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第1章 バシュラール王国
第19話 新旧勇者
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ゴブリンたちは音もなく忍び寄り、立哨している兵の首をかき切って始末していく。起きている兵がいなくなるとテントを襲い、寝ている兵を心臓の一突きで殺していく。
テントの中が血で染まるが起きてくる兵はいない。その中で勇者タダツグとディートハルト、ヨーゼフ、アデリナ、ティアナは目を覚まして剣と魔法の杖を手に取る。
テントの外に大勢の気配がする。もちろん兵たちのものではない。そこへ不幸なゴブリンがタダツグのテントに入る。タダツグはゴブリンの心臓を一突きして殺す。
タダツグが叫ぶ。
「敵襲!目を覚ませ敵襲だー」
タダツグが飛び出すがゴブリンたちはタダツグを避けて相手にしない。タダツグの前にロックが立ちはだかる。ディートハルト、ヨーゼフ、アデリナ、ティアナもテントを出る。
しかし、ゴブリンは兵だけを狙って彼らに近づこうともしない。彼らの前には、眼鏡イケメンの風神フールが立ちはだかる。フールは言う。
「みなさん、お久しぶりです。風神フールです。」「四天王は倒したはずだぞ。それにフールは・・・」
「バッタに擬態していたのですよ。」「なら、もう一度死ねー」
ヨーゼフが斧を振りかざしてフールに切りかかる。フールは斧を片手で受け止めて言う。
「戦う気はありません。お話をしましょう。」「俺たちは勇者パーティーだぞー」
ディートハルトは裂ぱくの気合を込めて、高速の突きを放つ。フールは易々と剣を指でつまんで止める。ディートハルトから冷や汗が流れる。
必殺の一撃が軽々と指でつまんで止められてしまったのだ。おそらく俺たちの剣技では全くフールに通用しないだろう。
アデリナが魔法の杖の先に魔力を集中させて火炎の玉を作りだす。火炎の玉はどんどん圧縮されてソフトボール位の大きさになる。アデリナはフールに向けて撃ち出す。
撃ち出したのは炎熱を極限まで高めた爆裂魔法バーニングエンドでアデリナの必殺魔法の1つだ。フールが右手をかざすと空気が渦巻き始め、炎熱の玉を閉じ込める。
炎熱の玉ははじけるが空気の渦は音も通さず封じ込めてしまう。アデリナはムッとした顔になる。フールはアデリナに言う。
「美しいお嬢さん、なかなかの魔法でしたよ。」「あなたにとっては児戯に等しいでしょ。」
アデリナは赤くなって言う。彼女はイケメンに弱いらしい。
「私は風魔法しか使えませんから本当にすごいと思っていますよ。」「褒めても何も出てきませんわよ。」
ティアナはヒーラーなので戦う力はない。ディートハルトたちはフールを相手に完全につんでいた。ディートハルトはフールに言う。
「話をしたいと言っていたな。」「はい、お話をしましょう。」
「あんたに殺意があったら俺たちは死んでいるか。話でも何でも付き合うよ。」「それはありがたいです。」
フールは機嫌よさそうににこにこしている。
ロックはマントをしている少年を見つける。この場でマントをつけているのは勇者くらいだ。ロックは少年に声をかける。
「君は勇者か。」「そうだ。あんた誰だ。」
「元勇者のロックだ。」「あんたがそうか。僕は本多忠次、タダツグと呼べ。」
「タダツグ、君と話をしたい。」「ロック、あんたを殺すだけだ。」
タダツグは剣をロックに向ける。ロックは今日は話し合いだからと言って剣を渡されていない。つまり、剣も鎧もないのだ。
「ちょっと待て。僕は剣を持っていない。話し合おう。」「落ちぶれたな元勇者、死ね!」
タダツグは一撃必殺の勢いでロックに切りかかる。そして、頭から腹にかけて切りつけた。しかし、手ごたえが無い。振り返るとロックは無事である。
かわしたのか。あのタイミングなら確実なはずだ。何をした。タダツグは再び切りかかる。剣を引いてロックから刃が見えないようにして横に振り切る。今度も手ごたえが無い。
ロックはエスリムとの水の斬撃をかわす訓練のおかげでタダツグの剣を余裕でかわしていた。また、タダツグよりゴブリンの方が早いと考える。
タダツグは急造の勇者で弱いのではないかと考える。ロックはタダツグに言う。
「この辺でやめて、話をしないか。」「魔法は苦手だろう。」
タダツグはファイアーボールをロックに向けて撃つ。ファイヤーボールは真直ぐロックに向かって行く。ロックは右手でファイヤーボールをはじいた。
僕のファイヤーボールをはじいたぞ。それも素手だ。話と違うんじゃないか。こいつ化け物じみているぞ。ロックも焦れて来てタダツグに近づく。
