サキュバスの伴侶は少年兵~残念美人なショタコンお姉さんとの異世界冒険譚~

あまみや

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31. 穿撃突破パイルバンカー

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「スゥー……」

 カオルが巨大な岩の前で構えを取っている。
 それは正拳突きにも似た構えで、彼女は足を肩幅に開き、静かに腰を落とした。

 徐に、カオルは右手と右足を後ろに下げる。それと同時に、右腕に装備された機械が鈍く唸り、そこに取り付けられた黒く重い杭が、彼女の腕に沿って這い上がっていく。

「パイルッ、バンカァーッッッ!」

 掛け声に合わせ、岩に向かって拳を突き出す。ガチンという駆動音の後、勢いよく杭が射出され、岩に突き刺さった。

 杭の一撃を受けた大岩は、一瞬の静寂を生み、そしてヒビを走らせ粉々に砕け散ってしまった。

穿せん!・げき!・とっ!・!」
 カオルは束ねた長いポニーテールを振り乱しながら、拳を天に突き上げ、意味ありげな決め台詞を言う。
 日の光を浴びて、腕の機械は黒く輝き、キメ顔を作る彼女の歯が白く輝く。

「す、すごい……!」
 その機構、威力に男心をくすぐられた僕は、たまらず感嘆の声を漏らした。
 カオルの言動はよく分かっていないけれど、彼女の自信に満ち溢れた姿には、どこか納得せざるを得ないものがある。

「ハーハッハッハ!  『穿撃突破せんげきとっぱパイルバンカー』、我ながらすごいの作ったな!」
 満足そうに機械を撫でるカオル。すごくいい笑顔だ。

「これが、パイルバンカー!」
 無骨ながらも頼もしい黒鉄の杭を見て、僕も笑顔になる。きっと、僕の目はかつてないほどにキラキラしていることだろう。

「ユウくん、意外と食いつきがいいですね……」
 逆にマルカは少し引き気味だ。でもいつか、マルカもアレの良さを理解する日が来ると思う。

「やっぱりこういうの好きなんだね、ユウくん」
 まさしく少年のような反応をする僕を横目に、カオルがからかうような口調で言う。

 ——そう、僕たちは今、崎谷薫プレゼンツの武器品評会を行っていた。


 ————
 ———
 ——

 遡ること一時間と少し。旅館を出た僕たちは、電力が落ちる前に荷物整理と状況確認をするということで、ラボに帰ってきた。

 それにしても「山の中をくり抜くように転移したラボ」というのは、なんとも不思議なものだ。

(元々存在していたはずの『くり抜かれた部分』は、一体どこに行ってしまったんだろう?)

 そこにあった質量は?  まさかあっちの世界に?

 少し考えてみたけど、確認する術もないので答えは出なかった。


「あー良かった良かった。あと半日くらいは保つな」

 僕の疑問をよそに、カオルがモニターを確認しながら呟く。
 そうだ。今はとにかく、目の前の課題から片付けていこう。
 さあ、ここからは整理の時間だ。

「カオルさん、これからどうするおつもりですか?」
 僕と一緒にソファーに座って待機していたマルカが問う。
 彼女にとっては、このラボどころか僕たちそのものが不思議の塊のはずだ。だけど彼女は怪しむことなく協力してくれて、これからの旅にもついてきてくれると言う。本当に、嬉しい存在だよ。

(この旅が、マルカにとって楽しいものでありますように)
 そう思っていると、モニターのチェックを終えたカオルがこっちに歩いてきて、向かいのソファーに腰を下ろした。

「ひとまず私の後輩と合流したいな。私たちに足りないものはいくつもあるが、何よりも情報が欲しい」
 真面目モードになった彼女が淡々と話す。いよいよ、本格的に冒険を始める気なんだ。

