77 / 87
第77話 鬼が淵4
しおりを挟む
逢神たけるは、鈴鹿と週に1回のオカルト相談コーナーに出演するためにテレビ局へ行く。
彼らが控室に入ると稲荷の使いの美鈴が当然のようにいる。
たけるは控室に置かれた弁当を食べる。
鈴鹿は控室のお菓子と美鈴が差し入れた饅頭を漁る。
美鈴はいつもの光景にあきらめ顔である。
フロアディレクターの清水えりなが入ってくる。
えりなはたけると美鈴に言う
「山尾村の事件は知っているでしょうね。」
「ええ、ニュースで知っています。」
たけるが答える
「我は知らんぞ。」
美鈴が答える。
えりなは予想していた答えに
「山尾村の虫川沿いで3人行方不明になったの、そして、鬼が淵と言うところで潜水士が2人、何かに襲われたのよ。」
「鬼がらみかのう。」
美鈴が言う
「分からないけど、相談者は行方不明者の奥さんだから言葉に気を付けてね。」
「任せておけ。」
美鈴が自信満々に言う、えりなは不安になる。
情報番組の中のオカルト相談コーナーが始まる。
たけるが席に着き、横に美鈴が座る。
すりガラスの向こう側に相談者が座る。
たけるが相談者に言う
「相談者の方、お話をどうぞ。」
相談者はボイスチェンジャーを通した声で話し始める
「私の夫は虫川で行方不明になっています。」
「手掛かりは見つかっていないのですね。」
「はい、ただ鬼が淵には言い伝えがありました。」
「どんなものですか。」
「昔、旅の僧侶が鬼が淵に鬼を封じたという話です。」
「鬼ですか。」
たけるの顔つきが変わる
「村には、封印された鬼は半分起きていて、淵に入った人を襲うという噂があります。」
「鬼が淵では潜水士が2人、何かに襲われたそうですね。」
「私は、その場に居合わせています、見えない何かが彼らを襲ったのです。」
「それは鬼ですか。」
「分かりませんが、鬼が淵には何かいます。」
「分かりました、行って調べてみましょう。」
たけるは鬼が淵に行くことにする。
彼らが控室に入ると稲荷の使いの美鈴が当然のようにいる。
たけるは控室に置かれた弁当を食べる。
鈴鹿は控室のお菓子と美鈴が差し入れた饅頭を漁る。
美鈴はいつもの光景にあきらめ顔である。
フロアディレクターの清水えりなが入ってくる。
えりなはたけると美鈴に言う
「山尾村の事件は知っているでしょうね。」
「ええ、ニュースで知っています。」
たけるが答える
「我は知らんぞ。」
美鈴が答える。
えりなは予想していた答えに
「山尾村の虫川沿いで3人行方不明になったの、そして、鬼が淵と言うところで潜水士が2人、何かに襲われたのよ。」
「鬼がらみかのう。」
美鈴が言う
「分からないけど、相談者は行方不明者の奥さんだから言葉に気を付けてね。」
「任せておけ。」
美鈴が自信満々に言う、えりなは不安になる。
情報番組の中のオカルト相談コーナーが始まる。
たけるが席に着き、横に美鈴が座る。
すりガラスの向こう側に相談者が座る。
たけるが相談者に言う
「相談者の方、お話をどうぞ。」
相談者はボイスチェンジャーを通した声で話し始める
「私の夫は虫川で行方不明になっています。」
「手掛かりは見つかっていないのですね。」
「はい、ただ鬼が淵には言い伝えがありました。」
「どんなものですか。」
「昔、旅の僧侶が鬼が淵に鬼を封じたという話です。」
「鬼ですか。」
たけるの顔つきが変わる
「村には、封印された鬼は半分起きていて、淵に入った人を襲うという噂があります。」
「鬼が淵では潜水士が2人、何かに襲われたそうですね。」
「私は、その場に居合わせています、見えない何かが彼らを襲ったのです。」
「それは鬼ですか。」
「分かりませんが、鬼が淵には何かいます。」
「分かりました、行って調べてみましょう。」
たけるは鬼が淵に行くことにする。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる