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俺は、ひまりと彼女の実家に結婚の報告をするために行く。俺は、反対されるのではないかと緊張する。
しかし、彼女の両親に歓迎され安心する。彼女が俺に言う。
「私の部屋を見る?」「いいの。見たいな。」
俺は2階に案内される。彼女が部屋のドアを開けると猫が出てくる。茶トラの大きな猫である。
「ひまりの家、猫飼っているの。」「えっ、飼っていないよ。」
「でも、今、部屋から出てきたよ。」「うそ、私見てないよ。」
「確かに出てきたのにな。」「猫がいたら、猫アレルギーがあるから、ひどいことになるでしょ。」
「そうだなー、気のせいかな。大きな茶トラだったんだけど。」「大きな茶トラ?昔、飼っていたわよ。小十郎と言う子よ。死んじゃったけど。」
「でももういないんだよね。」「そうね。気のせいよ。」
俺はひまりを抱きしめる。
「ちょっと、急すぎるよ。」「ひまりはちゃんとここにいるんだ。」
「う、うん。」「好きだよ。」
俺は、猫の錯覚に感謝する。
挨拶を終えて、俺は家に帰るとスマホで電話する。
「まほ、今から会えない?」「いいよ。私、今日、あなたの部屋に泊まりたいな。」
「いいよ。」「あれ、猫の鳴き声するよ。」
「猫なんて放っておけば。」「違うわよ。あなたの電話から聞こえるのよ。」
「猫、いないよ。」「おかしいわね。とにかく今から行くね。」
「待っているよ。」
俺とまほは、彼女に結婚願望が無いため、セフレの関係になっている。
俺は、部屋の片づけをして彼女の到着を待つ。彼女が俺のアパートに来る。彼女は俺の部屋に入ると言う。
「猫飼ったの。猫アレルギーだったでしょ。」「飼っていないよ。」
「でも、大きな茶トラの猫がベットの上にいるわ。」
俺はベットを見るが猫はいない。
「疲れているんだよ。ベットで休もう。」「でも本当に・・・もうエッチ。」
俺は猫のことは頭の隅に追いやり、まほとの楽しい夜を過ごす。
朝、目を覚ますと猫の鳴き声が聞こえる。玄関を見ると大きな茶トラの猫がいる。俺は起き上がり、玄関へ行き猫を捕まえようとする。
しかし、捕まえることはできない。猫が逃げるからではない、猫を掴むことが出来ないのだ。つまり、実体が無い。幽霊である。俺は思わず言う。
「お前、小十郎か。」
猫は「ニヤー」と返事をする。俺はどうすればいいのかわからない。結局、無視することにする。
俺は営業の仕事をしている。仕事中、メッセージが来る。女子大生のみやびからだ。休講になったため暇になり俺に会いたいそうだ。
彼女とは最近知り合いつきあっている。俺は営業の車でみやびを迎えに行き、ラブホへ向かう。
次の角を回ればラブホである。突然、道の真ん中に猫が現れる。俺は思わずハンドルを切り、ラブホの壁に衝突する。ここで俺の意識は途切れる。
俺はその瞬間、道にいたのは大きな茶トラの猫だったと思う。
俺は病院のベッドの上で目を覚ます。傍らには俺の上司がいる。
「仕事中に女子大生をラブホテルに連れ込もうとして事故をしたのか。」「それは、猫が・・・」
「会社では処分を検討中だ。解雇の覚悟はしておくんだな。」「すみません。これからも働かせてください。」
上司は答えず、病室を出ていく。スマホにまほからメッセージが来ている。俺は事故をして入院していることを教える。
そして、ひまりに電話する。
「ごめん、俺、事故をして入院したんだ。それで結婚の予定を伸ばせられないかな。」「大丈夫なの。治ったら結婚しましょ。」
俺はひまりは優しいと思う。
ひまりはすぐに病院に駆けつけてくる。俺はひまりの顔を見るとホッとする。そこへ、みやびがやって来る。ひまりが俺に言う。
「この子、誰?」「友達だよ。」「違います。彼女です。事故もラブホに入ろうとして起こしたのよ。」
「本当なの。」「それはその・・・」
俺が答えられずにいると、まほが入って来る。ひまりとみやびの目つきが怖くなる。
「この女、誰?」「私たちセフレなの。」
まほが場の空気を読まずに言う。ひまりとみやびは騙されたと激怒して病室から出ていく、まほは俺に飽きれて「別れましょ」と言い去って行く。