「いい加減にしろ。」
軽くタダツグの胸を押す。タダツグは強烈な突きを食らって木を3本倒して4本目の木の幹に打ち付けられる。これにはロックが慌てる。弱いと感じたがこれほどとは。
「フール来てくれ。」
ロックはフールを呼ぶ。タダツグは虫の息だ。ディートハルトと話をしようとしていたフールは言う。
「ロックが呼んでいるから少し失礼するよ。」「ロックがいるのか。俺たちも行くよ。」
フールとディートハルトたちが行くとタダツグが虫の息で倒れている。ディートハルトがロックに言う。
「ロック、お前がやったのか。」「まあ、軽く押しただけだけど。」
フールがタダツグをヒールする。タダツグが目を覚ます。ディートハルトが心配して言う。
「タダツグ、大丈夫か。」「ディートハルト、僕が弱いってなぜ教えてくれなかったんだ。」
「何を言っている。お前は強いぞ。」「いいや、僕は勇者失格だ。旅に出て鍛えるよ。」
タダツグはそのまま歩いて去っていく。ディートハルトたちが呼び止めるがタダツグは振り返らなかった。
「ロック、お前タダツグに圧勝したのか。」「いや、タダツグが一方的に攻撃してきただけだよ。しつこいから軽く胸を押したんだ。そうしたら吹き飛んだ。」
「そうかー、人間やめたんだな。」「こら、僕は人間だよ。」
「どうしてそんなに強くなったんだ。」「強くなった自覚はないけど、毎日死ぬような目に遭っていたぞ。」
「あははー、やっぱりロックのままだな。」「なぜかバカにされている気がする。」
フールが口をはさむ。
「ディートハルトさんたちへのお話ですが、仲間になりませんか。」「ゾフィー女王を裏切れということですか。」
「ゾフィー女王は我々に敵対しました。放っておけなくなりました。できれば婿殿、いやロック殿の仲間を殺したくありません。」「分かりました。仲間に加わります。勇者はどうしますか。」
「勇者は旅に出たようですので関係ないでしょう。」「では、ゴブリンたちの攻撃を止めてください。」
「もちろんです。中西さん、攻撃はここまでです。」「もう少し続けさせてください。俺の復讐は終わっていないんだ。」
「だめです。復讐心は王族に向けてください。」「・・・戦闘中止だ。引き上げるぞ。」
兵たちを殺していたゴブリンたちは戦闘を中止して引き揚げ。拠点の包囲も解かれる。中西はヤコブ隊長に言う。
「兵を皆殺しにしたかったのに。」「中西、復讐は新たな憎しみを生み出すぞ。」
「殺し合いをしているんだ。憎しみも生まれるさ。」「・・・・・」
ヤコブはこの戦いのつけがどこかで出てくるのではないかと考える。
テントの中が血で染まるが起きてくる兵はいない。その中で勇者タダツグとディートハルト、ヨーゼフ、アデリナ、ティアナは目を覚まして剣と魔法の杖を手に取る。
テントの外に大勢の気配がする。もちろん兵たちのものではない。そこへ不幸なゴブリンがタダツグのテントに入る。タダツグはゴブリンの心臓を一突きして殺す。
タダツグが叫ぶ。
「敵襲!目を覚ませ敵襲だー」
タダツグが飛び出すがゴブリンたちはタダツグを避けて相手にしない。タダツグの前にロックが立ちはだかる。ディートハルト、ヨーゼフ、アデリナ、ティアナもテントを出る。
しかし、ゴブリンは兵だけを狙って彼らに近づこうともしない。彼らの前には、眼鏡イケメンの風神フールが立ちはだかる。フールは言う。
「みなさん、お久しぶりです。風神フールです。」「四天王は倒したはずだぞ。それにフールは・・・」
「バッタに擬態していたのですよ。」「なら、もう一度死ねー」
ヨーゼフが斧を振りかざしてフールに切りかかる。フールは斧を片手で受け止めて言う。
「戦う気はありません。お話をしましょう。」「俺たちは勇者パーティーだぞー」
ディートハルトは裂ぱくの気合を込めて、高速の突きを放つ。フールは易々と剣を指でつまんで止める。ディートハルトから冷や汗が流れる。
必殺の一撃が軽々と指でつまんで止められてしまったのだ。おそらく俺たちの剣技では全くフールに通用しないだろう。
アデリナが魔法の杖の先に魔力を集中させて火炎の玉を作りだす。火炎の玉はどんどん圧縮されてソフトボール位の大きさになる。アデリナはフールに向けて撃ち出す。
撃ち出したのは炎熱を極限まで高めた爆裂魔法バーニングエンドでアデリナの必殺魔法の1つだ。フールが右手をかざすと空気が渦巻き始め、炎熱の玉を閉じ込める。
炎熱の玉ははじけるが空気の渦は音も通さず封じ込めてしまう。アデリナはムッとした顔になる。フールはアデリナに言う。
「美しいお嬢さん、なかなかの魔法でしたよ。」「あなたにとっては児戯に等しいでしょ。」
