4 / 12
序章
第3話 「ガリス平原」
しおりを挟む
次の日、エリオットとリリアナはガリス平原の南を探索することになった。
「エリオット、あそこ見て!」
リリアナが指さす先にはとても立派な神殿が見えて来た。
近くまで見にいくと
『クロノ神殿』
時の奇跡を祀る。
「クロノって確か時の神様だよね?」
「そう!大昔に起きた旧世界最終戦争。
その最終戦争で使われた遺物によって人類は滅亡の危機を迎えていたの。
海が枯れ、大地が荒れて動物も死に絶え、食べ物も尽きて人類がみんな死ぬんじゃないかってなった時に空に穴が開いて現れたのがこのクロノって神様。
そして地上の時間を巻き戻して自然や海、動物たちの命を蘇らせたの。
ただその余波によってある問題ができて、それがモンスターの出現につながるの。」
この世界はかつてクロノという神によって救われたのは事実だが、その代償としてどこかからモンスターが湧き出てくることになっている。
「リリアナ、そしたら今度ここ探検してみようよ!」
「そうだね!エーベの町に立ち寄って準備できたら行ってみよう!」
そうして2人は神殿を後にした。
ーーーーーーー
そうして元の道へと戻り、さらに南へと進んでいく。
果てしない草原とどこまで続いているのかわからないくらい長い川。
唯一獣道のように道が引かれているくらいで人が手を加えた要素がほとんど見当たらない。
しばらくまた歩いていると、冒険者と見られる人がいる。
その冒険者はモンスターの大群と戦っている。
「見て、あそこでモンスターの大群がいるよ!
助けに行こう!」
リリアナはエリオットに提案して冒険者の元へ走っていった。
そのモンスターはリスに羽が生えているモンスターで主にリスに似つかない鋭いキバで攻撃してくる。
全部で40匹くらいいる。
「フレイムショット!」
リリアナは走りながら既に詠唱と魔力を込めていた。
3匹をリリアナは撃ち抜いた。
「ありがとう2人とも!
すまないが手を貸してくれ!」
冒険者たちと合流した2人はそれぞれモンスターと応戦することに。
リリアナは魔法で次々と打ち抜き、エリオットは持っているひのきのぼうでひたすら叩いている。
だが40匹もいるからなかなか数が減っていかない。
「こうなったらあれを使うしかない。
みんな下がってて!」
リリアナはみんなに後ろに下がるように言った。
そして新たな魔法の詠唱を行い始めた。
「運命の女神よ、私にかのものたちを爆破させる魔力を付与したまえ。」
リリアナの周りに黄色い光が照らされている。
魔力だ。それを一気に放つ。
「シューティングボマー!」
40匹近くいるモンスターが一斉に倒された。
対象の範囲を爆発させる初級魔法だ。
「すごいよリリアナ、あっという間に片付けちゃったね!」
「伊達に魔法使いって名乗ってないからね!」
「助かったよ、ありがとう!
2人はどこへ向かう途中だったんだい?」
「エーベの町に向かってる途中なんです!」
「そうだったんだ!今おれもエーベの町に向かってるんだ。
よかったら同行しないか?」
冒険者に提案されて同行することになった。
何人かで動いた方が安心できるからである。
「エーベの町では何目的で行くんだい?」
「私たちは冒険を始めたばかりなのでそこで消耗品や武器とかを買えればと!」
「そうなんだ!冒険は楽しいぞー!
いろんな町やダンジョンとかに行ったり特産品を食べたり自由気ままにできるからな!
自己紹介が遅れたけど、おれはマイク。
よろしくな!」
エーベの町まではマイクと共に向かうことに。
日も沈み始めてきたから泉がある場所で野営をすることになった。
マイクは元料理人ということもあり、手先がすごく器用だった。
そして今回は羊の肉を使用したステーキだ。
スペアリブ風。
「美味い!こんな料理初めてですよ!」
「ほんとだ!このステーキすごく美味しい!」
「だろ?
こう見えて一国の王様や貴族たちに料理を振る舞ってたんだ!
さぁ、食べ盛りだからじゃんじゃん食べてくれ!」
2人はマイクの作った料理に心を奪われた。
気づいたらあっという間に平らげていた。
「さぁデザートもあるぞ!
ちょっと簡単なものだけどな。」
差し出して来たのは遠い異大陸のプリンと呼ばれる食べ物。
一口食べると口の中でとろけていく食感。
それでいてカラメルソースがまろやかな風味、とても甘い。
「んー!
