書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第一章 異世界暮らし

第14話 初めての冒険

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「邪魔くさいガキが飛び出すから、急停止して私は頭を打ってしまったぞ!この責任どう取るつもりだ」

「申し訳ありません」
 娘を抱きながら平謝りする女性。

「もう良い死ね」
 偉そうな格好をした男は使用人から剣を受け取るとそのまま女性に斬りかかる。

「ちょっと待った!」
「バシッと」俺は真剣白刃取りで剣を止める。

「なんだ貴様、無礼であるぞ!どけ~い!」

「いや~ちょっ無理!だって貴方この人を斬ろうとしているんでしょ!ダメでしょ」

 偉そうな格好の男は眉間がピクピクしている。
 沸点低すぎでしょ

「私の邪魔をするならお前も死ね!」
 周りから屈強そうな兵士に囲まれた。
 こえ~けどやっちまったものはしょうがない。やるだけやるか……………三分後、兵士の皆さんはおねんねしてもらっている。思いの外弱かった!殴られようが斬られようが、動きが遅すぎて対応が余裕で出来てしまった。

「き、貴様私を誰かわかっての狼藉か~」
「お前なんか知らん」
「ふざけるな!私はこの国の大臣ペトロスの息子ペロスだ!貴様ら一般庶民が喋ることするおこがましい」

 なんで、こんなに偉そうなのかと思ったら、そんなに偉い人の息子だったのね!ま~実際おめ~が偉い訳じゃないけどな!

 とは言え、面倒くさい事になりそうだ!
 仕方ない………

「も~う許さん、覚えていろ。あとで泣き叫ぶほど後悔させてくれるわ」

 貴族の男は馬車にのり逃げようとしたので、もちろんそのまま逃さな~い。

「ガシ」蒼字(そうじ)は肩を掴む。
「貴様離せ、離さんか~」

「い・や・だ!」………『呪詛 黒き首輪』
 貴様の男の首に黒い線が入る。

「そうだな~条件は二つだ!
 一つはもう俺達に関わるな!
 二つ一般庶民をいじめるな!以上」

「はーーふざけるなよ!
 今すぐに兵士を呼んで皆殺しだ~……あぐ苦しい!」

「良し!上手くいってるな!さっきの条件を守らないと今みたいに首が締まって最後には首が切れるから、しっかり守れよな!大臣の息子」

「は~は~は~苦しいくそ~覚えていろ」
 馬車は走って行った。

「なんだよ!少しは反省しろよな!さてと」
 振り向くとリルが先程の女性の娘さんを治療している。

「蒼字(そうじ)さん、ごめんなさい、どうも馬車とぶつかったみたいで大怪我をしているの、私じゃ助けられない……」

「お~わかった!すぐやるよ!」

………………『治癒の朱墨(しゅずみ)』

 娘さんは目をぱちくりさせながら立ち上がった。
「お母さん、どうしたの?」
 母親は娘を抱きしめて俺達に何度もお礼を述べた。

「相変わらずすごい回復力ですね」
「ホントだよな!びっくり」
「なんで使った本人がびっくりしているんですか?」

 蒼字(そうじ)とリルは笑いながら話をしているが、これが後々面倒くさい事になることを今は知る由もなかった。

……………▽
 
 パンさんの家に戻ると明日の予定についてリルと話し合った。まずリルは商品を出すために明日1日かけて準備をしたいとのこと、それでその間は俺はどうしたらいいかと尋ねるとせっかく冒険者になったから実績を積んだらどうかと言われた。確かに時間があるから丁度いい。それとついでにポーションが売りたいので薬草を取ってきてほしいと頼まれた。見本を見せてもらい依頼で薬草も取れそうな任務を受けることにした。


……………▽

 冒険者ギルドに到着、今日も朝から冒険者達がワイワイと騒ぎながら酒を飲んでる。依頼を受けなくていいのか?と思うがきっとこれも冒険者の醍醐味なのだろう。いつか混ぜてもらおうかな。

「さてとどの依頼にしようかな~」
 依頼ボードの前で迷っていると、

「すいませんあなたは先日助けてくれた人ですよね!」

「うん?」
 振り向くと道中で魔物に襲われていた冒険者のジャンさんとケリーさんが居た。
「あ!ホントだ!蒼字(そうじ)さん!
 なんか奇遇っていうかやっぱり冒険者だったんだね」
「どうも数日振りです」
「どうしたんだ!随分迷ってるみたいだが!」
「実績が取れつつ薬草が取れる依頼がどれかな~と思って見てたんですけど、よくよく考えたらさっぱり分からなくって」
「なるほどだけどなんでそんなランクの低い任務を受けるんだ?蒼字(そうじ)はAかBランクだろ?」
「いえ、初めての依頼で悩んでいました」
「え!まさか冒険者成りたての新人かー……ずいぶんと大物新人が現れたもんだ」
 ジャンさんと話をしているとケリーさんが会話に入ってきた。
「じゃさ~私達と依頼受けない?色々と教えてあげれると思うんだけど」
「え!良いんですか?」
「もちろんよ!命の恩人に少しでも恩返しができるんだからむしろこちらからお願いしたいわ。ね~ジャン」
「おう、是非とも協力させてくれ」

 俺は二人に言われ、お言葉に甘えお願いすることにした。
 おすすめの依頼書を取り受付に向かう。せっかくなのでこないだ対応して貰えなかったルンさんの受付に向かう。ルンさんは予想通りとても優しい人だった。ちょっとおっとりしているのが気にはなるが、またそれが良いとも言える。

「それではこちらの依頼で宜しいですね~」
……………………………………………………………

【角うさぎの討伐】 ランク:D

詳細:つのうさぎの角を求む。数は8個

報酬:16000リオン

……………………………………………………………

 今回初任務だかDランクを選択した。
 Eランクの俺では単独(ソロ)ては本来受けることができないが、ジャンさん達と受けることで上位のランクを受けることが出来た。ちなみにジャンさん達はCランクに先日上がったらしい。

 そのままジャンさん達に連れられて目的地ルルドの森へと向かう。ここは意外と近く一時間程で着いた。

 そして今回は誰もふれてはくれないので、自分から話すが、装備を変えている。なんせ前回は学生服だ!流石にそれはまずいし悪目立ちするので、冒険者の
初期装備でかなり軽装である。

「さてと到着だ準備はいいか~ビビんなよ~」
 ジャンさんが煽ってくるので
「準備はOKですよ!余裕で倒しまくってやりますから!」

「よ~しその粋だ!それじゃ~出発!」
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