異世界では平穏な生活を目指します!チートスキル『ツールボックス』を活用した平和な国作り

銀塊 メウ

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第241話 ラキを救う①

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 俺はあの後冥界(あの世)からヘルさんに地上に連れて行かれ、ありがたかったのだが運び方は荒いわ。降ろす時は投げられるはと散々だった。ヘルさんとは今後関わりたくないと思った。


 それでまずに地上に戻りやらなければならないこと……

 それはニキ~よくも友達を見捨てたな~
 一言文句言ってやる!そしてオヤツに抜きだ!

 俺は虎視眈々(こしたんたんと)と企んでいた。

 
 しかしその頃、ニキは冥界の門の前にいた。
 ニキはタクトを助けるため勇気を振り絞りここまで来た。

「待っているのだ!今行くのだ!タクトー」
 気合を入れそして冥界(あの世)への門に一歩を踏み出そうとした時だった。


「よお!ちょうどいいとこにいんじゃんよ!ニキ~」

「えぇーーヘルねぇ~!?」
 
 ヘルはタクトを地上に連れて行った帰りだった。良いものを見つけたとニヤリと笑う。

「獄卒の鬼共がまた暴動起こしてんだ!手伝え!」

 ヘルはニキを掴むとガシッと逃げれないように掴み冥界(あの世)へと連れて行かれた。

 その後、ボロボロになって帰って来たニキを見てタクトは優しく手を差し伸べご飯を与えたとさ。

……………▽

「ニキは戻ってないか、ま~後で良いか」
 俺はソウルフロンティアに戻る。
 あれから教会の子供達どうなっただろうか?


 まずは子供達が居るマンションへと足を進める。

 部屋の扉行くと中から騒がしい声が聞こえる。
 俺がインターホンを押すとバタバタと足音が向かって来て扉が開く。

「あ!タクトさん」
 扉が開らかれると少女が出て来た。確か名前はネビと言ったかな。すごく元気そうで安心した。そしてその子には両手両足がついていた。

「良かった!治ったんだね!」
「はい!タクトさんのおかげです!本当にありがとうございます」
 ネビは俺に両手を上げてしっかりと見せて満面の笑みを見せてくれた。
 あ~良いな!この瞬間が、そんな顔を見せられたら俺も幸せになってしまうよ!

「いえいえボクは大したことは出来てないんで」
「そんなことはありません!ルナ姉さんからも聖女様からも聞いてます!タクトさんがラキお姉ちゃんを助けるために今も頑張っているって!私達の腕と足が戻ったのもタクトさんのおかげですよ!」
 
 感激のあまりネビに抱きつかれる。

「良かった!他のみんなも治ったんだね」
 俺がヨシヨシとネビの頭を撫でていると奥から「わー」と嬉しそうな声を出して子供達が出て来る。みんなは俺に元気な姿を見せて感謝する。

 良かった。ラキの件もあったけど、やっぱり子供達も心配だったから、流石は聖女様と大魔導師様と言ったところかな。

「タクトくんお帰りなさい」
 子供達の後ろから聖女様が現れた。

「ただいまです!聖女様も居られたんですね」

「えぇ、子供達とトランプで遊んでいました。これは面白いですね」
 
 お~ルナにみんなの怪我が治ったら遊んで欲しいとお願いして渡しておいたトランプか~、大勢で遊ぶならトランプが良いと思って渡しておいて良かった。

「タクトくん、一つ言っておきたいのですが、他の女性とその様に抱き合っているとルナが怒りますよ。ほどほどにしておきなさい」

 あ!ネビちゃんのことか、年齢は聞いていないけど案外年上の可能性もある女の子、確かに見られると面倒くさい。

「ネビさんもう大丈夫かな?」
「う~ん……もうちょっとです。……あったかい」
 ネビは俺の胸に顔を擦りつける。
 意外と積極的な子だと感心する。

「何やってるのよ!そんなところで突っ立ってないで入って来なさいよ!それにまだ終わってないわよ!」
 
 部屋の中からトランプを数枚持って出て来たのはキョウカ、お前も遊んでたんかい!

「キョウカも遊んでくれてたのか、ありがとうな!みんなの怪我を治してくれて」

「別にあなたに礼を言われることじゃないわ!それに私もこの子達を放っておけないと思ったし」
 キョウカには確か妹さんがいると聞いたから案外面倒見が良いのかもな。

「ふふっ……ここに三人の使徒が揃いました。私達に出来ないことはありませんね」
 聖女様はクスクスと笑い。俺を見て訴えかけているのが分かった。

「分かってますよ!聖女様、準備は整いました。みんなでラキさんを救いましょう」

 聖女様は黙って頷き、そして子供達はラキを助けて下さいと懇願する。俺は任せておけと自信満々で答える。

 今までと違って魔物やら盗賊との戦いじゃないからぶっちゃけ不安ではあるけど、出来ることはやった。あとは試してみるしかない。

 ラキさんよ!みんながあなたを助けたかっている。だから早く起きて下さい。
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