書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

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第八章 リルとの別れ……魔王ガルドとの戦い

第250話 リルとの闘い④………決着?

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 ん~~……
 今、俺達はリルと対峙している。
 良くは分からないが、さっきまでとは
違い。敵対する気配がかなり薄れている。
これはもしや!目を覚ましたのでは!?

「リル!………」
 俺はリルを呼んですぐに押し黙る。
 この後の一言が、この後の運命を大きく
変える分岐点になりうると思ったからだ!

「…………リルは俺とキスしたいのか?………」
 まずは確認しよう。キスをすると言う
ことはそれなりに重要と言うか覚悟をする
べき事と言うか責任を伴う事だと思う!
(重く考えすぎかもしれないが)
だから、しっかりと確認する。

「…………リルが俺とキスしたいって事は、
俺のこと好きってことだよな?」

 俺が好きなのかどうか!これこそが
最も重要なんだか告白したみたいで
ちょっと恥ずかしい……

「蒼字(そうじ)ちょっと良いか?」
「何だよ風太、こっちは緊張して何にも
耳に入らないぞ」
 俺はスーハー、スーハーと深呼吸。

「あっちも耳に入らないと思うぞ!」
「あっち?……え!?」

 リルは………立ったまま気を失っていた。
おそらく俺と同じく……いや、俺以上に緊張、
もしくは恥ずかしかったのだろう。

「えっと……これはどうすれば?
良いんだ!」
「このままで良いのではないのか、
リルを無傷で無力化出来た。
あとは逃げるか、あちらさんの魔王を
相手にするかだな!」

 風太に言われ王座に座る魔王ガルドを
見る。
 リルがやられた(?)にも関わらず、
何の反応もない。もしかしたらこのまま
帰れるのでわ。

「そんな分けあるか……俺達が逃げようと
すれば動く」
「アストロン……正直ちょっと死んだかと
思ったぞ」
「はぁっ……妹に殺られるなら本望だが、
リルを助けずにはいけないからな。
無理やり戻ってやったよ」
「本当に大丈夫か?腹に穴とか空いてない
だろうな?……スリスリ」
 俺はアストロンの腹をさする。
「あた~バカヤローイテェーじゃないか!」
 俺を殴ろうと拳を振るうが、
今のアストロンにその力は残っていなかった。
「はいはい、ごめんね!
『治癒の朱墨(しゅずみ)』」

 アストロンの怪我が一瞬で完治する。

「なんだこれは!?お前、こんな事が
出来たのか!」
 アストロンは驚く!

「はぁー、こんなに馬鹿やっても
反応なしか!魔王ガルド、少しは話でも
しないか!」
 俺は魔王を不気味に感じでいた。
 リルと戦闘中にも、まったく反応がない。
 実はこいつ人形じゃないか?

「興味深い……お前のスキルは是非とも
惜しいものだな」

 ゲ!?そう言えばこいつ、スキルを
コピー出来るんだっけ!あまり無闇に技を
見せない方が良いのか……

「うむ……どうしたものか、お前が竜人族で
あればなんとでもなったのだがな、
今の私ではお前のスキルを頂くことは
出来ん」

 お!種族が同じじゃないとコピーが
出来ないのか!ラッキー、条件を満たして
いないなら攻めるのみ!

「お前は殺さず捕らえよう。
いずれ我が力としてやろう」

 ……結局俺のスキルを奪う方法があるのか、
ま~良いさ!今が無理ならそれで十分!
相手になってやろう。

「アストロン……リルを連れて先に逃げろ!
俺が魔王を相手する!」

「……良いのか?ヤツは恐ろしく強い!
お前が勝てるとは思えん!」

「自分が一回負けたからって、そんな事
言うなよ!別にあいつを侮って言ってる
わけじゃないさ。俺としてもリルが安全な
場所に居てけれた方が闘いやすい。
頼んだぞ!」
 アストロンは真剣な顔をして、俺の顔を
見ると、リルの下に向かい。一言だけ
言って去る。「ありがとう」と、そして俺は
「どういたしまして」と言って
魔王の下へ歩みだすのだった。
 
「さてさて王様、ちょっくら俺の相手を
してくれよな!」
 筆に魔力を纏わせ戦闘態勢を取る!

「蒼字(そうじ)くん!私達も闘う!」
 さくらを含めたみんなも俺の後ろにつき、
それぞれが闘える体勢と整えていた。

「女神の手先共め!まったくもって
面倒よ!」
 魔王ガルドは俺達に手のひらを向けて
魔力を込める。

 来る!まずは『破魔の筆払い』で
ヤツの攻撃を消してやる!

「やれ!ルージュ」
「なに!?」

 そこには見覚えのある美しい透き通った
女性が、あれは、アストロンの…しまった!?

「幻影に落ちよ!」

 目の前が真っ暗な空間に飲まれていく。
深い深い闇だ。何も見えやしない。

「なるほどこれは面倒だな。こういった
意識に問いかけてくる攻撃は訓練してないし、
しにくいから誰しもが幻術に弱い。
だが残念、俺はそうではない!」

 魔力を高め精神集中、意識をイメージを
さっきの場所に、そしてそこに戻る
イメージに変える。

 目の前が徐々に明るくなり、目の前には
魔王ガルドが……

「良し!戻ったな!魔王ガルド、
いきなりで意表を突かれたが、こちとら
昔っから幻術破りの訓練をしている身、
簡単にはやられるつもりはないぜ!
さ~今度はこっちから行くぜ!」

 魔王ガルドは不敵に笑った。

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