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5章 武芸大会

8話 武芸大会、剣士編

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 武芸大会の剣士の部が開催される。
 清音は速攻で対戦者の間合いに入り、木刀を叩き落しのど元に木刀を突き付ける。
 四條忠正は、一撃で対戦者を上段から撃ち落し戦闘不能にする。
 平正虎は対戦者の木刀を弾き飛ばし、胴を撃ち込む。
 日野勝時は対戦者の小手を撃ち、突きを放って打ち取る。
 1回戦で参加者120名が半数に絞られる。
 2回戦目、四條忠正は一撃で胴を放ち対戦者を戦闘不能にする。
 平正虎は対戦者の木刀をすり上げ、面を撃ち込む。
 清音は日野勝時と対戦することになる。
 清音は間合いに入るタイミングを計る。
 勝時は清音に隙がなく攻めれずにいる。
 清音は一瞬で間合いに入り上段から打ちこむが、勝時はかろうじて木刀で受け止める。
 勝時は清音が自分より腕が上であることを確信する。
 清音は素早く後ろに下がり、再び間合いに入るタイミングを計る。
 清音は一瞬で間合いに入ると小手を撃ち、突きを放つ。
 勝時はのど元に木刀を突き付けられる。
 日野信当は、勝時の戦いぶりに怒り
 「一族に泥を塗りおって。」
と歯ぎしりをする。
 四條道隆が信当に
 「清音は一騎当千と言われています。勝時殿も油断したのでしょう。」
とフォローする。
 信当は
 「まだ、始まったばかりだな。」
と落ち着きを取り戻す。
 3回戦目に進むのは30名である。
 清音は、一瞬で間合いに入り対戦者の木刀を叩き落しのど元に木刀を突き付ける。
 四條忠正は上段から面を撃ち込み一撃で終わらせる。
 平正虎は対戦相手の面をかわして胴を撃ち込む。
 九条正親は清音の速さに驚く、千代から一騎当千と聞いていたが言葉通りの強さだと思う。
 俺は四條忠正は剣の天才と言われているのでどれほどの物かと思ってみていたが俺でも相手が出来そうに思う。
 4回戦目に進むのは15名である。
 四條忠正は対戦相手がいないのでそのまま5回戦に進むことになる。
 清音は一瞬で間合いに入るが対戦相手は飛びのき清音の攻撃を避ける。
 彼女は戦法を変える走りながら対戦者に近づき胴を撃ち込む。
 対戦者は戦闘不能になる。
 平正虎は対戦者と鍔迫り合いになり相手と離れると同時に面を撃ち込む。
 5回戦目に進むのは8名である。
 清音は四條忠正と当たる。
 彼女は忠正から殺気を感じる。
 忠正は清音を打ち殺すつもりでいる。
 忠正は清音の間合いに入り、上段から打ちおろす。
 清音はかわし胴を放つが、忠正は木刀で受け止める。
 清音は距離を取り、走って忠正に迫る。
 彼女は胴を放ち、忠正は避ける。
 彼女の追撃は続く。
 飛び上がり突きを放ち忠正の首を突く。
 忠正は倒れる。
 日野信当は驚き
 「忠正が負けたぞ。」
 「これほどの腕前とは。」
四條道隆も驚く。
 平正虎は小手を打ち木刀を叩き落すと対戦相手ののど元に木刀を突き付ける。
 6回戦に進むのは4名である。
 清音は一瞬で間合いに入り相手の木刀を叩き落すと木刀を相手ののど元に突き付ける。
 平正虎は一撃で胴を決める。
 こうして決勝戦には清音と平正虎が勝ち上がる
 正虎は清音の実力を良く知っている。
 自分はかなわないと知っているが全力で戦うつもりだ。
 清音は一瞬で正虎間合いに入る。
 同時に正虎は面を放つ。
 清音は面を避けつつ胴を放つ。
 勝負は一瞬で決する。
 剣士の部は清音の優勝で終わる。
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