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ランカ
しおりを挟む………売れとかいうなら本気でガンツさん、殴る!
そう考えているとガンツさんが少し慌てた様子で否定して来た。
「違うぞ?…白金貨はそいつをテイムした事による報酬だ。…神獣をテイムなんざぁ来た事ねぇし………そいつの抜け毛でいいから寄越してくれればすげぇ防具が出来るからな。先行投資って奴だな」
ガンツさんは腕を組んでうんうんと顔を縦に振り、白金貨の説明をしてくれた。
「全くややこしい説明してるんじゃないよ」
サーシャさんがスッパーーンといい音を立てガンツさんを叩いた。
「いっった!何す………ごめんなさい」
叩かれたガンツさんは頭を抱えサーシャさんに抗議しようとしたが、サーシャさんに睨まれ謝った。
その後もランカに関する事、街中での注意点………ランカの抜け毛について等々話し込み、終わったのは夕食時になり、ガンツさんの奢りでみんなでご飯を食べる事になりました。
……ナルスも回復し目が覚めてランカを見て襲って来たけど返り討ちで再び気絶し、食事処までサーシャさんに片足を持って引きずられボロボロになり矛先が私に来たけどスルーしているとサーシャさんに怒られて軽く泣き出したりと、とても楽しい夕食でした。
………………え~、人間食が珍しかったのか、単純に美味しかったのか、ランカが店にあった食材をほとんど食べ、お会計が金貨7枚と相成りました。
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