こんなデザートが平原で食べれるなんて幸せ...」
リリアナはすっかりマイクの料理の虜になっていた。
エリオットもレシピなどをマイクに教わっているくらいだ。
その日はとても疲れが取れて幸せな顔で眠ることができた。
ーーーーーーー
次の日、しばらく歩くと町が見えてきた。
とうとうエーベの町にたどり着いたのだ。
「あれがエーベの町...」
エリオットは住んでた町以外に行くのは初めてだったから驚きを隠せなかった。
「やっとたどり着いたな!」
マイクもほっとした顔で言った。
あの大群に襲われていたから無理もない。
「私たちはいろいろと見て回ろっか!
マイクさんはどうするんですか?」
「おれはちょっと寄るところがあるんだ。
だからここでお別れかな。
もし何かあれば、夜は酒場にいると思うから気軽に声をかけてくれ!
それじゃまたな!」
短い間だったがマイクと冒険をすることができた2人は門をくぐり、町の中へ入っていく。
派手な建物はないが人情味が溢れる商店だったり宿屋や武器屋、道具屋など幅広く店が並んでいる。
リリアナとエリオットはさっそくまずは道具屋で薬や消耗品を買いに向かった。
ーーーーーー
その同時刻、エーベの町路地裏にて。
「これだけあれば足りるか?」
「あぁ、間違いない。
これを使って町を支配する時が来たな。」
「明日の夜が楽しみだな。」
とある商人、冒険者、そして貴族の3人が会合して町を乗っ取ろうと画策をしていた。
すると路地裏に1人の男が入って来た。
「何昼間っからたくらんでんだか。」
「な、お前は!?」
その姿はあのマイクだった。
~続く~
「エリオット、あそこ見て!」
リリアナが指さす先にはとても立派な神殿が見えて来た。
近くまで見にいくと
『クロノ神殿』
時の奇跡を祀る。
「クロノって確か時の神様だよね?」
「そう!大昔に起きた旧世界最終戦争。
その最終戦争で使われた遺物によって人類は滅亡の危機を迎えていたの。
海が枯れ、大地が荒れて動物も死に絶え、食べ物も尽きて人類がみんな死ぬんじゃないかってなった時に空に穴が開いて現れたのがこのクロノって神様。
そして地上の時間を巻き戻して自然や海、動物たちの命を蘇らせたの。
ただその余波によってある問題ができて、それがモンスターの出現につながるの。」
この世界はかつてクロノという神によって救われたのは事実だが、その代償としてどこかからモンスターが湧き出てくることになっている。
「リリアナ、そしたら今度ここ探検してみようよ!」
「そうだね!エーベの町に立ち寄って準備できたら行ってみよう!」
そうして2人は神殿を後にした。
ーーーーーーー
そうして元の道へと戻り、さらに南へと進んでいく。
果てしない草原とどこまで続いているのかわからないくらい長い川。
唯一獣道のように道が引かれているくらいで人が手を加えた要素がほとんど見当たらない。
しばらくまた歩いていると、冒険者と見られる人がいる。
その冒険者はモンスターの大群と戦っている。
「見て、あそこでモンスターの大群がいるよ!
助けに行こう!」
リリアナはエリオットに提案して冒険者の元へ走っていった。
そのモンスターはリスに羽が生えているモンスターで主にリスに似つかない鋭いキバで攻撃してくる。
全部で40匹くらいいる。
「フレイムショット!」
リリアナは走りながら既に詠唱と魔力を込めていた。
3匹をリリアナは撃ち抜いた。
「ありがとう2人とも!
すまないが手を貸してくれ!」
冒険者たちと合流した2人はそれぞれモンスターと応戦することに。
リリアナは魔法で次々と打ち抜き、エリオットは持っているひのきのぼうでひたすら叩いている。
だが40匹もいるからなかなか数が減っていかない。
「こうなったらあれを使うしかない。
みんな下がってて!」
リリアナはみんなに後ろに下がるように言った。
そして新たな魔法の詠唱を行い始めた。
「運命の女神よ、私にかのものたちを爆破させる魔力を付与したまえ。」
リリアナの周りに黄色い光が照らされている。
魔力だ。それを一気に放つ。
「シューティングボマー!」
40匹近くいるモンスターが一斉に倒された。
対象の範囲を爆発させる初級魔法だ。
「すごいよリリアナ、あっという間に片付けちゃったね!」
「伊達に魔法使いって名乗ってないからね!」
「助かったよ、ありがとう!
