書道が『神級』に昇格!?女神の失敗で異世界転移して竜皇女と商売してたら勇者!聖女!魔王!「次々と現れるので対応してたら世界を救ってました」

銀塊 メウ

文字の大きさ
287 / 346
第九章 邪神降臨

第267話 殺害された聖女モニカ

しおりを挟む

「良かったなレイチェル、二人に会えて、
ちょくちょく話を聞いてた感じ二人共良い人そうだな」

「………………」

 レイチェルは話しかけてもうわの空と
言った感じで、何かを考えていた。

「どうした!?レイチェルにしては
らしくない表情だけど大丈夫か?」

「……………」

 まだ反応しない。これは重症だな。
 俺はレイチェルの肩を掴む。

「おーい起きろ!目を覚ませ~とっくに
朝だぞ!」
 思いっきり揺らしてやった。

「あわわわわ、や、やめてよ蒼字(そうじ)
いきなり何の真似だい、私を揺らしても
何にも出て来ないよ」

 おー!目を覚ましたか!

「どうしたボーっとして、考え事か?
どっちかと言うと考えるより行動する
タイプだろレイチェルは、おかげで
よく暴走するし」

「もう~最後の一言は余分だよ!私だって
じっくりと考えることくらいあるのさ~。
ごめんね!ボーっとしちゃって」
 やっぱり少しおかしい、元気ではあるけど
どうにも反応がたどたどしい。

 それからレイチェルの違和感は拭えない
まま俺はシスターに部屋に案内され一息
つく。

 部屋の中は清潔があり綺麗だけれど、
逆にベットと机、椅子、別に文句はない
けど最低限の物しかない。正直使徒様
扱いされていたので、少し豪華な部屋を
期待していただけにガッカリしてしまった。

 クレスとレビィ、二人共良い人そう
だけど、あの二人が聖女殺しの犯人とは
とても思えない。だけど違うと言う証明も
ない。どうすれば判断が出来る。
それか犯人を探す。そもそも犯人は
何で聖女を殺したのか?考えてみると
何も分かってない。

「まずはその殺された聖女について
聞いてみたい。もしかしたらそこに
何か理由があるのかも知れない」


「コンコン」
 考えごとをしていると誰かが
やって来たようだ。

「ね~蒼字(そうじ)居~る?」
 この声はセレーナ様、どうしたんだろう。
 俺は扉を開きセレーナ様を部屋に
迎え入れる。

「どうしたんですか?何か聞きたい
ことでも?」

「う~ん、どっちかって言うと逆かしら、
蒼字(そうじ)くんが他に何か聞きたい
ことがないかと思って」

 セレーナ様は俺のことを気にして、
わざわざ来てくれたのか、これは助かる。
ベストタイミングだね。

「いや、丁度良かったですよ!聞きたい
ことがありました。聖女殺しの犯人を
探すのに色々と情報が不足でしたから、
さっき容疑者として挙げられている
使徒様には会いましたけど、悪い印象は
特になかった。それでもう一つ肝心な
殺害された人物、その人がどんな人なのか、
よくよく考えたら名前すら知りません!
殺された聖女様について教えて下さい」

「そうだったわね。其の辺の話はまだ
していなかったわね。ごめんねあんまり
思い出したくなかったみたい。ついつい
避けちゃってた。こんなことじゃダメね!
私も彼女の無念を晴らすために頑張らな
きゃ!」
 
 セレーナ様はグッと気合を入れ話をする。

「あの子は丁度あなたと同じくらいだった
かしら?まだ若くそして聡明な女の子
だった。
名前はモニカ、モニカ・グランディア、
元は貴族の出で侯爵の娘、貴族にも
関わらず横柄な態度は一切なく、それで
いてへりくだった態度もしない。
芯の通った少女よ。聖女となったのは
3年前、正確には聖女見習い。
私達聖女はそれぞれの女神に一人主と
なる聖女の役割があり、その者に何か
あった事を想定してもう一人補佐として
聖女が居るの、それが彼女の役割であり
立ち位置よ」

「セレーナ様はやはり主となる聖女
なんですよね。ちなみにどなたの?」

「私が仕える女神はサラキア様よ」

「そうですか、なんか良かったです。
アホじゃなくて」

「アホ?……よく分からないけどま~
良いわ。話を戻すけど、モニカは
若く未熟な面はあれど優秀で誰に対しても
キリッとした対応で私も叱られた
ことあったかしら」
 セレーナ様の目が僅かに光って見える。
 泣いてる。悲しんでいるのか……

「セレーナ様もしかして、モニカさんは
セレーナ様の………」

「そう、後継者よ!あ~あ、やっと良い子が
見つかったと思ったのにな~、何で!何で!
あんなに良い子でまだ未来のある子が
死なないといけなかったの、私は犯人を
絶対に許さない。どうしても捕まえたいの、
お願い蒼字(そうじ)くん、協力して!」

 俺の手を取り、真剣な眼差しを向ける
セレーナ様、ここまで来たんだ。
何もしないつもりはもうない。
こんな顔で言われたらやる気がもっと
出ちゃうじゃな
いか。

「フッ、分かりました全力で事に
当たりましょう!約束しますセレーナ様」

「うん、ありがとう。蒼字(そうじ)くん
ならそう言ってくれると思っていたわ!
良し!お姉さんがご褒美に良いことして
あげる」

「わあー!?何するんですか?セレーナ様」
 俺はベットに押し倒される。

「うふふふ、お姉さんに全部任せなさ~い」
 いそいそと俺の服を脱がしだす。

「コラ!やめい!あんたのそういう
ところが聖女ぽくないんじゃい!
もうちょい節操を持て」

「あ!いた~い、良いじゃない。
嫌じゃないでしょ?」

「う~ん……そう言う問題じゃないの!」

「はーい分かりました」
 バフっとセレーナ様は横に転がった。
 俺とセレーナ様は添い寝状態、
これはこれで問題な気もするけど、
セレーナ様が再び口を開く。

「モニカは胸のあたりにかなり装飾が
施された短剣で刺されていた。殺害方法は
魔法ではなく短剣……私はここに何か意味が
ある気がするの、犯人は殺害の現場を
荒らしてはいない。本当なら燃やした方
か、証拠になりそうな物を消せたのに、
なぜかしら?」

「う~ん、分からないですね。ちなみに
その短剣からは出どころは分からないの
ですか?かなり装飾された。
きっとそれなりに高価なものでしょ、
そういくつもないんじゃないかな?」

「一応当たらせているけど、
今のところはね。この辺の武器屋や雑貨店、
魔道具店ではなさそうよ」

「う~ん……それじゃ~現場、殺害現場には
行けますか?」

「行けるわよ。聖域だけど
蒼字(そうじ)なら大丈夫よね。
分かったわ行きましょ」

 俺はセレーナ様の力を借りて聖域へと
向かった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

異世界に降り立った刀匠の孫─真打─

リゥル
ファンタジー
 異世界に降り立った刀匠の孫─影打─が読みやすく修正され戻ってきました。ストーリーの続きも連載されます、是非お楽しみに!  主人公、帯刀奏。彼は刀鍛冶の人間国宝である、帯刀響の孫である。  亡くなった祖父の刀を握り泣いていると、突然異世界へと召喚されてしまう。  召喚されたものの、周囲の人々の期待とは裏腹に、彼の能力が期待していたものと違い、かけ離れて脆弱だったことを知る。  そして失敗と罵られ、彼の祖父が打った形見の刀まで侮辱された。  それに怒りを覚えたカナデは、形見の刀を抜刀。  過去に、勇者が使っていたと言われる聖剣に切りかかる。 ――この物語は、冒険や物作り、によって成長していく少年たちを描く物語。  カナデは、人々と触れ合い、世界を知り、祖父を超える一振りを打つことが出来るのだろうか……。

キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~

サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。 ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。 木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。 そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。 もう一度言う。 手違いだったのだ。もしくは事故。 出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた! そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて―― ※本作は他サイトでも掲載しています

ガチャと異世界転生  システムの欠陥を偶然発見し成り上がる!

