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しおりを挟む「いっった!」
どこか懐かしい痛みが俺を襲った。
殴られたとこを押さえて起き上がり、相手見るとそこにはいるはずのない人物がいた。
「まったく、相変わらず寝覚めの悪さね。おはよう、詩季」
なんで?
なんで、ここに玲架が、、
俺は死んでのか?戦いで死ぬ事なく、寒さで?凍死?
俺の思考は目の前の出来事に驚いていて言葉が出なかった。
「なによぉ。せっかく会えたのにだんまりぃ?見ない間に随分と身体は逞しくなってるのに」
そう言うと玲架は俺の腕やら胸を触ってきた。
玲架に触られた事で、今は現実なんだと思い知った。
「玲架!」
「きゃ!な、なに?」
今は現実だとわかった俺は玲架を抱きしめた。
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