2人はどこへ向かう途中だったんだい?」
「エーベの町に向かってる途中なんです!」
「そうだったんだ!今おれもエーベの町に向かってるんだ。
よかったら同行しないか?」
冒険者に提案されて同行することになった。
何人かで動いた方が安心できるからである。
「エーベの町では何目的で行くんだい?」
「私たちは冒険を始めたばかりなのでそこで消耗品や武器とかを買えればと!」
「そうなんだ!冒険は楽しいぞー!
いろんな町やダンジョンとかに行ったり特産品を食べたり自由気ままにできるからな!
自己紹介が遅れたけど、おれはマイク。
よろしくな!」
エーベの町まではマイクと共に向かうことに。
日も沈み始めてきたから泉がある場所で野営をすることになった。
マイクは元料理人ということもあり、手先がすごく器用だった。
そして今回は羊の肉を使用したステーキだ。
スペアリブ風。
「美味い!こんな料理初めてですよ!」
「ほんとだ!このステーキすごく美味しい!」
「だろ?
こう見えて一国の王様や貴族たちに料理を振る舞ってたんだ!
さぁ、食べ盛りだからじゃんじゃん食べてくれ!」
2人はマイクの作った料理に心を奪われた。
気づいたらあっという間に平らげていた。
「さぁデザートもあるぞ!
ちょっと簡単なものだけどな。」
差し出して来たのは遠い異大陸のプリンと呼ばれる食べ物。
一口食べると口の中でとろけていく食感。
それでいてカラメルソースがまろやかな風味、とても甘い。
「んー!
こんなデザートが平原で食べれるなんて幸せ...」
リリアナはすっかりマイクの料理の虜になっていた。
エリオットもレシピなどをマイクに教わっているくらいだ。
その日はとても疲れが取れて幸せな顔で眠ることができた。
ーーーーーーー
次の日、しばらく歩くと町が見えてきた。
とうとうエーベの町にたどり着いたのだ。
「あれがエーベの町...」
エリオットは住んでた町以外に行くのは初めてだったから驚きを隠せなかった。
「やっとたどり着いたな!」
マイクもほっとした顔で言った。
あの大群に襲われていたから無理もない。
「私たちはいろいろと見て回ろっか!
マイクさんはどうするんですか?」
「おれはちょっと寄るところがあるんだ。
だからここでお別れかな。
もし何かあれば、夜は酒場にいると思うから気軽に声をかけてくれ!
それじゃまたな!」
短い間だったがマイクと冒険をすることができた2人は門をくぐり、町の中へ入っていく。
派手な建物はないが人情味が溢れる商店だったり宿屋や武器屋、道具屋など幅広く店が並んでいる。
リリアナとエリオットはさっそくまずは道具屋で薬や消耗品を買いに向かった。
ーーーーーー
その同時刻、エーベの町路地裏にて。
「これだけあれば足りるか?」
「あぁ、間違いない。
これを使って町を支配する時が来たな。」
「明日の夜が楽しみだな。」
とある商人、冒険者、そして貴族の3人が会合して町を乗っ取ろうと画策をしていた。
すると路地裏に1人の男が入って来た。
「何昼間っからたくらんでんだか。」
「な、お前は!?」
その姿はあのマイクだった。
~続く~
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
半竜皇女〜父は竜人族の皇帝でした!?〜
侑子
恋愛
小さな村のはずれにあるボロ小屋で、母と二人、貧しく暮らすキアラ。
父がいなくても以前はそこそこ幸せに暮らしていたのだが、横暴な領主から愛人になれと迫られた美しい母がそれを拒否したため、仕事をクビになり、家も追い出されてしまったのだ。
まだ九歳だけれど、人一倍力持ちで頑丈なキアラは、体の弱い母を支えるために森で狩りや採集に励む中、不思議で可愛い魔獣に出会う。
クロと名付けてともに暮らしを良くするために奮闘するが、まるで言葉がわかるかのような行動を見せるクロには、なんだか秘密があるようだ。
その上キアラ自身にも、なにやら出生に秘密があったようで……?
※二章からは、十四歳になった皇女キアラのお話です。
【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く
ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。
5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。
夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる