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5章 武芸大会
2話 菊姫、泣く
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菊のもとに四條道隆が竹丸についたと植松良房から知らせが届く。
彼の情報は菊にとって重要な情報源になっている。
道隆が竹丸についたということは長良を夫にする可能性はなくなり、つなの重要度が増したことになる。
菊はつなと清音の部屋に行く。
菊はつなに聞く
「私のことどう思っていますか。」
「信頼できる姫様と思っています。」
「そうではありません。女としてどう思っているかです。」
部屋の中には清音がいる、つなとしては地獄の構図である
「きれいだと思っています。」
「私がつな様を夫にするつもりであることを知っていますね。」
「はい、知っています。」
「それをどう思いますか。」
「分かりません。俺は清音が好きです。」
「私のことは嫌いですか。」
「いいえ、好きです。」
「なら問題はありません。」
「男女の仲になるとかは考えられません。」
「今はそれでもかまいませんわ。」
菊は涙を流しながら部屋に戻る。
俺は俺が泣かしたのと焦る。
清音がつなに言う
「姫様を泣かしてはダメでしょ。」
「俺が菊姫と男女の仲になってもいいの。」
「構わないわ。」
俺は彼女に浮気OKと言われたような気分になる。
出来れば、嫌がるそぶりを見せてほしい。
きっと、かわいいに違いない。
菊は、自分の部屋で平然としている。
彼女はウソ泣きをして見せたのである。
俺は午前中、清音と剣の訓練を日課のように続けている。
午後はのんびりしていたが、俺は弥次郎に頼んで剣の稽古をつけてもらうことにする。
やはり剣の腕は、弥次郎が一番である。
その日から生傷が絶えなくなる。
菊のもとには、度々貴族が訪れる。
どんな話をしているのかわからないが菊に取り入ろうとしているようだ。
菊は俺を官3位以上にして結婚するつもりでいる。
そして、帝に世継ぎとして指名してもらうのである。
彼女に必要なものは俺を昇進させる情報とバックアップである。
それは植松良房が情報に長けており。
交渉では、九条正親が力を持っている。
そして、敵の実力行使に対抗するため、俺と清音、弥次郎と千代音がいる。
菊は竹丸派に対抗する力をつけてきているのだ。
その頃、国府では九条正親が菊姫を推す貴族を集めて話し合いの場を設けている
「あの四條道隆殿が竹丸様につくとは・・・」
「仕方ありません。菊姫様がつな殿を夫にすると公言したのです。」
「今は、つな殿に官位を上げていただなくてはなりません。」
「しかし良い理由がありませんな。」
「武術大会はどうでしょう。」
「つな殿は魔法剣士ですぞ。」
「なら、剣の部門と魔法の部門に分けましょう。」
「そうですな出場者を貴族に限れば魔法を使える者も限られるでしょう。」
彼らは、武術大会の計画を練り始める。
彼の情報は菊にとって重要な情報源になっている。
道隆が竹丸についたということは長良を夫にする可能性はなくなり、つなの重要度が増したことになる。
菊はつなと清音の部屋に行く。
菊はつなに聞く
「私のことどう思っていますか。」
「信頼できる姫様と思っています。」
「そうではありません。女としてどう思っているかです。」
部屋の中には清音がいる、つなとしては地獄の構図である
「きれいだと思っています。」
「私がつな様を夫にするつもりであることを知っていますね。」
「はい、知っています。」
「それをどう思いますか。」
「分かりません。俺は清音が好きです。」
「私のことは嫌いですか。」
「いいえ、好きです。」
「なら問題はありません。」
「男女の仲になるとかは考えられません。」
「今はそれでもかまいませんわ。」
菊は涙を流しながら部屋に戻る。
俺は俺が泣かしたのと焦る。
清音がつなに言う
「姫様を泣かしてはダメでしょ。」
「俺が菊姫と男女の仲になってもいいの。」
「構わないわ。」
俺は彼女に浮気OKと言われたような気分になる。
出来れば、嫌がるそぶりを見せてほしい。
きっと、かわいいに違いない。
菊は、自分の部屋で平然としている。
彼女はウソ泣きをして見せたのである。
俺は午前中、清音と剣の訓練を日課のように続けている。
午後はのんびりしていたが、俺は弥次郎に頼んで剣の稽古をつけてもらうことにする。
やはり剣の腕は、弥次郎が一番である。
その日から生傷が絶えなくなる。
菊のもとには、度々貴族が訪れる。
どんな話をしているのかわからないが菊に取り入ろうとしているようだ。
菊は俺を官3位以上にして結婚するつもりでいる。
そして、帝に世継ぎとして指名してもらうのである。
彼女に必要なものは俺を昇進させる情報とバックアップである。
それは植松良房が情報に長けており。
交渉では、九条正親が力を持っている。
そして、敵の実力行使に対抗するため、俺と清音、弥次郎と千代音がいる。
菊は竹丸派に対抗する力をつけてきているのだ。
その頃、国府では九条正親が菊姫を推す貴族を集めて話し合いの場を設けている
「あの四條道隆殿が竹丸様につくとは・・・」
「仕方ありません。菊姫様がつな殿を夫にすると公言したのです。」
「今は、つな殿に官位を上げていただなくてはなりません。」
「しかし良い理由がありませんな。」
「武術大会はどうでしょう。」
「つな殿は魔法剣士ですぞ。」
「なら、剣の部門と魔法の部門に分けましょう。」
「そうですな出場者を貴族に限れば魔法を使える者も限られるでしょう。」
彼らは、武術大会の計画を練り始める。
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