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過去編 結城とあゆみ悲劇までのカウントダウン
過去編 魔人バーバルの正体
しおりを挟む「あなたは不死身なんかでは
ありません」※坂本
「うん?あなた何を突然言って
いるのですか?」
バーバルは首をかしげる。
「別に何の根拠も無いわけでは
ありませんよ。
あなた…………………下にいるのですよね!」
※坂本
坂本は地面に指を指す。
「何を訳の分からないことを」※バーバル
「あゆみさんのお陰で気が付くことが
できました」※坂本
あゆみは自分のお陰と言われたが、
よく分からず首をかしげた。
「あゆみさんが感知してくれた悪意の気配
最初は攻撃によるものと思いました。
しかしあなたの分身と耐久力を見て
違和感を感じました。あり得ないことだと!
ではどう考えれば納得できるか考えました。
そして一つの結論に行き着きました。
それが…………あなた偽物ですね!」※坂本
バーバルは無表情になる。
「ですので、貴方は地面の下にいるん
ですよね!
……………本体が!」※坂本
バーバルはニタ~と笑う。
「パチパチパチ」
「良く気が付きました。気が付かれることは
今まで滅多に無かったのですが……残念です」
※バーバル
「本体は既に補足しています。
ここから約50m程度地下に潜っていますね。
貴方はついていなかった。
私は恐らく同系統の能力を持っている」
※坂本
「なるほどなるほど!貴方は植物を
操っていますね。技が私と同じ発想に
なりやすいだから気が付くことが
出来たわけてすね!」※バーバル
「どう言うことよ!大地?」※未希
「つまり、俺達が攻撃していたのは
ニセモノなのだからあいつには
ダメージにならなかった。
どうやら、あいつ本体は地面の中で
こそこそと俺達の隙を狙っている
くそやろってことだ」※大地
「ならやることは地面を掘り返して、
その陰険やろうを引きずり出せば
良いのね!」※バーバル
「そう言うこと!!( ´∀` )b」※大地
「大地、やっちゃって~」※未希
「りょうかい(。・ω・)ゞ」※大地
『この辺かなっと!
『アイアン…………お持ち帰りショット』
ボコ~ン地面ごと中空に上昇し、
ぼろぼろと崩れていくなか、
巨体な球根があった。
しかもそれには口と目が……………
「まぶしいですね!全くもって不快です」
※バーバル
「球根が喋ってる………キモ~(´Д`)」※未希
「あなた達には私の高貴な姿は理解
できませんか?」※バーバル
現在バーバルの本体が現れた。
根の力で本体(球根)が浮かし高い位置から
喋りかけている。
「人間は愚かでウジャウジャといますから
排除しないといけませんね!」※バーバル
バーバルから今ままでにない濃密な殺気を
放っていた。これからが本番の闘い
なのかもしれない。
…………▽
その頃、結城は
「ハァーーー」※結城
ヴィルを相手に斬撃の応酬を
繰り広げていた。
ヴィルは意外にも武器を使っている。
初めは獣のように歯や爪などで攻撃をして
来たが、なかなか攻撃が当たらないことに
苛立ったのだろうか?武器を出した。
ただ………出した場所が良くない。
口に手を突っ込んで引き出すと
鉈のような形の刀が出てきた。しかも2本?
どっから出したんだ!
「くっ」結城はやや圧されていた。
力では負けてはいなかったが、
圧倒的な速さとトリッキーな動きを
取り始てから防戦一方になってしまった。
『ライトセイバー』…………「ガキン」
まただ!……食われた!!
僕の剣技を口で防いだ。それ事態にも
驚いたが、もっと驚いたのは、
「スゥーーー」
ヴィルは剣を咥えたまま息を吸うように
剣に纏ったオーラを吸い取ったのだ。
「マズイ」
結城はヴィルを蹴り飛ばす。
「ハ~ハ~ハ~………また吸われた。
どうすれば良い」※結城
「ウ~~~ン、やっぱりおまえ美味し~
俺もっと食べたいぞ!」※ヴィル
「だいぶふざけた魔人のようだ!
こちらとしてはどうしたものか………」
※結城
「手伝ってやろうか!ワン」
「うん?…………君はポチくん」※結城
「ポチくんと言われたのは始てだぜ!
なんか新鮮な響き………」※ポチ
「ポチくん、その手伝ってくれるのは
嬉しいんだけど危ないんだ、止めた方が
いい」※結城
「そう言われてもな、一応こっちのことは
頼むってリームに言われたからよ!
一応適当に手伝うわ!ワン」※ポチ
「ポチくん………」※結城
「取り敢えず、あいつの動きを止めるから、
おまえは攻撃をしろ、ワン」※ポチ
喋り終わったかと思うと凄まじい速さで
ポチは走り抜け魔人の腕を噛みちぎった!
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