祓い屋の俺は異世界で魔法剣士となって金髪碧眼美少女と旅をしながら無双する

11章 鬼柳動く

5話 俺たちの日常

　鬼柳儀幽が立ち去つた後、帝は手早く指示をする。
　熊野つなの召喚と氏原勝成に黒鬼を監視して情報を得るように指示する。
　九条正親が帝に聞く
　「氏原殿の討伐失敗の件はいかがしますか。」
　「不問にします。指揮官も罪に問いません。」
　「仰せのままに。」
正親は当然の措置だと思う。

　俺たちはその頃、カオスな朝食を終え、午前の訓練をしている。
　俺は清音と剣技の訓練をしているが、清音の剣はいつもより鋭い。
　先日、鬼柳儀幽にあしらわれてから清音は真剣である。
　それは、弥次郎と千代音、達郎、美代も同じである。
　指導をされる達郎と美代は必死に食らいつき、弥次郎と千代音は自分の剣技を見直している。
　昼食はゆるい雰囲気の中、始まる。
　俺の両側にいる清音と日奈が体を密着させる
　俺は、２人に訴える
　「これでは食べられないよ。」
　「これでいい。」
清音が言うと日奈がご飯の入った茶碗を持つ、清音が箸を持つ。
　千代が俺の前に来るが清音が箸でガードする。
　清音が俺にアーンをする。
　千代は清音の隙をつこうとアーンを狙っている。
　弥次郎と千代音もアーンを始める。
　美代はこれが作法だと思い込んだまま、達郎にアーンをしている。
　菊は、微笑んでいるが、顔がひきつっている。
　午後は俺と弥次郎の剣技の訓練から始まる。
　俺も少し腕を上げているのか弥次郎の動きについて行けるようになる。
　しかし、反撃はできない。
　その後、魔力の訓練が始まる。
　美代は一人で訓練をしている。
　彼女は何を思ったのか庭にある岩に力の刃をぶつける。
　力の刃は砕ける。
　俺は美代に
　「さすがに岩は無理だよ。」
と言うと彼女は
　「やってみて。」
と言う。
　俺は、集中し力の刃を固く鋭くして岩にぶつける。
　力の刃は岩を斜めに切り、岩の上部が地面に落ちる。
　俺は驚く、力の刃が気づかないうちに強力になっていたらしい。
　黒い牛鬼の訓練の時には岩は切れなかったのである。
　「腕をあげたね。」
清音が嬉しそうに言う。
　弥次郎と千代音、達郎、美代は力を付けてきているが教えている俺も力をつけていたようである。
　夕食はゆるくてカオスな食事が繰り広げられる。
　食事が終わると菊が俺を風呂に誘う。
　当然清音と日奈がついてくる。
　千代が嗅ぎつけて入って来る。
　美少女４人との混浴は、１日の疲れを癒してくれる。
　その後、弥次郎と千代音が風呂に入る。
　最後に達郎と美代が風呂に入る。
　達郎は美代との混浴に慣れ、１日の癒しになっている。
　そんな中、帝から書簡が届く。