よっしぃ
ファンタジー
偶然神のガチャシステムに欠陥がある事を発見したノーマルアイテムハンター(最底辺の冒険者)ランナル・エクヴァル・元日本人の転生者。 獲得したノーマルアイテムの売却時に、偶然発見したシステムの欠陥でとんでもない事になり、神に報告をするも再現できず否定され、しかも神が公認でそんな事が本当にあれば不正扱いしないからドンドンしていいと言われ、不正もとい欠陥を利用し最高ランクの装備を取得し成り上がり、無双するお話。 俺は西塔 徳仁(さいとう のりひと)、もうすぐ50過ぎのおっさんだ。 単身赴任で家族と離れ遠くで暮らしている。遠すぎて年に数回しか帰省できない。 ぶっちゃけ時間があるからと、ブラウザゲームをやっていたりする。 大抵ガチャがあるんだよな。 幾つかのゲームをしていたら、そのうちの一つのゲームで何やらハズレガチャを上位のアイテムにアップグレードしてくれるイベントがあって、それぞれ1から5までのランクがあり、それを15本投入すれば一度だけ例えばSRだったらSSRのアイテムに変えてくれるという有り難いイベントがあったっけ。 だが俺は運がなかった。 ゲームの話ではないぞ? 現実で、だ。 疲れて帰ってきた俺は体調が悪く、何とか自身が住んでいる社宅に到着したのだが・・・・俺は倒れたらしい。 そのまま救急搬送されたが、恐らく脳梗塞。 そのまま帰らぬ人となったようだ。 で、気が付けば俺は全く知らない場所にいた。 どうやら異世界だ。 魔物が闊歩する世界。魔法がある世界らしく、15歳になれば男は皆武器を手に魔物と祟罠くてはならないらしい。 しかも戦うにあたり、武器や防具は何故かガチャで手に入れるようだ。なんじゃそりゃ。 10歳の頃から生まれ育った村で魔物と戦う術や解体方法を身に着けたが、15になると村を出て、大きな街に向かった。 そこでダンジョンを知り、同じような境遇の面々とチームを組んでダンジョンで活動する。 5年、底辺から抜け出せないまま過ごしてしまった。 残念ながら日本の知識は持ち合わせていたが役に立たなかった。 そんなある日、変化がやってきた。 疲れていた俺は普段しない事をしてしまったのだ。 その結果、俺は信じられない出来事に遭遇、その後神との恐ろしい交渉を行い、最底辺の生活から脱出し、成り上がってく。

大学生活を謳歌しようとしたら、女神の勝手で異世界に転送させられたので、復讐したいと思います

町島航太
ファンタジー
2022年2月20日。日本に住む善良な青年である泉幸助は大学合格と同時期に末期癌だという事が判明し、短い人生に幕を下ろした。死後、愛の女神アモーラに見初められた幸助は魔族と人間が争っている魔法の世界へと転生させられる事になる。命令が嫌いな幸助は使命そっちのけで魔法の世界を生きていたが、ひょんな事から自分の死因である末期癌はアモーラによるものであり、魔族討伐はアモーラの私情だという事が判明。自ら手を下すのは面倒だからという理由で夢のキャンパスライフを失った幸助はアモーラへの復讐を誓うのだった。

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~

くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】 その攻撃、収納する――――ッ!  【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。  理由は、マジックバッグを手に入れたから。  マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。  これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。

セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~

空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。 もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。 【お知らせ】6/22 完結しました!

異世界に転生したけど、頭打って記憶が・・・え?これってチート?

よっしぃ
ファンタジー
よう!俺の名はルドメロ・ララインサルって言うんだぜ! こう見えて高名な冒険者・・・・・になりたいんだが、何故か何やっても俺様の思うようにはいかないんだ! これもみんな小さい時に頭打って、記憶を無くしちまったからだぜ、きっと・・・・ どうやら俺は、転生?って言うので、神によって異世界に送られてきたらしいんだが、俺様にはその記憶がねえんだ。 周りの奴に聞くと、俺と一緒にやってきた連中もいるって話だし、スキルやらステータスたら、アイテムやら、色んなものをポイントと交換して、15の時にその、特別なポイントを取得し、冒険者として成功してるらしい。ポイントって何だ? 俺もあるのか?取得の仕方がわかんねえから、何にもないぜ?あ、そう言えば、消えないナイフとか持ってるが、あれがそうなのか?おい、記憶をなくす前の俺、何取得してたんだ? それに、俺様いつの間にかペット(フェンリルとドラゴン)2匹がいるんだぜ! よく分からんが何時の間にやら婚約者ができたんだよな・・・・ え?俺様チート持ちだって?チートって何だ? @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ 話を進めるうちに、少し内容を変えさせて頂きました。

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

処理中です...