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過去編 結城とあゆみ悲劇までのカウントダウン
過去編 八雲 VS ブラスト
しおりを挟む「あ!? なんだ、俺になんか用か?」
※ブラスト
「あ、いや、その、すいません」
※八雲
「な~謝んなよ!別に責めてないし、
なんでか聞いただけだけど!」
※ブラスト
「な~悪いんだけど水ないか、寝起きで
喉乾いちまって」※ブラスト
「あ、はい、ちょっと待って下さい」
※八雲
……▽
「はい、どうぞ」※八雲
「お~悪い、ありがとよ!」※ブラスト
八雲はブラストを水を渡す。
なんか普通のおじさんって感じ。
「なんで普通に喋っておるのじゃ、
敵じゃぞ!」※リーム
「アハハ、なんか普通に喋れました」
※八雲
ガザイさんは兵士達に警戒を指示
いつでも逃げる準備をしている。
正直な話しここの兵士達ではS級を相手に
する戦力はないその為、選択肢は逃げる
1択である。とは言うもののもちろん
逃げることすら相当難しいことなのだが!
「な~キミキミ、外の様子はどうかな~
あいつら頑張ってる!」※ブラスト
「おじさん、隠さないんですね!
自分が僕達の敵だって!」※八雲
「お、……仕方ないだろ。今は戦争中だぞ!
それに俺はつえ~からな負けないんだ!
隠す必要はないね!」※ブラスト
ブラストから巨大なオーラを感じる。
これは今までの敵と比較にならない
プレッシャーだ!
「で!今どうなんだ?」※ブラスト
「今、僕の仲間と戦闘中ですよ!
状態は不明ですがこっちも負ける
つもりはない!」※八雲
「そうかそうか、それで良いと思うぞ!」
※ブラスト
「う~ん、ここも落ち着かなくなったな!
外の空気でも吸いにいくか!」※ブラスト
「よいしょっと」ブラストは立ち上がり
のそのそと歩いて出ていった。
「ガザイさんここのことはよろしく
お願いします。僕は行ってきます」※八雲
「すいません、八雲さん……お願いします!」
ガザイ団長は深々と頭を下げる。
ガザイ本人も協力したいのだが邪魔にしか
ならないと分かっているから送り出す
ことしか出来なかった」※八雲
「リームさんは………」※八雲
「心配するな!着いていくのじゃ!
お前一人には任せておけんからな!」
※リーム
「……………ありがとうございます!」※八雲
笑顔でリームに答えた。
……▽
「あ~やっぱり中より空気がうめ~」
※ブラスト
「ほんとですね!
ちょっと息苦しかったんですよ!」※八雲
八雲はブラストの隣に行き、
世間話をするように話しかける。
「八雲………お前は結構神経図太いのじゃ」
※リーム
「え!………なんかリームさんの言い方
無神経だな~って言ってます?」※八雲
「アッハハ、確かにな!俺相手に
物怖じなく喋れるのはすごいぞ!」※ブラスト
「それでなんで外に出てくれたんです。
本当に空気が吸いたかった訳じゃないん
でしょ!」※八雲
「うん?そんなことはないぞ。
外の空気は吸いたかった。けどま~
あそこだと闘いにくいだろ!
やるなら外の方が良いだろ!」※ブラスト
僕は正直びっくりした。なんて言うか
自分が聞いていたイメージの魔人とは
言うことは全然違ったからだ。
「周りにいた人達のことを考えて
くれたんですか?」 ※八雲
「戦士じゃない奴を殺してもな~
仕方ないじゃないかよ!」※ブラスト
「おじさん、案外優しいね!」※八雲
八雲の一言を言った瞬間周りの空気が
一気に冷えたように感じた。
「…………よ~お前、勘違いすんなよ
お前が負けたら全員殺すからよ!
守りたいなら死ぬ気でこいや~」
※ブラスト
この人………………( ・`д・´)
僕は歩いてブラストから少し離れた。
「ブラスト、僕はあんたを倒す!」※八雲
「そうだ!それで良い。こい八雲!」※ブラスト
「おい!2人で盛り上がってるところ悪いが
我もいるから忘れるでないぞ!」※リーム
「リームさん分かってますよ!
ぶっ倒しますよ!」※八雲
「それじゃ肩慣らしだ!一発で終わんなよ!
気合い入れろー」※ブラスト
ブラストは上空腕を挙げると、
腕からオーラを射出、それが上空に
上がりながら
分裂したかと思うと一気に急降下した。
「八雲~全力で躱せ~」※リーム
オーラは地面に着弾した瞬間爆発
広範囲に影響が出る。
「うわ~っとと」
爆風で吹き飛ばされつつ回避する。
周辺にはクレーターだらけで
ボコボコになってしまった。
「八雲!気を抜くでない!まだまだ
来るのじゃ」※リーム
攻撃の連射性も厄介だか1発の威力が
広範囲過ぎて躱しきれない。
八雲の身体は擦り傷だらけに、
このままじゃ体力も相当持っていかれる。
それなら行くしかないだろ~
八雲はブラストに向かって走り出した。
「来るか!良いぜ。相手してやる」
※ブラスト
「オリャー『サイクロンブロー』」※八雲
八雲は右腕に空気を纏わせさらに
回転を加え風の力で加速、威力が格段に
上がった新技
「バーン」と衝撃が走る。
ブラストは何を考えているのか、
その攻撃を防御するわけでもなく
胸で受け止めた。
「お~し、なかなか気合いが入った
1発だったぞ」※ブラスト
ブラストは何事も内容に受けきり
やがった。僕はさすがに驚き硬直する。
「おいおい、驚いている場合か?」
※ブラスト
「嘘だろ~」※八雲
上空から放たれていた爆撃オーラが、
僕達の方に飛んできていた。
「え~自分ごとかよ~ うわ~~~」※八雲
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