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第二章 カオス!?姫と勇者とキャリーちゃん
第34話 呪詛返し返し
しおりを挟む「あのアホか~納得、それにしても
おかしいな~条件には一般人をいじめるなを
入れておいたけど、直接じゃないから
条件に当てはまらなかったのかな~?」
「やっぱり心配ですよね!でもあの時
蒼字(そうじ)さんがしたことは立派な
ことだと思います」
「あ、いやそっちじゃないんだけど、
リルありがとう」
…………………▽
その頃とある豪邸では、
「どうなんだ!この黒い線は消せるのか!」
「はい、私にかかれば造作ありません」
「そうか、その割には結構時間がかかっておるぞ」
「は、申し訳ありません。大した事は
ありませんが、それなりに効果が高いので
時間はかかっています。呪いとはかける
より解く方がずっと難しいものなのです」
「そうか、流石はこの国で五本の指に
入ると言われる魔術師アルルナージャ殿、
頼もしいぞ!」
「は!有難き幸せ!
ペロス様もう少しで呪いが解けます」
「よし!頼む」
ペロスはこの数日何かを言うたびに
首が締まり苦しい思いをしていた。
この呪いを解きあの憎きガキを
八つ裂きに出来ると思うと湧き出る喜びを
抑えることができずニヤニヤとしていた。
「はーーーフン!消え去れ!!!」
アルルナージャにより術を発動
「お!お!おーー」
首にあった線が消えていく!
「は~………おめでとうございます」
「うむ!よくやった!これであのガキを
八つ裂きして……」
「ペロス様、恐れながらしばらくは
泳がすべきかと!」
「何故だ!アルルナージャ!」
「フッフッ、私が今回行ったのは呪詛返しで
御座います。この術は呪いをかけた相手に
呪いを返す術、しかも返された呪いはその力
を増しております。恐らく其奴は地獄の
苦しみを味わうことになるでしょう。すぐに
殺しては勿体のうございます」
「フッフッフ、アッハハハ、流石アルル
ナージャだ!奴を殺すのはしばらく待つと
しょう!楽しくなってきたわ!」
その後二人は蒼字(そうじ)が苦しむ姿を
想像して笑い続けた。
……………▽
その頃、蒼字(そうじ)はご飯を食べ
部屋で休んでいた。
まさか異世界でも悪魔を相手にしないと
いけないとはな、これはそっちの訓練も
やっておいた方が良いかもしれない!
「よ~しまずは瞑想でもするかな!」
俺は心を沈め、無の境地へと達するのだ!
「ね~暇なんだけど!なんか面白い話
でもしてくれない」
「…………………………………あた~」
キャリーの回転アタックが鼻に直撃
「なに無視しているのよ!」
「キャリ~俺は今瞑想してるんだけど……」
「そんなの知らないわよ!つまんない
んだもん!」
は~なんでこんなに我儘なのこの聖剣?
「仕方ないこれで遊ぶか」
キャリーにオセロを教えて遊ぶこと
にした。
「ん~~~」
キャリーは楽しそうに遊んでいたが、
だんだんと真剣になり過ぎて唸るように
考えている。
「キャリーこれ遊びなんだから、そこまで
真剣にならなくても良いんじゃないか?」
「馬鹿言うんじゃないはよ!
伝説の剣エクスキャリバーに負けは
許されないわ」
いや、もう10回負けてるから、
それに関係ないから!
「最初に比べればだいぶ上手くなってるよ。
そのうち俺くらいなら勝てるようになる
からさ!」
「キャリーそろそろ終わりにしよう。
結構いい時間になったよ」
「ダメよ!私一度も勝ってないじゃない!」
そんな事言われても俺もそろそろ
眠りたいんだよ。
「仕方ない。おいで風太」
「シュー」と風の渦が現れたと思うと
そこには白い柴犬が現れた。
「なんだ!何か用か?」
何故かかわいい見た目と違いダンディーな
声で喋る俺の式神、風太は元々うちで飼って
いた犬、ただし生きていたのは200年以上
前で、俺が生まれた頃には既に式神になって
いた。今は俺の式神として相棒をやってくれ
ている。
「悪いんだけどキャリーの相手してくれる」
「は~蒼字(そうじ)そんな事で
俺を呼んだのか?」
「そうよそうよ!私との戦いから逃げる気!」
「いいじゃないの!二人共暇だろ!
俺は眠いのとやりたいことがあるの
とにかく遊んでてくれ!」
俺は離れてベットに座る。
二人は最初はムスッとしていたが、
少しすると黙ってオセロで遊びだした。
さてと!……俺は魔導書❲初級❳を開く、
これが最近の俺の日課、これを読むよう
になった理由は俺がこの世界について知らな
さすぎるから、特に冒険者として様々な
魔法を知っておかなければ対処が遅れそれが
死に直結するかもしれない、それに周りの人
にも危険が及ぶかもしれないと思ったからだ。
まだ読み始めてそれほど経っていないけど
少しは分かるようになった。
例えば魔法には階級が存在する。
下から下級、中級、上級、超級、戦略級、
聖級、神級…全部で7段階に分けられ主な
分け方は威力だがその他にも効果の範囲や
過去に各国で使われた被害等、様々な要因
で決められている。
そしてこの世界にはスキルと言う個人事の
特別な力が存在しこれは魔法とは大別され
ているが同じく強力な力と認知されている。
そしてこれが俺の……
「おい!蒼字(そうじ)来るぞ!」
突然風太が声をかけて警戒する。
「あ!あれなんだ?……………」
「呪いだ!そのままだと憑くぞ!
さっさと準備せんか!」
「え!マジかよ!あいつどうやって
返しやがった!」
俺は取り敢えず筆を準備して、
黒い呪玉を大きく振りかぶって打ったー
『呪詛返し返し+線追加』
「風太ありがとう!多分上手く行った」
「ん~初めてにしては上手いじゃないか!
才能あるな」
「いや、呪いの才能とかいらないから」
「風太あんたの番よ!早く」
「あ、悪いすぐ打つわ」
あの二人なんだかんだで楽しんでるな!
………………▽
その頃、ペロスは
「ぎゃーーー頭が割れる~痛い痛い痛い」
「どうされましたペロス様」
「こ、これはどう言う事だ!頭にも線が
入って締まって痛すぎる。ガー首まで
じばっでぎだ……」
バタンとペロスは倒れた。
「あーーペロス様ーー」
…………▽
こうしてペロスはまた呪いの苦しみに
苛まれることになった。
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