2 / 7
第2話 老人の朝は早い
しおりを挟む
老人の朝は早い。源次郎は午前4時から村のパトロールに出かける。日向はまだ眠いが師匠が出かけるのだから当然ついていく。
すると1軒の家から人影が出てくる。200メートルくらい先でまだ暗いため、男か女までわからない。源次郎が言う。
「あそこは山門さんの家じゃな。まだ新婚だから今頃はひゃっひゃっはーーー」「笑っていないで、捕まえないと。」
日向が源次郎に声をかけた時には、源次郎は人影を取り押さえていた。いつの間に200メートルはあるぞ。日向は驚きながら駆け出す。源次郎が日向に言う。
「遅いのう。これではヒーローは勤まらんぞ。」「師匠が早いのですよ。」
「こら、じじい離せ。人の上でしゃべっているんじゃねえ。」「見ない顔じゃのう。どれ。」
「いいいいででででで、やめて、やめてくれー」
男が痛がる。源次郎は日向に言う。
「わしが押さえているから、男の持ち物を調べてくれ。」「はい、師匠。」
男のポケットからマイナスドライバーが出てくる。さらに男のリュックサックの中には、財布がいくつも入っていて、他にお札が無造作に入れられていた。
「師匠、こいつドロボウですよ。」「そうじゃの。警察に突き出すか。」
「じじい、やめてくれ。金をやるから見逃してくれ。」「ほぉーーーー」
バキとものすごい音がする。男は痛みに痙攣している。日向が源次郎に聞く。
「師匠、何をしたんですか。」「うるさいから骨を折った。」
うるさいからって骨を折るか?師匠はバイオレンスじじいだ。源次郎は駐在を叩き起こして男を預ける。翌日、警察署長が源次郎を訪ねてくる。
「源次郎さん、ありがとうございます。昨日の男はこの辺一帯を荒らしまわっていたドロボウで、困っていたところでした。感謝状を受け取っていただけませんか。」
「わしゃ、村のパトロールをしていただけじゃ。感謝状はいらん。」
「そういわず。お願いします。これで5件目ですよ。今日こそは受け取っていただきます。」
「いらん。帰ってくれ。」「今回は紅白饅頭もお付けします。」
「そこまで言うのなら仕方ないのう。」「おお、受け取ってくれるのですね。ありがとうございます。」
師匠は甘いものが好き。日向がメモを取る。
この日のウォーキングは、日向が地獄を見る。被害にあった村人たちが盛大にお礼を渡してきたのだ。米俵20俵は新記録だった。
すると1軒の家から人影が出てくる。200メートルくらい先でまだ暗いため、男か女までわからない。源次郎が言う。
「あそこは山門さんの家じゃな。まだ新婚だから今頃はひゃっひゃっはーーー」「笑っていないで、捕まえないと。」
日向が源次郎に声をかけた時には、源次郎は人影を取り押さえていた。いつの間に200メートルはあるぞ。日向は驚きながら駆け出す。源次郎が日向に言う。
「遅いのう。これではヒーローは勤まらんぞ。」「師匠が早いのですよ。」
「こら、じじい離せ。人の上でしゃべっているんじゃねえ。」「見ない顔じゃのう。どれ。」
「いいいいででででで、やめて、やめてくれー」
男が痛がる。源次郎は日向に言う。
「わしが押さえているから、男の持ち物を調べてくれ。」「はい、師匠。」
男のポケットからマイナスドライバーが出てくる。さらに男のリュックサックの中には、財布がいくつも入っていて、他にお札が無造作に入れられていた。
「師匠、こいつドロボウですよ。」「そうじゃの。警察に突き出すか。」
「じじい、やめてくれ。金をやるから見逃してくれ。」「ほぉーーーー」
バキとものすごい音がする。男は痛みに痙攣している。日向が源次郎に聞く。
「師匠、何をしたんですか。」「うるさいから骨を折った。」
うるさいからって骨を折るか?師匠はバイオレンスじじいだ。源次郎は駐在を叩き起こして男を預ける。翌日、警察署長が源次郎を訪ねてくる。
「源次郎さん、ありがとうございます。昨日の男はこの辺一帯を荒らしまわっていたドロボウで、困っていたところでした。感謝状を受け取っていただけませんか。」
「わしゃ、村のパトロールをしていただけじゃ。感謝状はいらん。」
「そういわず。お願いします。これで5件目ですよ。今日こそは受け取っていただきます。」
「いらん。帰ってくれ。」「今回は紅白饅頭もお付けします。」
「そこまで言うのなら仕方ないのう。」「おお、受け取ってくれるのですね。ありがとうございます。」
師匠は甘いものが好き。日向がメモを取る。
この日のウォーキングは、日向が地獄を見る。被害にあった村人たちが盛大にお礼を渡してきたのだ。米俵20俵は新記録だった。
0
あなたにおすすめの小説
【短編集】こども病院の日常
moa
キャラ文芸
ここの病院は、こども病院です。
18歳以下の子供が通う病院、
診療科はたくさんあります。
内科、外科、耳鼻科、歯科、皮膚科etc…
ただただ医者目線で色々な病気を治療していくだけの小説です。
恋愛要素などは一切ありません。
密着病院24時!的な感じです。
人物像などは表記していない為、読者様のご想像にお任せします。
※泣く表現、痛い表現など嫌いな方は読むのをお控えください。
歯科以外の医療知識はそこまで詳しくないのですみませんがご了承ください。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
触手エイリアンの交配実験〜研究者、被験体になる〜
桜井ベアトリクス
恋愛
異星で触手エイリアンを研究する科学者アヴァ。 唯一観察できていなかったのは、彼らの交配儀式。
上司の制止を振り切り、禁断の儀式を覗き見たアヴァは―― 交わる触手に、抑えきれない欲望を覚える。
「私も……私も交配したい」
太く長い触手が、体の奥深くまで侵入してくる。 研究者が、快楽の実験体になる夜。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる