元英雄 これからは命大事にでいきます

第五章 長寿薬ノア

作戦タイム？

「精霊闘気『水』…………『水陣』」

 地面を水の波紋が走り
 サファイア軍団の足元に広がる。

「？………何これバカにしてるの!!」
※サファイア

 サファイアはただの水溜まりと
 舐めているのかと怒っているが、

 八雲はフッと口元をニヤつかせ
「分かんないの？( ´∀`)σ」※八雲
 
 ……………バカにした！

「フガァー怒ったんだからね！」
※サファイア
 一斉に八雲達に飛びかかるが、
 八雲は再び口元をニヤッとさせる。

「フッ、ルビーと違って感情的だな！」
※八雲

「波紋よ広がり  喰らい捉えよ  
『蛟(みずち)』」
 水の波紋から無数の水の蛇が束になり
 サファイア軍団を捉えていく。

 その姿を見たコリンは口が塞がらない
 くらい驚いた。

「一応地面にいると危ない気がするんで
 空中で捉えさせて貰うよ！」※八雲

「わ～～～放せ放せ～o(・ω・= ・ω・)o」
 ※サファイア

 100体以上のゴーレムが駄々こねるみたいに
 暴れるが僕は放さない。

「さ～降参だよね！サファイア」※八雲

「う～んうん!しないけど!」※サファイア

「？？？(ー_ー;)えっと………サファイア
 負けを認めたくないのは分かるけど、
 それは無いよ(*´Д`*)」※八雲

「だって～捕まってないもん!!
 フッフッフ～残念でした(＞∀＜)
 全員偽物で～す(*ノ´∀`*)ノ 」※サファイア

 サファイア軍団は砂と化して落ちていく!

「……………ダーーやられた～！Σ(￣□￣;)
 
     ……………しゃーないか(・ε・｀ )」※八雲

「え～もうちょっとショック受けてよ！
 つまんないじゃん( ＞Д＜；)」※サファイア

「このくらいで落ち込んでられないの!」
※八雲

「チョチョチョっと
 あんたすごいじゃないの!!」※コリン

 コリンが猛烈な勢いで接近
 すごく興奮している何故だ？
……失敗したのに

「どうしたんですか？びっくりするん
ですけど！」※八雲

「びっくりしたのはこっちよ！
あなたそんなこと出来るの？
今の精霊魔法よね！すごーい私初めて
見たわ!だって精霊魔法ってヒト族では
では使えないって言われてるのに…………」
 ※コリン

　コリンさんがものすごく興奮しているけど
それどころじゃないでしょ。完全に
サファイアを見失っている。何としても
捜さないと

　それにしても………僕が考え事をしている
間にもコリンさんは関係なくすごいすごいと
 興奮しているけどキャラ違くない～
 
…………………▽

「コホン、あなたなかなかやるじゃない！
 私のチームに入れてあげても良いわよ！」
 ※コリン

　さっきまでと興奮して色々吹っ飛んで
いたけど冷静になり恥ずかしそうに
僕を勧誘し始めた。

「私は仲間を失ったけど冒険者を
やめはしないは今度こそあの方と
同じS級クラスに上がる。
もちろん同じ過ちは繰り返さないわ!
だから一緒に冒険しましょ！」※コリン

　どう答えるべきだろう。一緒には
いけないから断るのは確定なんだけど、
仲間を失ったばかりのコリンさんが
傷つくのは見たくないし………」
 ※八雲

 八雲は頭を抱え悩んでいるその横で

「ね～!ね～!なんか私無視されてな～い」
 ※サファイア

 サファイアはむくれていた。
 
「あ～ゴメンゴメン、今作戦タイムって
ことで！」※八雲

「全然違う話してたじゃ～ん(o゜з゜o)」
 ※サファイア

 ビックサイズに頬を膨らませ抗議する
 サファイア、砂で出来たゴーレムだから
 頬が1mくらいの大きさになっている。

「コリンさんさっきの話は後で
 まずはこの勝負に勝ちましょう！」
※八雲

「分かったは、終ってからね！
 忘れるんじゃないわよ！」※コリン

「フッフッフッやる気になったみたいだね！
 サファイア本気だしちゃうよ～」
※サファイア

『サンドスラッシュ』の

　　　　乱れ打ち～(*ノ´∀`*)ノ

 縦長の砂塵が地面を這って多数飛んでくる。
 それは岩をも切断し僕らに一直線

「今度は私の実力を見してあげる。
 魔剣発動しなさい!………切断せよ風の一撃
『ウィンド ハイスラッシュ』

 コリンの剣に使われている装飾の宝石が
 輝き風が吹き集束、大きく剣打ち下ろす。
 剣から巨体な風の斬撃がサファイアの攻撃を
 弾き飛ばした。

 地面には大きな斬撃の痕が残りその威力を
 物語っていた。

「魔剣かーずいぶんと良いもの持ってますね
 コリンさん!それなかなか手に入らないと
 思うんですけど！」※八雲

「そうよ! 魔剣 ウィンドストリーム
　ダンジョンで偶然発見された武器よ！
 オークションで落札したの、
かなり高かったけど威力に関しては
折り紙つきよ！」※コリン

 魔剣………剣に魔石を装飾することで、
魔法が使えない人でも魔法が使える代物
コリンさんに関して言えば自分の魔法と
剣の魔法を組み合わせて高い威力の技に昇華
している。使い方は色々で斧や弓など
武器にも使われている。

「なかなかの威力だけど油断しない方が
良いよ～」※サファイア

　砂が舞い上がり視界をふさぐ。
「邪魔!吹き飛べ」剣を振り風魔法を放ち
砂を吹き飛ばすがサファイア居なく
なっていた。
 
「チッ、逃げたわね！こうなったら………
 どうしたら良いかしら？」※コリン

「自分で考えろよ！」※八雲
 かわいい顔してこっちにぶん投げるなよ！
 許されると思うなよ！

 コリンと八雲が言い合いをしている間に
 彼らの上部では着々と大岩が発生していた。
 
 大岩落下まであと…………30秒