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第91話 国連会議
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フレイムランドでは、各国に戦況を報告していたが問い合わせに広報担当の手が回らなくなったため、ムーラーとの戦闘の状況を戦闘艦からの映像とその解説を世界中に発信することにする。
世界中の反応は、軍の活躍に賞賛があり、特にヴェネトの活躍が取り上げられる。一方、ムーラーの脅威に対する恐怖心や、地球まであと一歩のところまで近づいたことへの反感が上がる。
世界中に、ムーラーに対する脅威を認識は広まったため、ニューヨークで国連によりムーラーに対する会議が開かれることになる。
フレイムランドは加盟していないので無視してもよさそうだが、会議に招待されてしまっている。代表としてアピルが行くこととなる。
護衛には騎士カイル、ケイティ、ヴァンスの3人が付く。3人は、東京で神族と魔族の討伐をした腕利きである。
そして、保険として会場上空にスコーネがステルススクリーンを展開して待機する。
アピルたちは連絡艇でニューヨークへ行く。会議が始まる、最初に国連事務総長からムーラーとの戦闘について簡単な説明がある。
それから国連事務総長がアピルに質問を開始する。
「ムーラーの本拠地が5つも現れたことについて、フレイムランドではどのように考えていますか。」「フレイムランド代表のアピル・ラッサルです、その件に関してはラスクたちの意見を尊重した方が良いと思います。」
「子供には、むつかしい質問でしたか、フレイムランドとしての考えを求めているのです。」
アピルは、国連事務総長の言い方にむかつくがこらえて答える。
「複数の本拠地の襲来は可能性として考えられていました、ただ、未知の部分が多すぎます。」「ラスクたちの話では地球が発見されれば20~30くらいの本拠地が到来する可能性があるそうです。」
アピルはその数が到来すれば防ぐことは不可能だと思う。だが、それを言うことはない。
「フレイムランドではどうするおつもりですか。」「現在は一度にその数の本拠地が襲来すれば防御は不可能です。しかし、今回はムーラーに対応するのに準備中の出来事です。今後は十分対処できると思います。」
「地球の一歩手前まで攻められてよく言えますな。」「ええはっきり申します、ムーラーに対抗できるのはフレイムランドだけです、あなた方は私たちに賭けるしかないのです。」
「技術供与してもらえれば各国でムーラーに対抗できる軍隊ができるとは思いませんか。」「思いません、今でも世界のどこかで戦争をしている状態の所に技術供与すればなにが起こるか分かりません。」
「我々を信用しないのですか。」「国交のない国に信用を求めるのですか。」
アピルは、ほむらが世界に反感を買うような発言をすることを理解する。
「我々はいつでも門戸を開けていますよ。」「安心してください、地球を守ることはフレイムランドを守ることと同じなのですから、あなた方は地上のことを考えていてください。」
「我々にも宇宙に出る自由はあるはずです。」
完全に話の方向がずれてしまっている、アピルは話し合いを打ち切ることにする。
「ムーラーの話は済んだようですからお暇させていただきます。」
アピルは会議中の会場から出て行ってしまう。これでは、陛下の不興を買ってしまうなと彼女は考える。
俺は国連の会議のアピルのやり取りを聞く。そして。彼女はよく我慢したと思う。
「アピル様ナイスな対応でしたよ。」「そうか、途中で出てきてしまったんだが・・・」
アピルは歯切れが悪い。
「代表ですから当然の対応です。」
俺は言いきる。彼らはフレイムランドの技術力を欲しがっているとともにフレイムランドの軍事力に脅威に感じているのだ。
世界中の反応は、軍の活躍に賞賛があり、特にヴェネトの活躍が取り上げられる。一方、ムーラーの脅威に対する恐怖心や、地球まであと一歩のところまで近づいたことへの反感が上がる。
世界中に、ムーラーに対する脅威を認識は広まったため、ニューヨークで国連によりムーラーに対する会議が開かれることになる。
フレイムランドは加盟していないので無視してもよさそうだが、会議に招待されてしまっている。代表としてアピルが行くこととなる。
護衛には騎士カイル、ケイティ、ヴァンスの3人が付く。3人は、東京で神族と魔族の討伐をした腕利きである。
そして、保険として会場上空にスコーネがステルススクリーンを展開して待機する。
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それから国連事務総長がアピルに質問を開始する。
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「子供には、むつかしい質問でしたか、フレイムランドとしての考えを求めているのです。」
アピルは、国連事務総長の言い方にむかつくがこらえて答える。
「複数の本拠地の襲来は可能性として考えられていました、ただ、未知の部分が多すぎます。」「ラスクたちの話では地球が発見されれば20~30くらいの本拠地が到来する可能性があるそうです。」
アピルはその数が到来すれば防ぐことは不可能だと思う。だが、それを言うことはない。
「フレイムランドではどうするおつもりですか。」「現在は一度にその数の本拠地が襲来すれば防御は不可能です。しかし、今回はムーラーに対応するのに準備中の出来事です。今後は十分対処できると思います。」
「地球の一歩手前まで攻められてよく言えますな。」「ええはっきり申します、ムーラーに対抗できるのはフレイムランドだけです、あなた方は私たちに賭けるしかないのです。」
「技術供与してもらえれば各国でムーラーに対抗できる軍隊ができるとは思いませんか。」「思いません、今でも世界のどこかで戦争をしている状態の所に技術供与すればなにが起こるか分かりません。」
「我々を信用しないのですか。」「国交のない国に信用を求めるのですか。」
アピルは、ほむらが世界に反感を買うような発言をすることを理解する。
「我々はいつでも門戸を開けていますよ。」「安心してください、地球を守ることはフレイムランドを守ることと同じなのですから、あなた方は地上のことを考えていてください。」
「我々にも宇宙に出る自由はあるはずです。」
完全に話の方向がずれてしまっている、アピルは話し合いを打ち切ることにする。
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アピルは会議中の会場から出て行ってしまう。これでは、陛下の不興を買ってしまうなと彼女は考える。
俺は国連の会議のアピルのやり取りを聞く。そして。彼女はよく我慢したと思う。
「アピル様ナイスな対応でしたよ。」「そうか、途中で出てきてしまったんだが・・・」
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俺は言いきる。彼らはフレイムランドの技術力を欲しがっているとともにフレイムランドの軍事力に脅威に感じているのだ。
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