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2章 官位を得る
18話 また襲われている
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水浴びが終わり、俺と清音は旅に戻る。
このままのペースなら夕方前には国府に着くはずだ。
道の先に赤鬼が見えてくる。
それも数が多い10匹いる。
近づくと人用の牛車が襲われ、護衛が戦っている。
俺は清音聞く
「どうする。」
「助けるしかないわよね。」
「分かった。」
俺たちは近づくと馬から飛び降りる。
俺は刀に力を乗せ刀身を伸ばすと後ろから赤鬼3匹を横なぎに切る。
清音も後ろから奇襲し、赤鬼の足の腱を切ると倒れてくる赤鬼の首をはねる。
牛車は3台あるが前後の2台は襲われた後である。
残った1台を5人の護衛が守っているが怪我がひどい。
清音が赤鬼をもう1匹切り、牛車に近づく。
護衛が清音に言う
「助太刀、ありがとうございます、千代様をお願いします。」
千代様とは牛車の中にいる人のことだろう
「分かりました。」
清音が答える。
俺が後ろから赤鬼を1匹切る。
2匹の赤鬼が俺に向かってくる。
先頭の赤鬼が右こぶしを打ち付けてくる。
俺はこぶしを避け、すれ違いざま横一閃する。
2匹目は、俺が後ろを取ろうとするが間合いを取り動きながら後ろを取らせないようにする。
俺は時間がかかることを嫌い、刀に力を乗せて刀身を伸ばし、横なぎに切る。
清音は1匹の赤鬼の相手をして、残りの赤鬼は護衛に任せる。
赤鬼は清音を蹴り飛ばそうと右足を蹴りだす。
彼女は蹴りを避けながら右足を切る。
赤鬼はうつぶせに倒れて来る。
清音は背中から刀で心臓を貫く。
彼女が赤鬼を倒した時、護衛は2人に減っている。
彼女は素早く赤鬼の後ろに回り込み、足の腱を切る。
赤鬼が倒れてくるところを彼女は首をはねる。
護衛の1人は腹に深手を負っている。
戦いが終わると牛車から少女が出てくる。
菊には負けるが柔らかい感じの美少女だ。
護衛が止める
「こんなところで、お出になってはなりません。」
「命の恩人に礼を言わせぬつもりか。」
「いいえ。」
護衛は俺たちに言う
「おまえたち膝まづかぬか。」
俺と清音は片膝をつく。
少女は俺たちに言う
「難儀をしているところをありがとうございます。」
「通りかかっただけです。」
「わたしは、九条正親の娘、千代です、お名前を教えてください。」
俺は九条正親の娘を助けてしまったのかと驚く
「熊野つなです。」
「柏森の清音です。」
俺たちは鉄製の札を見せる。
護衛が札を見て驚く、帝の板倉巴紋入りの官7位である。
千代は言う
「うわさのつな様と清音様でしたのね、あの戦いぶりも納得いきます。」
「どのように聞かれているのですか。」
「お二人は一騎当千の腕前と聞いております。」
「そうですか。」
「特につな様は魔法剣士として天下無双と聞いています。」
「はっ。」
ずいぶん話が大きくなっていると思う。
「2人に頼みがあります。」
「何ですか。」
「我らは護衛が1人しかおりません。」
「もう1人は。」
「助からないでしょう、国府まで護衛を頼めませんか。」
「引き受けます。」
「ありがとうございます。」
俺たちは千代と国府を目指すことになる。
このままのペースなら夕方前には国府に着くはずだ。
道の先に赤鬼が見えてくる。
それも数が多い10匹いる。
近づくと人用の牛車が襲われ、護衛が戦っている。
俺は清音聞く
「どうする。」
「助けるしかないわよね。」
「分かった。」
俺たちは近づくと馬から飛び降りる。
俺は刀に力を乗せ刀身を伸ばすと後ろから赤鬼3匹を横なぎに切る。
清音も後ろから奇襲し、赤鬼の足の腱を切ると倒れてくる赤鬼の首をはねる。
牛車は3台あるが前後の2台は襲われた後である。
残った1台を5人の護衛が守っているが怪我がひどい。
清音が赤鬼をもう1匹切り、牛車に近づく。
護衛が清音に言う
「助太刀、ありがとうございます、千代様をお願いします。」
千代様とは牛車の中にいる人のことだろう
「分かりました。」
清音が答える。
俺が後ろから赤鬼を1匹切る。
2匹の赤鬼が俺に向かってくる。
先頭の赤鬼が右こぶしを打ち付けてくる。
俺はこぶしを避け、すれ違いざま横一閃する。
2匹目は、俺が後ろを取ろうとするが間合いを取り動きながら後ろを取らせないようにする。
俺は時間がかかることを嫌い、刀に力を乗せて刀身を伸ばし、横なぎに切る。
清音は1匹の赤鬼の相手をして、残りの赤鬼は護衛に任せる。
赤鬼は清音を蹴り飛ばそうと右足を蹴りだす。
彼女は蹴りを避けながら右足を切る。
赤鬼はうつぶせに倒れて来る。
清音は背中から刀で心臓を貫く。
彼女が赤鬼を倒した時、護衛は2人に減っている。
彼女は素早く赤鬼の後ろに回り込み、足の腱を切る。
赤鬼が倒れてくるところを彼女は首をはねる。
護衛の1人は腹に深手を負っている。
戦いが終わると牛車から少女が出てくる。
菊には負けるが柔らかい感じの美少女だ。
護衛が止める
「こんなところで、お出になってはなりません。」
「命の恩人に礼を言わせぬつもりか。」
「いいえ。」
護衛は俺たちに言う
「おまえたち膝まづかぬか。」
俺と清音は片膝をつく。
少女は俺たちに言う
「難儀をしているところをありがとうございます。」
「通りかかっただけです。」
「わたしは、九条正親の娘、千代です、お名前を教えてください。」
俺は九条正親の娘を助けてしまったのかと驚く
「熊野つなです。」
「柏森の清音です。」
俺たちは鉄製の札を見せる。
護衛が札を見て驚く、帝の板倉巴紋入りの官7位である。
千代は言う
「うわさのつな様と清音様でしたのね、あの戦いぶりも納得いきます。」
「どのように聞かれているのですか。」
「お二人は一騎当千の腕前と聞いております。」
「そうですか。」
「特につな様は魔法剣士として天下無双と聞いています。」
「はっ。」
ずいぶん話が大きくなっていると思う。
「2人に頼みがあります。」
「何ですか。」
「我らは護衛が1人しかおりません。」
「もう1人は。」
「助からないでしょう、国府まで護衛を頼めませんか。」
「引き受けます。」
「ありがとうございます。」
俺たちは千代と国府を目指すことになる。
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