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同行者2
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翌朝、再びガンツさんの部屋に呼ばれサーシャさんの出してくれたお菓子とお茶をのんびりいただいていた。
「おっそいですね~。ミチルさん」
「……お茶とお菓子美味しいから一撃で許す」
「あ…殴りはするんですね…」
ガンツさんの部屋に呼ばれてすでに2時間ほど経っているので少しイラついている。
サーシャさんが出してくれたお菓子が終われそうになった時、ガンツさんがやってきた。
「おっっすー!来てるな二人とも……ぶはぁ!」
「…人の事待たせといてそのテンションはなんですかねぇ~。…ギルドマスター?」
「……すまん。…グヘ」
イラッとする入室をしてきたので待たせた分を含めて一発殴った。
そこにサーシャさんがやってきてガンツさんを踏んだ。
「お待たせしたな。二人とも。…せっかくきてくれたのだがまだ息子がクエストから戻ってない。クエストは終えたと知らせが届いているのだが……ふぅ~。あいつは残念な事にこの馬鹿に似てしまってな。恐らく帰り際にナンパでもしているのだろう」
「グフ!」
ナンパでもしているのだろう…… その言葉と同時にサーシャさんは足蹴にしているガンツさんに蹴りを入れた。
……その時のサーシャさんの目は…タイヘンオソロシカッッタデス。
そんなこんなで昼時までクエストの詳細、報酬、役割の最終確認をしてちょうどお昼時になったのでご飯を食べに行こうと言う話になりみんなで部屋を出た。
「…にしてもあの馬鹿息子は何してんだか!」
「なんか色々大変ですね。サーシャさん。……なんならこのまま3人でいちゃいますか?サーシャさんがいれば護衛十分そうだし、海の修業にもなりそうだし…精神の」
「…なんか最後、聞き逃してはいけない言葉を言いませんでした?ミチルさん」
「ん?なんのことかな?」
ゴブリンに襲われれば精神の修業にもなりそうだなぁと思いぼそりと声に出したけど聞こえてたかな?
「………言っときますけど僕は男ですからね」
「 HaHaHa!そのゴブリンにこの街に来る時襲われてたのは誰だったかなぁ」
「うっ!思い出させないでくださいよ!」
「!!」
階段を下りながら喋って海のいる後ろを向きと私達の様子を微笑ましく見ているサーシャさんを見てときめいた。
「…ミチルさん?」
「なっ!なんでもない!」
そんな様子の私を不思議に思った海の声で正気に戻り駈け出すように階段を下りた。
「困ります!ギルドマスターがお待ちですから速く行ってください!」
「えぇ~。いいじゃん。一緒にランチに行こうよ~。俺、お腹減ってるんだよね~。でもさ、ひとりで食べるのってなんか寂しいじゃん?だからさ…ね?」
一階に降りると目の前の受付でギルドの受付嬢をナンパしているいよ~にキラキラした奴がいた。
突然入ってきた光景にただ呆然としていた私達の後ろからサーシャさんが降りてきた。
「どうした?二人とも………」
「あ、サーシャさん。…あれ…」
海がサーシャさんの問いかけに答え、ナンパ男を指差すと一転、般若の様な顔になったサーシャさんがドカドカとナンパ男に近づいた。
近づいて来る人物に気がついたナンパ男がサーシャさんを見ると驚愕の顔をし何か言おうとした。
「…!ち、ちが!これは…ブゲラ!」
「言い訳無用!この馬鹿息子が!」
全てを言い終える前にサーシャさんの華麗なる一撃がナンパ男を殴り倒した。
………ん?……息子?……
「おっそいですね~。ミチルさん」
「……お茶とお菓子美味しいから一撃で許す」
「あ…殴りはするんですね…」
ガンツさんの部屋に呼ばれてすでに2時間ほど経っているので少しイラついている。
サーシャさんが出してくれたお菓子が終われそうになった時、ガンツさんがやってきた。
「おっっすー!来てるな二人とも……ぶはぁ!」
「…人の事待たせといてそのテンションはなんですかねぇ~。…ギルドマスター?」
「……すまん。…グヘ」
イラッとする入室をしてきたので待たせた分を含めて一発殴った。
そこにサーシャさんがやってきてガンツさんを踏んだ。
「お待たせしたな。二人とも。…せっかくきてくれたのだがまだ息子がクエストから戻ってない。クエストは終えたと知らせが届いているのだが……ふぅ~。あいつは残念な事にこの馬鹿に似てしまってな。恐らく帰り際にナンパでもしているのだろう」
「グフ!」
ナンパでもしているのだろう…… その言葉と同時にサーシャさんは足蹴にしているガンツさんに蹴りを入れた。
……その時のサーシャさんの目は…タイヘンオソロシカッッタデス。
そんなこんなで昼時までクエストの詳細、報酬、役割の最終確認をしてちょうどお昼時になったのでご飯を食べに行こうと言う話になりみんなで部屋を出た。
「…にしてもあの馬鹿息子は何してんだか!」
「なんか色々大変ですね。サーシャさん。……なんならこのまま3人でいちゃいますか?サーシャさんがいれば護衛十分そうだし、海の修業にもなりそうだし…精神の」
「…なんか最後、聞き逃してはいけない言葉を言いませんでした?ミチルさん」
「ん?なんのことかな?」
ゴブリンに襲われれば精神の修業にもなりそうだなぁと思いぼそりと声に出したけど聞こえてたかな?
「………言っときますけど僕は男ですからね」
「 HaHaHa!そのゴブリンにこの街に来る時襲われてたのは誰だったかなぁ」
「うっ!思い出させないでくださいよ!」
「!!」
階段を下りながら喋って海のいる後ろを向きと私達の様子を微笑ましく見ているサーシャさんを見てときめいた。
「…ミチルさん?」
「なっ!なんでもない!」
そんな様子の私を不思議に思った海の声で正気に戻り駈け出すように階段を下りた。
「困ります!ギルドマスターがお待ちですから速く行ってください!」
「えぇ~。いいじゃん。一緒にランチに行こうよ~。俺、お腹減ってるんだよね~。でもさ、ひとりで食べるのってなんか寂しいじゃん?だからさ…ね?」
一階に降りると目の前の受付でギルドの受付嬢をナンパしているいよ~にキラキラした奴がいた。
突然入ってきた光景にただ呆然としていた私達の後ろからサーシャさんが降りてきた。
「どうした?二人とも………」
「あ、サーシャさん。…あれ…」
海がサーシャさんの問いかけに答え、ナンパ男を指差すと一転、般若の様な顔になったサーシャさんがドカドカとナンパ男に近づいた。
近づいて来る人物に気がついたナンパ男がサーシャさんを見ると驚愕の顔をし何か言おうとした。
「…!ち、ちが!これは…ブゲラ!」
「言い訳無用!この馬鹿息子が!」
全てを言い終える前にサーシャさんの華麗なる一撃がナンパ男を殴り倒した。
………ん?……息子?……
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