元英雄 これからは命大事にでいきます

銀塊 メウ

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第一章 異世界帰還編

鬼達との戦い、新リーダー八雲

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「凛達の所にも大鬼が現れた。
急ぐのじゃ、八雲」

「分かりました。『ファスト  ウィンド』」
速度を上げ移動する。


……
………

「見えた、凛達だ」

八雲は掌に圧縮した空気の玉を形成
大鬼に向かって風に乗って飛んでいった。


「ただいま~『インパクト』………ドン」

大鬼が吹き飛んで行った。

「八雲君ー(*≧∇≦)ノ」※神薙
「八雲!!!Σ( ̄□ ̄;)」※打門
「八雲~(/≧◇≦\)※凛

それぞれがそれぞれの反応をした。

「八雲どこ行ってたのよ。」
……八雲を見つめ
「カ、カッコいい」小さな声が漏れる凛

「八雲君、どうしたのイメチェン?
 髪キレイだね~("⌒∇⌒")」

「いやーそうかな~(*´∀`)つ」

「お前達……余裕だもん、
八雲助かっただもん」

「いえ、遅くなってすいません」

 八雲達は立ち上がった大鬼に気付き、
そちらを向く。

「八雲、あいつ強いよ、大きいのにかなり
 速く動くの。角からビームみたいの
ものが出るし」

「そうか、鬼ってビーム出すんだ~」

「気になるのそこかだもん?
 真面目にしようか( ゜皿゜)」

「すいません
((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル」

「それじゃ行きますか!!」

 八雲は大鬼に向かって走り出す。続いて
凛と神薙も走り出した。八雲は
大きく跳躍大鬼の上から風の刃を飛ばす、
大鬼は角からビームを出し防ぐ、
大鬼が上を向いている隙に、
神薙は5本の刀による連撃を放ち
凛はオーラを爆炎に変え掌底、
「ボン」と爆ぜる。

 大鬼は下がりながらたたら踏む。
そこに八雲とリーム先生が追撃

『『ウィンドブレード』』

大鬼は両方の肩から足までを
切られ倒れた。
そこに打門は残りのオーラをつぎ込み、
術を展開

『破邪の剣 錬気(れんき)』

 打門は光の剣を具現化、剣を大鬼の胸に
飛ばし刺さる。大鬼の身体は刺された
部分から浄化され消えていった。



「みんな無事だもん」

「「はい、大丈夫です。」」

それぞれ怪我の具合を確認していると、
村長がこちらに歩いて来た。

「皆さん、さすがですね、奏音学園に
頼んでよかった。私達だけでは
どうなっていたことか!!」

「村人の皆さんは大丈夫ですか?」

「はい、倒れている村人達の確認は
 取れています。命に別状はありません。
 しかし、またしても大鬼が現れるとは、
 異常の原因を早く見つけなければ、
 被害が拡大してしてしまいます。
 どうか、皆さん助けて頂きたい。」

 村長は再び頭を下げお願いをする。
状況は想定より悪い状態になっている。
打門はメンバーの命を預かる立場として、
撤退の判断を下さなければならないと
感じていた。何故なら、打門自身
もう戦力にならないと分かっていたからだ、

「八雲、この後どうしたら良いと
思うだもん」

「調査に出ている方が、戻ってからの
 報告の内容次第ですが、このまま大鬼が
 多数現れると手に終えません。僕達も早く
 山の結界に行くべきかと思います。」

「大鬼がすでに多数居るかも
しれない所だぞ!
 怖くはないのかだもん?」

「怖いに決まってるじゃないですか?
 でもほっとけないでしょ‼️」

「………そうだな、ほっとけないなだもん」

「では命令だもん、八雲は俺に代わり
 このチームを率いて現場の原因を
 突き止め、排除しろだもん‼️」

「分かりました!」

 八雲は打門先輩が動くことすら
困難なことを気づいており、
敢えてなにも言わず了承した。
※ちょっとクールな感じでカッコいい

「え、打門もう疲れたの、1人で休むなんて
 ずるくなーい。」

 しかし、アホな子神薙ちゃんは
空気を読まずアホ発言したので、
デコピンしてやった。


……
………
「ここが結界のある山、鳥居がある。」

「そうだ、まだ結界は奥じゃがいつもと
 違う気配がする。十分気を付けてくれ。」

「村長さん、本当良かったんですか、
 僕達について来て‼️」

「わしがこの場所についてもっとも詳しい、
 何かあっても対処ができる。」

「でも村長にもしものことがあったら!」

「な~にわしはもういい年じゃ、
 あとは若いもんに任すわい」

「大丈夫だよ‼️、私がぜ~んぶ
倒しちゃうんだから( ´∀`)/~~」

「ふっ、そうじゃな任したぞ、
お嬢ちゃん」
村長は笑って答えた。
※僕は鼻で笑ってやった (  ̄- ̄)ふっ


鳥居をくぐった先には大量の餓鬼が、
正直かなりキモい、こちらに気付き
走り出した。

「凛さんお願いしま~す。」

「うん、分かった行くね。」
『焔式、熱の波紋』

餓鬼達を次々倒していく。でもまだいる。

「今度は私行きま~す。」

神薙が5本の刀を空中で展開、
五芒星を描く印を組み、オーラを高めた。

「行きます。星空を描け『星屑の煌』」

星を象ったオーラの塊が残りの
餓鬼を一掃した。

「どうよ、八雲これが私の実力よ‼️」
神薙は胸を張って褒めてオーラをだしていた。

仕方ない
「神薙は接近専門だと思ってたよ。
びっくりした。」

神薙はさらに鼻まで高くして喜んだ、
単純です。

「あれ、あそこに誰かいる!!」

 そこには、村人が木にもたれ
掛かって出てきた。

「助かりました。餓鬼が邪魔で
出ることが出来ませんでした。
村長遅くなりすいません」

「霜鬼(そうき)無事だったか」

「はい、足をやられましてうまく動けず、
 いままで隠れていました。」
「報告します。結界からは今までにない
 大量のオーラが洩れだし餓鬼が次々と
 発生しています。…………さらに問題は、
 餓鬼達がお互いを食べあって残った餓鬼が
 大鬼に進化していました。私が確認した
 だけでも5体はいました。」

「霜鬼さん、原因はなにか分かりましたか」

「すいません、探している途中大鬼に
襲われ逃げまわりまして、調査が
あまり出来ていません。ただ恐らく
鬼門周辺かと、鬼門に近づけば
 近づくほど鬼が増えていきました」

「鬼門?何ですか」

「鬼門とは結界の出入口じゃ、たしかに
 洩れだすとしたら、そこの可能性が
高いのじゃ」

「出入口があるんですか?」

「うむ、前鬼様と後鬼様を結界に入れる為の
 結界の入口じゃ、わしら人間なら出入りが
 可能じゃ、「ふ~」かつてひと目見たいと
 入った者がいたのじゃ」

「出入口っているんですか?危ない気が
 するんですが」

「もちろん必要だからある。10年に一度
お二人の力が強まる日があれば
弱まる日もある。正確には寝る日
じゃがの~そのときに中に入り封印の
水晶を定期的に交換しなければならん
これが結界の核になる。
これは村長のわしの仕事じゃ」

「なるほど、わかりました」

「では鬼門に行きますか」

 
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