アデリナは赤くなって言う。彼女はイケメンに弱いらしい。
「私は風魔法しか使えませんから本当にすごいと思っていますよ。」「褒めても何も出てきませんわよ。」
ティアナはヒーラーなので戦う力はない。ディートハルトたちはフールを相手に完全につんでいた。ディートハルトはフールに言う。
「話をしたいと言っていたな。」「はい、お話をしましょう。」
「あんたに殺意があったら俺たちは死んでいるか。話でも何でも付き合うよ。」「それはありがたいです。」
フールは機嫌よさそうににこにこしている。
ロックはマントをしている少年を見つける。この場でマントをつけているのは勇者くらいだ。ロックは少年に声をかける。
「君は勇者か。」「そうだ。あんた誰だ。」
「元勇者のロックだ。」「あんたがそうか。僕は本多忠次、タダツグと呼べ。」
「タダツグ、君と話をしたい。」「ロック、あんたを殺すだけだ。」
タダツグは剣をロックに向ける。ロックは今日は話し合いだからと言って剣を渡されていない。つまり、剣も鎧もないのだ。
「ちょっと待て。僕は剣を持っていない。話し合おう。」「落ちぶれたな元勇者、死ね!」
タダツグは一撃必殺の勢いでロックに切りかかる。そして、頭から腹にかけて切りつけた。しかし、手ごたえが無い。振り返るとロックは無事である。
かわしたのか。あのタイミングなら確実なはずだ。何をした。タダツグは再び切りかかる。剣を引いてロックから刃が見えないようにして横に振り切る。今度も手ごたえが無い。
ロックはエスリムとの水の斬撃をかわす訓練のおかげでタダツグの剣を余裕でかわしていた。また、タダツグよりゴブリンの方が早いと考える。
タダツグは急造の勇者で弱いのではないかと考える。ロックはタダツグに言う。
「この辺でやめて、話をしないか。」「魔法は苦手だろう。」
タダツグはファイアーボールをロックに向けて撃つ。ファイヤーボールは真直ぐロックに向かって行く。ロックは右手でファイヤーボールをはじいた。
僕のファイヤーボールをはじいたぞ。それも素手だ。話と違うんじゃないか。こいつ化け物じみているぞ。ロックも焦れて来てタダツグに近づく。
「いい加減にしろ。」
軽くタダツグの胸を押す。タダツグは強烈な突きを食らって木を3本倒して4本目の木の幹に打ち付けられる。これにはロックが慌てる。弱いと感じたがこれほどとは。
「フール来てくれ。」
ロックはフールを呼ぶ。タダツグは虫の息だ。ディートハルトと話をしようとしていたフールは言う。
「ロックが呼んでいるから少し失礼するよ。」「ロックがいるのか。俺たちも行くよ。」
フールとディートハルトたちが行くとタダツグが虫の息で倒れている。ディートハルトがロックに言う。
「ロック、お前がやったのか。」「まあ、軽く押しただけだけど。」
フールがタダツグをヒールする。タダツグが目を覚ます。ディートハルトが心配して言う。
「タダツグ、大丈夫か。」「ディートハルト、僕が弱いってなぜ教えてくれなかったんだ。」
「何を言っている。お前は強いぞ。」「いいや、僕は勇者失格だ。旅に出て鍛えるよ。」
タダツグはそのまま歩いて去っていく。ディートハルトたちが呼び止めるがタダツグは振り返らなかった。
「ロック、お前タダツグに圧勝したのか。」「いや、タダツグが一方的に攻撃してきただけだよ。しつこいから軽く胸を押したんだ。そうしたら吹き飛んだ。」
「そうかー、人間やめたんだな。」「こら、僕は人間だよ。」
「どうしてそんなに強くなったんだ。」「強くなった自覚はないけど、毎日死ぬような目に遭っていたぞ。」
「あははー、やっぱりロックのままだな。」「なぜかバカにされている気がする。」
フールが口をはさむ。
「ディートハルトさんたちへのお話ですが、仲間になりませんか。」「ゾフィー女王を裏切れということですか。」
「ゾフィー女王は我々に敵対しました。放っておけなくなりました。できれば婿殿、いやロック殿の仲間を殺したくありません。」「分かりました。仲間に加わります。勇者はどうしますか。」
「勇者は旅に出たようですので関係ないでしょう。」「では、ゴブリンたちの攻撃を止めてください。」
「もちろんです。中西さん、攻撃はここまでです。」「もう少し続けさせてください。俺の復讐は終わっていないんだ。」
「だめです。復讐心は王族に向けてください。」「・・・戦闘中止だ。引き上げるぞ。」
兵たちを殺していたゴブリンたちは戦闘を中止して引き揚げ。拠点の包囲も解かれる。中西はヤコブ隊長に言う。
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