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5章 武芸大会
4話 武芸大会、招待状
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菊の所に2通の書簡が届けられる。
1通は武芸大会の開催の知らせと招待状である。
もう1通は九条正親からの物である。
正親は、つなと清音を優勝させるために武芸大会を計画したと伝えている。
菊は、俺と清音を部屋に呼ぶ
「2人には国府で開催される武芸大会に出場してもらいます。」
「剣の大会ですか。」
「剣士の部門と魔法剣士、魔法士の部門に分かれています。」
「私は剣士の部門に出ればいいのですね。」
「はいそうです。木刀での試合になります。」
「俺は魔法での試合ですか。」
「はい、魔法で相手を倒さなくてはなりません。」
「難しいですね。殺さないようにしないと。」
「相手もそれなりの力を持っています。油断していると殺されますよ。」
「分かりました。」
俺は嫌な予感がしてくる。
菊は旅の準備を始める。
3台の人用の牛車が3台、護衛が俺と清音、弥次郎、千代音を入れて22人である。
弥次郎と千代音が先頭を行き、俺と清音は菊の牛車の横に位置する。
旅に出るとき影平が菊に水浴びをしないように懇願していた。
1日、2日目は何もなく過ごしたが3日目、川にでる。
菊は牛車を止め、外に出ると
「つな様、清音様ついて来てください。」
と言って川の上流に向かって歩いていく。
水浴びにちょうど良い場所を見つけると、菊と清音は服を脱ぎ裸になる。
「つな様も早く。」
俺はせかされ裸になる。
俺は美少女2人との水浴びで癒される。
影平の懇願は効果なかったようである。
4日目の夜、俺が張った陣の周りを4匹の一つ目がうろついていたがどこかへ去って行く。
5日目の夜、地面の振動で目が覚める、清音と弥次郎、千代音はもう目を覚ましている。
しばらくすると振動の主が現れる赤鬼である。
俺たちのほかは誰も目を覚まさない。
赤鬼は通り過ぎていく。
6日目の朝、扶桑に着く。
弥次郎が門番に言う
「菊姫である。領主に取次願う。」
門番の1人が走って行く。
俺たちはこのまま植松良房の館へ向かう。
館に着くと良房が出迎えに出ている。
菊が牛車を降りると良房は
「道中、お疲れ様です。」
「良房様はお変わりありませんか。」
「はい、武芸大会のことを聞き及んでおります。」
「情報が早いですね。」
「ありがとうございます、詳しくは中でお願いします。」
菊と俺、清音は、良房の招きで広間に入る。
良房は話し始める
「武芸大会は九条正親が言い始めたことです。」
「はい、つな様と清音様を優勝させるために考えたようです。」
「それに四條道隆が乗る形で開催されることになりました。」
「道隆には勝算があるのですか。」
「彼は今、日野信当たちと組んでいます。」
「竹丸を推すことにしたのですね。」
「はい、日野信当たちは、厄介な相手を用意しています。」
「そこまで分かっているのですか。」
「剣士は剣の天才と言われる四條忠正と平正虎と双璧と言われる日野勝時が出場します。」
「清音どうですか。」
「正虎は私に及びません。剣の天才には興味があります。」
「頼もしいですな。」
「魔法の方はどうですか。」
「常盤法然というものが出場します。」
「どんな方ですか。」
「幾人も人を魔法で殺しています。危険な人物です。」
「俺もたくさん殺していますよ。」
「彼の場合は必要のないものまで殺しているのです。」
「それだと、対戦者どうなりますか。」
「殺されるでしょう。」
「分かりました。俺も殺すつもりで行きます。」
どうも相手は武芸大会を利用して俺を殺すつもりらしい。
1通は武芸大会の開催の知らせと招待状である。
もう1通は九条正親からの物である。
正親は、つなと清音を優勝させるために武芸大会を計画したと伝えている。
菊は、俺と清音を部屋に呼ぶ
「2人には国府で開催される武芸大会に出場してもらいます。」
「剣の大会ですか。」
「剣士の部門と魔法剣士、魔法士の部門に分かれています。」
「私は剣士の部門に出ればいいのですね。」
「はいそうです。木刀での試合になります。」
「俺は魔法での試合ですか。」
「はい、魔法で相手を倒さなくてはなりません。」
「難しいですね。殺さないようにしないと。」
「相手もそれなりの力を持っています。油断していると殺されますよ。」
「分かりました。」
俺は嫌な予感がしてくる。
菊は旅の準備を始める。
3台の人用の牛車が3台、護衛が俺と清音、弥次郎、千代音を入れて22人である。
弥次郎と千代音が先頭を行き、俺と清音は菊の牛車の横に位置する。
旅に出るとき影平が菊に水浴びをしないように懇願していた。
1日、2日目は何もなく過ごしたが3日目、川にでる。
菊は牛車を止め、外に出ると
「つな様、清音様ついて来てください。」
と言って川の上流に向かって歩いていく。
水浴びにちょうど良い場所を見つけると、菊と清音は服を脱ぎ裸になる。
「つな様も早く。」
俺はせかされ裸になる。
俺は美少女2人との水浴びで癒される。
影平の懇願は効果なかったようである。
4日目の夜、俺が張った陣の周りを4匹の一つ目がうろついていたがどこかへ去って行く。
5日目の夜、地面の振動で目が覚める、清音と弥次郎、千代音はもう目を覚ましている。
しばらくすると振動の主が現れる赤鬼である。
俺たちのほかは誰も目を覚まさない。
赤鬼は通り過ぎていく。
6日目の朝、扶桑に着く。
弥次郎が門番に言う
「菊姫である。領主に取次願う。」
門番の1人が走って行く。
俺たちはこのまま植松良房の館へ向かう。
館に着くと良房が出迎えに出ている。
菊が牛車を降りると良房は
「道中、お疲れ様です。」
「良房様はお変わりありませんか。」
「はい、武芸大会のことを聞き及んでおります。」
「情報が早いですね。」
「ありがとうございます、詳しくは中でお願いします。」
菊と俺、清音は、良房の招きで広間に入る。
良房は話し始める
「武芸大会は九条正親が言い始めたことです。」
「はい、つな様と清音様を優勝させるために考えたようです。」
「それに四條道隆が乗る形で開催されることになりました。」
「道隆には勝算があるのですか。」
「彼は今、日野信当たちと組んでいます。」
「竹丸を推すことにしたのですね。」
「はい、日野信当たちは、厄介な相手を用意しています。」
「そこまで分かっているのですか。」
「剣士は剣の天才と言われる四條忠正と平正虎と双璧と言われる日野勝時が出場します。」
「清音どうですか。」
「正虎は私に及びません。剣の天才には興味があります。」
「頼もしいですな。」
「魔法の方はどうですか。」
「常盤法然というものが出場します。」
「どんな方ですか。」
「幾人も人を魔法で殺しています。危険な人物です。」
「俺もたくさん殺していますよ。」
「彼の場合は必要のないものまで殺しているのです。」
「それだと、対戦者どうなりますか。」
「殺されるでしょう。」
「分かりました。俺も殺すつもりで行きます。」
どうも相手は武芸大会を利用して俺を殺すつもりらしい。
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