「後輩さん、ですか……でも、その人はどこに?」

 キョトンとした顔でマルカが続けて質問をする。
 当然の疑問だ。合流しようにも、居場所が分からなければどうにもならない。

「わっからん!  だけどあの子もきっと私に会いたがってると思う。そういう子だからね」

「じゃあ、このままアグトスに滞在してもいいんじゃないかな。たぶんその後輩さんも元老院と関わりがあるだろうし、から話を聞いてアグトスに向かってるかも」

 僕は、満と後輩さんが通信していた時のことを思い出しながら提案した。以前も感じたことだけど、後輩さんの声からは、カオルのことが大好きだってオーラが漏れ出ていた。

「いや、それがそうも行かない」

「え?」
 まさか否定されるなんて考えていなかったから、カオルの答えに心底驚く。

「あ~いつは根っからの研究オタクだからさぁ、異世界転生なんてレアな体験しちゃったら、そっちにばかり興味が向くはずなんだよ」

「な、なるほど?」

「だからたぶん、『会いたいけど今は世界を見て回りたい!  お願い!  先輩の方から会いに来て!』とか考えてると思うんだ。もしその気があるんだったら、とっくにここまで来てるか、に伝言とか預けてるよ」

「た、確かに……」

 いきなり道を断たれてしまった。元々ヒントの少ない旅ではあるけれど、だからと言って何のあても無いまま進み続けるのには限度がある。

「というわけで、こっちはこっちで冒険しながら、あの子に会える日を待つ!…………それはそうと」

「ん?」

 話がまとまったと思ったら、急にカオルが目を細めて僕を見つめてきた。
 なんとなく、声に棘があるような気がする。

「ユウくん、ってなんだい?  いつの間に六道とそんなに仲良くなったんだ」
「あ、それ私も気になってました」

「い、いやそれは……」

 そういえば、2人は温泉で僕と満が話していたところを見ていなかったんだった。
 今の僕にとって、満は少しおバカなお兄さんくらいのイメージだけど、2人からすれば、まだまだ変態的な男だという印象の方が強いはず。
 そんな男と僕が急に仲良くなっていたら、怪しまれるのは当然だ。

「奴だって、温泉上がった後から急に君のこと”ユウ”って呼び捨てにしてたし!  あれか?  裸の付き合いで絆が深まったってか?  お姉さんまだそういうのは許しませんよ!」  

