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第59話 図書室前
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図書室の前にはサイーシヤが控えている。彼女は、気配で感じ取っている、大きな気配がマサソイトの他2つあり、その1つが消える。
その後、マサソイトの気配がもう一つの大きな気配と共に消えていくのを感知する。残りの魔族に大きな気配の者はいない、しかし、数は50近くいる。
残りの魔族は確実に近づいてきている。魔族たちがサイーシヤに迫ろうとした時、通路の床に大きな魔法陣が浮かび上がり、魔族たちが氷漬けになる。
一時的に動きを止めたものの再び動き出す。死んだ魔族は4人ほどだ。
魔族たちは、魔弾をサイーシヤに打ち込む。サイーシヤはミラーシールドを張り魔弾を撃ち返す。魔族が2人、撃ち返した魔弾で命を落とす。
サイーシヤは両手に魔力の剣を作り出す、密度の濃い、硬い鋭い剣である。彼女は魔族たちの中へ切り込む、魔族たちは混乱し、統率した動きは取れなくなる。
彼女は目の前の者を手当たり次第に切り刻んでいく、廊下を血で染め、自らも血に染まりながら・・・
彼女の鮮血の剣舞は、動くものがいなくなるまで止まらない。
報道のヘリコプターが戦闘区域に迷い込み王宮の前に不時着する管制官からウルクを操縦するメイソン・フリードマンは、ヘリコプターの乗員を保護するように指示を受ける
「テンプル4、王宮前に不時着したヘリの乗員を保護し、図書室へ誘導せよ。」「了解なるも、王宮内に魔族が侵入しているがどうする。」
「王宮の魔族は掃討されている、クリヤーである。」「了解。」
メイソンはウルクをヘリコプターの近くに着陸し、ヘリコプターに近づく
「私は騎士メイソンです、ケガはありませんか。」
既に乗員は外に出ており、ケガはないようである、リポーターらしき男がしゃべりだす
「我々は浮島の上に不時着しました、ご覧のように建物があります、今、ロボットから人が降りてきました聞いてみましょう。」「何を言っているんです、危険ですよ。」
「あなたが、ロボットを操縦していたのですね。宇宙人ですか?」「私は地球人です、早く避難しますよ。」
「ここはどこなのですか教えてください。」「急ぎますよ。」
全く話がかみ合わなかった、メイソンは、リポーターを引っ張ると
「ついて来てください。」
と王宮へ向かう、リポーターは
「我々はどこへ連れられて行くのでしょうか、レポートを続けます。」
おしゃべしは止まらない、カメラマンもカメラを構えたままついてくる、そのあとにヘリの操縦士が続く。
王宮内をしばらく進むと死体の山の中にマサソイトとクロセルが立ったまま息絶えていた。
初めてリポーターが言葉に詰まる、メイソンは
「マサソイト様」
とつぶやくと目をつむる、メイソンは、叫びたい衝動を抑えてレポーターにいう
「レポートはどうした、何か言えよ。」「これは、凄惨すぎる。」「戦場だからな。」
メイソンは、静かになったリポーターたちを図書室に向かって連れていく。
その後、マサソイトの気配がもう一つの大きな気配と共に消えていくのを感知する。残りの魔族に大きな気配の者はいない、しかし、数は50近くいる。
残りの魔族は確実に近づいてきている。魔族たちがサイーシヤに迫ろうとした時、通路の床に大きな魔法陣が浮かび上がり、魔族たちが氷漬けになる。
一時的に動きを止めたものの再び動き出す。死んだ魔族は4人ほどだ。
魔族たちは、魔弾をサイーシヤに打ち込む。サイーシヤはミラーシールドを張り魔弾を撃ち返す。魔族が2人、撃ち返した魔弾で命を落とす。
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彼女は目の前の者を手当たり次第に切り刻んでいく、廊下を血で染め、自らも血に染まりながら・・・
彼女の鮮血の剣舞は、動くものがいなくなるまで止まらない。
報道のヘリコプターが戦闘区域に迷い込み王宮の前に不時着する管制官からウルクを操縦するメイソン・フリードマンは、ヘリコプターの乗員を保護するように指示を受ける
「テンプル4、王宮前に不時着したヘリの乗員を保護し、図書室へ誘導せよ。」「了解なるも、王宮内に魔族が侵入しているがどうする。」
「王宮の魔族は掃討されている、クリヤーである。」「了解。」
メイソンはウルクをヘリコプターの近くに着陸し、ヘリコプターに近づく
「私は騎士メイソンです、ケガはありませんか。」
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「我々は浮島の上に不時着しました、ご覧のように建物があります、今、ロボットから人が降りてきました聞いてみましょう。」「何を言っているんです、危険ですよ。」
「あなたが、ロボットを操縦していたのですね。宇宙人ですか?」「私は地球人です、早く避難しますよ。」
「ここはどこなのですか教えてください。」「急ぎますよ。」
全く話がかみ合わなかった、メイソンは、リポーターを引っ張ると
「ついて来てください。」
と王宮へ向かう、リポーターは
「我々はどこへ連れられて行くのでしょうか、レポートを続けます。」
おしゃべしは止まらない、カメラマンもカメラを構えたままついてくる、そのあとにヘリの操縦士が続く。
王宮内をしばらく進むと死体の山の中にマサソイトとクロセルが立ったまま息絶えていた。
初めてリポーターが言葉に詰まる、メイソンは
「マサソイト様」
とつぶやくと目をつむる、メイソンは、叫びたい衝動を抑えてレポーターにいう
「レポートはどうした、何か言えよ。」「これは、凄惨すぎる。」「戦場だからな。」
メイソンは、静かになったリポーターたちを図書室に向かって連れていく。
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