戦場で死ぬはずだった俺が、女騎士に拾われて王に祭り上げられる(改訂版)

ぽとりひょん

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第115話 異世界の開発

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 5年近くたち軍の人員不足は解消されようとしている。ジェームス提督の艦隊にスクルド級1隻が加わる。これで欠けていた艦が揃う。
 異世界側の鎮守府にも司令官が着任している。司令官は司令部の参謀の中から抜擢されている。
 異世界側の艦隊は旧型の艦船で構成されていたが全てベネディット級とスクルド級に入れ替わっている。
 旧型で残っているのは星系探査をしている強行偵察艦6隻だけになる。

 ランド3の探査も始まっている。星の9割を占める海の中には魚介類が生息していることが判明する。1割ほどの陸地には苔のような植物しか発見されていない。
 何よりも大気は酸素濃度が高めだが人間が生存可能と分かった。陸地は狭いが居住できる可能性が高い。

 ランド2ではゲートタウンが大きな町に変貌している。ゲートタウンは2重構造で地下に荷物運搬用の空間があり。地上部分に町が形成されている。
 物流が地下で行われているため、地上部分は人の動きのための交通の流れがほとんどである。
 地上では空中を飛行するエアバスは交通の主力になっている。
 カスパル湖の湖畔の東側には町ができている。カスパルと呼ばれる町では魔術学校と総合大学の建設建設が進んでおり間もなく完成の予定だ。
 教員の募集は終わり、既にカスパルに移り住み、新しい生活の準備をしている。魔術師も応募が終わっているがまだ移住はしていない、魔法学校が完成しないと研究室が使えないためである。
 また、カスパルの対岸の西側には農畜産物研究所が開設されている。ここは、地球産の農作物や家畜の試験をしている。食料をランド2で自給するためである。
 農畜産物研究所の周囲は、農地の開発が始まっている。ランド2の今の目標は、自給自足をすることである。このため食料だけでなく、鉱物資源の調査も行われている。
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