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6章 四條道隆の乱
1話 信当たちの企て
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日野信当たちは武芸大会の失態を取り戻すべく話し合いをしている
「あのつなを何とかできないのか。」
「軍を動かそう、菊姫もまとめて葬ってしまえばいい。」
「200や300なら動かせるが、佐竹邦直の二の舞だぞ。」
「2000,3000ならどうだ。」
「それでは暗殺にならないでないか、内乱を起こす気ですか。」
「牛鬼の群れはどうですか。」
「おお、鬼柳殿おられましたか。」
「また能鬼師を使わしてくれるのですか。」
「はい、牛鬼を操れる者は貴重です。」
「分かっております。」
「これまでのように使い捨ては避けていただきたい。」
「と言いますと。」
「能鬼師に軍の守りをつけてほしいのです。」
「牛鬼の群れが破れるというのですか。」
「これは保険です。失敗したとき軍で能鬼師を逃がしてほしいのです。」
四條道隆は、鬼柳という貴族を知らない。
それに先ほどまでこの部屋にいなかったはずだ。
いつ、部屋に入ってきたのだ
「鬼柳と申しましたか、私は貴族の中に貴殿を知りませんぞ。」
道隆は鬼柳に危ないものを感じる。
信当たちは信じられないように
「あの鬼柳儀幽殿ではありませんか」
「お忘れか?」
「私は知らないぞ。そなたらどうしたのだ。」
「四條殿とお見受けします。鬼柳儀幽と申します。」
鬼柳の目が怪しく光る。
すると四條道隆は、人が変わったように鬼柳に言う
「おお、鬼柳殿か、失礼をした。」
「いいえ、お久しぶりですから。」
「我々も驚きましたぞ。」
「お詫びに私が兵を300出しましょう。」
「さすが四條殿ですな。」
こうして、つなたちを牛鬼に襲わせることが決まる。
菊の所に九条正親が訪ねてきている
「武芸大会はうまくいきましたが、日野信当たちは黙っていないでしょう。」
「襲ってきますか。」
「はい、姫様に兵300をつけたいと思います。」
「兵はいりませんわ。」
「どうしてですか。」
「私には、つな様、清音様、弥次郎と千代音がいます。」
「確かにつわものぞろいですが。」
「行列に軍を付けたら、襲撃におびえているようではありませんか。」
「そうですな。姫様のおっしゃる通りです。」
「気遣いには感謝します。」
「ありがたいお言葉です。」
正親は帰って行く。
「あのつなを何とかできないのか。」
「軍を動かそう、菊姫もまとめて葬ってしまえばいい。」
「200や300なら動かせるが、佐竹邦直の二の舞だぞ。」
「2000,3000ならどうだ。」
「それでは暗殺にならないでないか、内乱を起こす気ですか。」
「牛鬼の群れはどうですか。」
「おお、鬼柳殿おられましたか。」
「また能鬼師を使わしてくれるのですか。」
「はい、牛鬼を操れる者は貴重です。」
「分かっております。」
「これまでのように使い捨ては避けていただきたい。」
「と言いますと。」
「能鬼師に軍の守りをつけてほしいのです。」
「牛鬼の群れが破れるというのですか。」
「これは保険です。失敗したとき軍で能鬼師を逃がしてほしいのです。」
四條道隆は、鬼柳という貴族を知らない。
それに先ほどまでこの部屋にいなかったはずだ。
いつ、部屋に入ってきたのだ
「鬼柳と申しましたか、私は貴族の中に貴殿を知りませんぞ。」
道隆は鬼柳に危ないものを感じる。
信当たちは信じられないように
「あの鬼柳儀幽殿ではありませんか」
「お忘れか?」
「私は知らないぞ。そなたらどうしたのだ。」
「四條殿とお見受けします。鬼柳儀幽と申します。」
鬼柳の目が怪しく光る。
すると四條道隆は、人が変わったように鬼柳に言う
「おお、鬼柳殿か、失礼をした。」
「いいえ、お久しぶりですから。」
「我々も驚きましたぞ。」
「お詫びに私が兵を300出しましょう。」
「さすが四條殿ですな。」
こうして、つなたちを牛鬼に襲わせることが決まる。
菊の所に九条正親が訪ねてきている
「武芸大会はうまくいきましたが、日野信当たちは黙っていないでしょう。」
「襲ってきますか。」
「はい、姫様に兵300をつけたいと思います。」
「兵はいりませんわ。」
「どうしてですか。」
「私には、つな様、清音様、弥次郎と千代音がいます。」
「確かにつわものぞろいですが。」
「行列に軍を付けたら、襲撃におびえているようではありませんか。」
「そうですな。姫様のおっしゃる通りです。」
「気遣いには感謝します。」
「ありがたいお言葉です。」
正親は帰って行く。
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