異世界では平穏な生活を目指します!チートスキル『ツールボックス』を活用した平和な国作り

銀塊 メウ

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第344話 VSカミラさん①

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「はぁ~!ちょ!イリス何を言ってるんだよ!」
 突拍子のないことを突然言われ驚く。
 なんで俺がカミラさんと戦わないといけないんだ?

「今回の相手に相当な魔術師がいるわ。今のあなただと苦戦は必至、それならば実力者である魔術師のカミラと手合わせすることは良い経験となるはずよ」

 ほぉ~。なるほど、なんか突拍子のないことを言い出したと思ったら、ちゃんと考えがあったか、それにしてもカミラさんと戦えか、ちょっと憂鬱だな~。


「あのさ~イリスが言う意味は分かるんだけど、準備が整い次第王都に向かう予定なんだ、ここで体力も魔力も使う余裕はないよ」

「そんなことは知ってるわ。私に任せておきなさい。体力も魔力も元に戻してあげるから、あなたは安心してカミラに指導してもらいなさいな」

 イリスはどうも断らせてくれないようだ。確かに不安は取り除かれたわけで、断る理由がなくなった。こりょ~覚悟を決めないとダメかな。


「よっしゃ!分かった。そう言うことならお願いしようかな………」



……………十分後

 のわぁーー!?やられた~!
 ゴロゴロと地面を転がる。

 ………これで何度目だろ。
 なんか情けなくなってきた。
 

 カミラさんは無茶苦茶強かった。

 ただ強いと言っても今までに感じた強さとはまるで違う。力押しの強さではなく。上手いと言わせる技術の強さだ。


「何をブツブツ言っているのかしら?カミラが待ってるわよ」

 イリスは少し離れた場所で魔法で作った椅子に座り、優雅にティータイムを楽しんで見物、たま~にこうしてアドバイスだったりヤジだったりを言う。

「あ!すいません。考えてました。どうすれば対抗出来るかと」

 空を優雅に舞うカミラさんを見上げる。


「タクトさん、戦闘において相手を考察することは生き残るために必要なことではあります。戦闘中常に行われることではありますが、隙を見せては話になりませんよ」

「アハッ、すいませんカミラ先生、手を抜いて頂いて感謝しますよ」

 厳しい言いように少しひねくれた言い回して答える。
 しかしながらカミラさんが言っていることは正しく、ただま~こちらも色々と試したいと思っているんで付き合ってもらいますよ。


「いえ、大したことではありませんから、ではもう少し本気でいきましょう」

「ハハッ、本当はご遠慮したいところですが、宜しく!」

 カミラさんは飛翔しながら氷の槍を生成、上空に停止している数十本の槍、これが同時に襲って来ると思えば恐怖しかないな。でもカミラさんを相手にするなら上ばかり見てはいられないな。

 手合わせとして模擬戦を始めた当初は知らないうちに地面にトラップ型の雷魔法が設置され、踏むたんびにビリビリと感電させられた。俺も雷魔法が使えたおかげで気を失わなくったけど、全身に激痛が走り何度倒れそうになったか、カミラさんは魔法を多彩に扱う。

「ん!この感じまた来たな!」
 
 地面を泳ぐように白い物体が顔を覗かせた。
 カミラさんの召喚魔法イルーナだ。
 見た目はイルカに天使の様な白い翼を生やしている。

 コイツは地面に潜るは空を飛ぶはと縦横無尽に動き回りちょこまかと氷柱の様な鋭い氷を飛ばして来る。

「危なぁ!」
 飛んで来る氷をバックステップで躱す。

「あ!」
 下がり地面に足をつくと魔法陣が展開される。雷撃が地面から放たれた。

「流石にもう受けないよ!」
 ビシッと足を止めて安全靴で空間反射、雷撃を躱す。

 ふぅ~危なかった。
 
 こうやって上から氷の槍に狙われ、下には雷撃トラップ、そしてイルーナが俺を追い立ててくる。詰将棋のようにどんどん追い詰められ、思考が追いつかなくなったところで攻撃を受けてしまう。

「頭が焼き切れそうだわ」
 カミラさんの戦術に対応しなければ、攻撃するどころか、躱すこと防ぐことも困難、この状況を打破するために思考を巡らせ過ぎて頭が痛くなってきたわ。

「ヘルメット(空間加速)」
 周りがゆっくりとした動きに変わる。
 自分周り半径2メートルの空間を加速させた。
 これで十分思考を巡らせることが出来る。

 さて、どうしたもんか、上空にある氷は空間加速で多分躱せる。問題はイルーナと電撃トラップ、イルーナは地面に潜って隠れられるといちいち見失う。まったく面倒な相手だ。地面の中からなんとか追い出せないかな~…………あ!地面やん!と言うことはみんなにお願いすればいいじゃん!これは解決だな。次に電撃トラップ、これも困った。だって見た目じゃ分かんないんだもん!俺も魔力感知は多少は出来るけど、カミラさんが隠蔽魔法を使っているようで俺程度では全く発見出来ない。くっそ~せめて場所が分かれば踏まないのに~…………あ!地面やん!と言うことはみんなにお願いすればいいじゃん!これは解決だな。

…………ん?結局人任せの方法になっちゃった。

 まぁ!いっか、周りを頼れって言われたばかりだもんな!頼むぜ!地の精霊さん!

 
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