貨15枚を受け取れば、この人たちともお別れ……。そう考えると少し寂しく思えるほどには、この5日は楽しかったのだ。
まぁ、追加報酬は期待できそうにないけどね、とエルザはそっとため息を吐く。
エルザとしても、この先に未発見の遺跡亜あるのであれば見てみたかったというのが本音だ。
もし今後地下への道が発見されたとしても、エルザの今のランクでは遺跡調査の許可が下りないだろう。そしてこの遺跡に戻ってこられる時が来た時にはあらかた調べつくされた後になるだろう。
そう考えると残念な気持ちで一杯になる。だからつい呟いてしまうのだった。
「最後に、もう一度だけあそこを見てみたいなぁ……。」
「ん?エルザ、どこが見たいって?」
エルザの呟きを聞き咎めたジュリアが訊ねてくる。
「あ、ううん、何でもないの。ただ、帰る前にあの礼拝堂みたいなところをもう一度見れたらなぁって。」
「そうね、あそこは綺麗だったものね。……よし、行ってみようか?」
「いいの?時間ないんでしょ?」
「大丈夫、大丈夫。それくらいの時間は余裕だって。……ジェイク、いいよね?」
「あぁ、ここは俺たちがやっておくから、すぐ戻ってくるならいいぞ。」
「……俺もついていく。」
「そうだな、何もないと思うが女二人だけだと心配だな……ジョー、悪いが頼む。」
ジョーはジェイクに頷くと、エルザとジュリアの前に立ち歩き出す。
「まぁ、エルザにとっては、次の機会なんてないだろうと思っているんだろうな。」
三人の背中を見送りながらジェイクはそう呟く。
エルザは臨時雇いの荷物運びポーターだ。街へ帰れば報酬を渡してそれでさよならという関係でしかない。
本音を言えばこのままパーティに加入したい気持ちはある。
ただ自分たちはもうすぐCランクに昇格しようとしているパーティだ。
Cランクになれば受けることのできる依頼も多くなり行動の自由度が広がる。
そこにFランクの新人が加入すればどうなる?パーティーランクはパーティー内の人員の冒険者ランクと実績によって決まるのだ。ここでエルザが加入すれば、目の前にあるCランク昇格が遠のくのは明らかであり、パーティリーダーとしてはそのような選択をすることは出来ない。
「まぁ、仕方がないよな。せめて、ギリギリまで好きにさせてやるよ。」
エルザの望みを叶えたのは、後ろめたさからくる食材の気持ちの表れだったのかもしれない。きっとジュリアも同じような事を思っていたのだろうと思う。

もし、この後起きることをジェイクが知っていれば、許可なんか出さなかったに違いない。
しかし神であっても先の事を見通すことが出来ないのに、ただの人間であるジェイクにそんなことが判る筈もなく、結果として、この先ジェイクは深い後悔に悩まされることになるのだった。
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