こうして俺は、仕事と女を失った。
しかし、彼女の両親に歓迎され安心する。彼女が俺に言う。
「私の部屋を見る?」「いいの。見たいな。」
俺は2階に案内される。彼女が部屋のドアを開けると猫が出てくる。茶トラの大きな猫である。
「ひまりの家、猫飼っているの。」「えっ、飼っていないよ。」
「でも、今、部屋から出てきたよ。」「うそ、私見てないよ。」
「確かに出てきたのにな。」「猫がいたら、猫アレルギーがあるから、ひどいことになるでしょ。」
「そうだなー、気のせいかな。大きな茶トラだったんだけど。」「大きな茶トラ?昔、飼っていたわよ。小十郎と言う子よ。死んじゃったけど。」
「でももういないんだよね。」「そうね。気のせいよ。」
俺はひまりを抱きしめる。
「ちょっと、急すぎるよ。」「ひまりはちゃんとここにいるんだ。」
「う、うん。」「好きだよ。」
俺は、猫の錯覚に感謝する。
挨拶を終えて、俺は家に帰るとスマホで電話する。
「まほ、今から会えない?」「いいよ。私、今日、あなたの部屋に泊まりたいな。」
「いいよ。」「あれ、猫の鳴き声するよ。」
「猫なんて放っておけば。」「違うわよ。あなたの電話から聞こえるのよ。」
「猫、いないよ。」「おかしいわね。とにかく今から行くね。」
「待っているよ。」
俺とまほは、彼女に結婚願望が無いため、セフレの関係になっている。
俺は、部屋の片づけをして彼女の到着を待つ。彼女が俺のアパートに来る。彼女は俺の部屋に入ると言う。
「猫飼ったの。猫アレルギーだったでしょ。」「飼っていないよ。」
「でも、大きな茶トラの猫がベットの上にいるわ。」
俺はベットを見るが猫はいない。
「疲れているんだよ。ベットで休もう。」「でも本当に・・・もうエッチ。」
俺は猫のことは頭の隅に追いやり、まほとの楽しい夜を過ごす。
朝、目を覚ますと猫の鳴き声が聞こえる。玄関を見ると大きな茶トラの猫がいる。俺は起き上がり、玄関へ行き猫を捕まえようとする。
しかし、捕まえることはできない。猫が逃げるからではない、猫を掴むことが出来ないのだ。つまり、実体が無い。幽霊である。俺は思わず言う。
「お前、小十郎か。」
猫は「ニヤー」と返事をする。俺はどうすればいいのかわからない。結局、無視することにする。
俺は営業の仕事をしている。仕事中、メッセージが来る。女子大生のみやびからだ。休講になったため暇になり俺に会いたいそうだ。
彼女とは最近知り合いつきあっている。俺は営業の車でみやびを迎えに行き、ラブホへ向かう。
次の角を回ればラブホである。突然、道の真ん中に猫が現れる。俺は思わずハンドルを切り、ラブホの壁に衝突する。ここで俺の意識は途切れる。
俺はその瞬間、道にいたのは大きな茶トラの猫だったと思う。
俺は病院のベッドの上で目を覚ます。傍らには俺の上司がいる。
「仕事中に女子大生をラブホテルに連れ込もうとして事故をしたのか。」「それは、猫が・・・」
「会社では処分を検討中だ。解雇の覚悟はしておくんだな。」「すみません。これからも働かせてください。」
上司は答えず、病室を出ていく。スマホにまほからメッセージが来ている。俺は事故をして入院していることを教える。
そして、ひまりに電話する。
「ごめん、俺、事故をして入院したんだ。それで結婚の予定を伸ばせられないかな。」「大丈夫なの。治ったら結婚しましょ。」
俺はひまりは優しいと思う。
ひまりはすぐに病院に駆けつけてくる。俺はひまりの顔を見るとホッとする。そこへ、みやびがやって来る。ひまりが俺に言う。
「この子、誰?」「友達だよ。」「違います。彼女です。事故もラブホに入ろうとして起こしたのよ。」
「本当なの。」「それはその・・・」
俺が答えられずにいると、まほが入って来る。ひまりとみやびの目つきが怖くなる。
「この女、誰?」「私たちセフレなの。」
まほが場の空気を読まずに言う。ひまりとみやびは騙されたと激怒して病室から出ていく、まほは俺に飽きれて「別れましょ」と言い去って行く。
こうして俺は、仕事と女を失った。
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