書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第七章 師弟の絆

第165話 家の中が大騒ぎ③

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◆リルの視点


 私はついカッとなって蒼字(そうじ)
さんを殴ってしまった。力加減を
しなかったから壁を綺麗に吹き飛ばし
蒼字(そうじ)さんが馬鹿みたいに
飛んでいく!

 私は慌てて飛んでいく蒼字(そうじ)
さんを追いかけた。

 蒼字(そうじ)さんは五件先の
屋根に落ちると転がって地面にドンと音を
立てて落ちてきた。
 
「リル……ずいぶんと強くなったな~」

 流石は蒼字(そうじ)さん死んで
なかった。良かった~

「蒼字(そうじ)さんなんて知りません!」

 私は安心したので蒼字(そうじ)さんを
置いて家に帰る。

 家に帰るとさっぱり理解出来ない状況に
なっていることに気がつく。
アルヴィア姫にそのお姉さんのミネアさん
そしてその後ろでアルヴィア姫の胸を
揉もうとワキワキ手を動かす
レイチェルさん、取り敢えずデコピンして
止めましたが、ここ最近レベルを
上がり力が強くなったので力加減が
難しいです。やり過ぎました。
レイチェルさんの頭が壁に刺さって
います。取り敢えず今は置いておきま
しょう。

「お待たせしました!その~居間の方で
お話させて頂けますか?」
 
 お二人は顔を見合わせてから快く
受け入れてくれた。
私は二人を案内し椅子に座るよう
促してルビーにお茶と
お菓子の準備をお願いした。

「あの~お二人は今日どの様なご要件で
こちらに来られたのでしょうか?」

 緊張する私の声が震えていた。
一歩間違えれば不敬罪で捕まるかも
しれない。慎重に話をしないと。

 私の質問にミネアさんが答える。

「私は蒼字(そうじ)にお礼に来ました。
私の人生を変えてくれてありがとう、
国を救ってありがとうと、初めは城に
呼んだのですがなぜか応じてくれず、
それならいっそ私の方から出向く
べきかと思いまして」

 蒼字(そうじ)さん何をしたん
ですか?人生を変えてくれたなんて
そうそう言ってもらえるセリフでは
ありません!それに国を救う?たまに
コソコソといなくなった時がありました
けど、国の危機を救うような事を裏で
やってたんですね!これはあとで
しっかりと問いたださないと。

「そうなんですか、それでは
アルヴィア姫も同じ理由で
来られたのですか?」

「はい、私もお姉さんと同じでお礼に、
ただそれと大事なお話をしに来ました」

「大事なお話ですか?それは聞いても
宜しいですか?」

「ん~そうですね!リルさんは蒼字
(そうじ)さんのご家族、もしくは仲間と
いった立ち位置に居られるようですし
聞いて頂いた方が良いかもしれませんね」

 家族ではないのですが話の内容が
気になるから、騙すようで申し訳ない
けどそのまま聞いちゃいましょう。

「蒼字(そうじ)さんと正式に婚約の
お話をしようと思いまして、
蒼字(そうじ)、飛んでいったっきり
戻って来ませんが逃げたりは
していませんよね」

 え!?………私は今言った内容が
上手く理解が出来ませんでした。
え!?婚約、蒼字(そうじ)さんが誰が?

「あの~失礼ながらもう一度聞かせて
頂けませんか、誰が誰と婚約でしょうか?」

 私は混乱する中アルヴィア姫は
その美しい顔を笑顔にして答える。

「私と蒼字(そうじ)さんが
婚約する話です」

 へぇー?一瞬頭が真っ白になり
何も考えられなくなる。
蒼字(そうじ)さんが婚約!
しかも王女様と、なんで、どうして、
そうなるの?

 私が動揺しているさなか話は更に
分からなくなって行く。

「アルビーその話ですが、前に聞きました
けど、私でも良いのではないかしら」
 
 へぇー?………それはミネアさんが
蒼字(そうじ)さんと婚約するってこと。

「いえ!これは私の役目、お姉様は
そのままでいて下さい。お姉様は
誰にも触られることなく綺麗なままでいて
欲しいのです。」

 うふっと笑うアルヴィア姫に対し
ミネアさんは苦笑い。

「アルビーそれはなにかとても
悲しいんですけど」

 ダメだ話についていけない。
もっと情報が欲しい。このお二人に
聞くのは怖いけど勇気を出さないと。

「あの~なんで蒼字(そうじ)さんと
婚約をするのですか?一国の王女が
一般人と婚約するなど聞いたことが
ありません」

 二人の王女はクスリと笑い口を開く。

「リルさんもご存知かと思いますが、
蒼字(そうじ)さんはとても
強い力をお持ちです!恐らく国王軍の
誰よりもそして勇者をも超える力をです!
その力は国の為に使うべきと
私は考えています」

 私はその話を聞き、間違っている。
許せないと感じた。

「つまり蒼字(そうじ)さんは
強力兵器つまり道具として必要
だから婚約して結婚、そしてその力を
受け継いだ子供が
欲しい。そういう事ですね!」

 私は明確に敵意を持って王女達を
睨みつける。これは本当は絶対に
やってはいけない事、確実に不敬罪に
当たると思うから、でも我慢できない!

 そこにミネアさんが割って入る。

「リルさん、勘違いさせてしまった
ようね。ごめんなさい。アルビーが
言ったのは国を預かる者としての意見で
決して蒼字(そうじ)をないがしろに
するつもりはないの」


「とてもそうは思えない!蒼字
(そうじ)さんはとても優しい人です。
国の為とか、お金の為とかそう言った
利己的な考えではなく、目の前に人が
居て困っているから助ける人なんです!
あなた達のような自分勝手な人に蒼字
(そうじ)さんは渡しません!」

「あの~リルさん」
 オロオロしているアルヴィア姫を私は、

「帰ってください!」
 二人の手を引き家の外に追い出した。

「リルさん話を聞いて!」
「怒らせてごめんなさい。
リルさん開けて!」

 私は家の玄関を開けなかった。
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