「えーと、なんと言えばいいのか……」

 カオルは何やら勝手に妄想して暴走してしまったみたいだ。これは説明に時間がかかるな。

 ~~~~~

「んあ~なんだよそれぇ~、何をしてんだよ六道ォ~」
「私って残酷だと思われてたんですか?  ……で、でもっ!  リクドウさんが思ったよりも良い人そうで安心しました!」

 どうにかあの時のことを説明して、2人の満に対するイメージを多少改めてもらった。
 まあ、なんだかんだで満が危ない人なのは変わらないから、これからの彼の態度次第でまたイメージは変わるだろうけど。

「チッ、先を越されちまったもんはしょうがない。これからはもっとと絆を深めていこう!  ね、ユウくん!」
「私とも、もっと仲良くしてくださいね!」

「う、うん」
 こっちはこっちで、これからが大変かもしれないな。


「さて、改めてこの先の話をしよう。旅を続けるにしても、私たちには金銭面での余裕がない」

 再び真面目な内容へ切り替わり、緊張感が取り戻される。

「お金ですか。なら、ギルドへ行って依頼を受けるのが確実ですね」

「ああ。だが継続的に依頼をこなすためには、私たちの装備を整えなければならない。特にユウくんの銃は、弾の確保も必要になる」

「そうだね」

「しかし、この世界の銃や弾を見る限り、現状ユウくんのそれに合った型は無く、他の武器を買うにも結局は金がいる」

「じゃ、じゃあどうすれば……っ!」

「慌てるなマルカ、私が何の準備もせずにこの世界へ来たと思ってるのかい?」

 そう言うと、カオルは身に纏う白衣を翻しながらガバッと立ち上がり、やけに自慢気な表情を見せた。

「ついておいで——」

 言われるがまま、僕とマルカは彼女の後をついていく。

 そして辿り着いたのは、彼女の部屋。

 一連の流れに、僕は転移初日のことを思い出していた。


「ここって、カオルさんの部屋ですか?  ここに何が……」

「用があるのはこの奥だ」

(奥?)

 ここの更に奥があるなんて、僕も聞かされていなかった。

 何が待っているのか、期待と不安の狭間を行き来しながらカオルを見る。

 彼女は、壁にピッタリと付けられた本棚の前に立っていた。

「カオルさん?」

 僕とマルカが見守る中、カオルは棚の中の本を手にしては入れ替え、一見無造作にも思えるような配置替えを行った。

「よし」

 ズズズズズズ……

 カオルが本を並べ終える。すると、本棚が横にスライドし、そこに隠されていた扉が姿を現した。

(か、隠し部屋だ!)

「この先は危険だから、くれぐれも慎重に頼むよ」

 カオルが扉を開け、ライトを点ける。

 狭い隠し部屋の中には、カオルのような美女には似つかわしくない、油と鉄の匂いにまみれた武器の数々が眠っていた。

 ここは、武器庫だ。

「かっこいい……」
 目の前の光景に、僕は思ったままの感想をこぼしてしまう。

「ンフフフフ、理想的な反応をしてくれるね。やっぱり、男の子ってこういうのが好きなんだ?」


 ——
 ———
 ————

 そして時は戻り、現在。

 僕の前には、台詞とポーズを決めるカオル。隣には、反応に困っているマルカ。
 そして僕たちの周りを、砕け散った岩が囲んでいる。

 カオルは武器庫の中からいくつかの『自信作』を取り出し、デモンストレーションだと言って、ラボの前に転がっている岩に向かってパイルバンカーを放ったんだ。

 それ以外にも、六道と戦った時に使ったビームサーベルの予備や、子どもの体で使うには大きすぎるアサルトライフルのような銃を持ってきた。

 この武器たちが全てカオルの手作りなのだから恐ろしい。

 銃弾も、しばらくはモンスターを倒し続けられそうなくらいには補充できた。

「まだ色々あるが、一応取り回しが良さそうなやつは大概リュックに入れといた!  これである程度は保つよ。でもやっぱり弾丸やエネルギーが切れたら終わりだからね、油断は禁物!」

「了解。それにしてもカオル、あんなに武器があったなら、もっと早く出しておけば良かったんじゃ……」

 ちょっとした武器商人レベルの品々を揃えていた彼女を畏れながら、少しだけ不満を込めながら聞いてみる。

「いやいやユウくん、世界の環境や文明レベルを把握しきる前に重火器を取り出すのはマズイって。下手したら危険人物扱いされて第一級のお尋ね者だよ?  秩序を乱せば元老院も完全に敵に回るんだ」

「ああ、そっか」

 僕にとって銃は身近すぎるものだったから、その発想がまるでなかった。
 確かに、火器が未発達の世界にいきなりライフルを持ち込めば、警戒されるのが自然だ。僕のハンドガンだって、ここではオーバーテクノロジーになりかねない。

「そうですねえ、見たこともない強力な武器を大量に抱えた人が来たら、みんな絶対に警戒しますよ」
 マルカがうんうんと頷く。現地人の彼女が言うなら間違いないな。

「やっぱマルカもそう思う?  しばらく町で過ごしてみて、極力私の武器庫は開かない方が良いと思ってはいたんだ。まあ、今回は状況的に仕方ないから持ち出すけどね。次いつラボに入れるかも分からないし」

「電力が確保できなきゃダメだもんね」

(ん?  ……電力?)

 そのワードを反芻していると、ある場面が頭に浮かんできた。
 確か、スライムを倒した時に放った魔法は、電撃のようなものじゃなかったかな。

「カオル、魔法でバッテリーの充電とかできないの?」

「あっ、魔法!  それがありました。カオルさん、魔法があるなら武器をこんなに持ち出さなくてもいいんじゃないでしょうか。モンスターも、きっと魔法で倒せますよ!」

 僕がカオルに提案すると、マルカも思い出したかのように乗ってきた。
 マルカの言うように、魔法でモンスターを倒すのも有りだ。武器みたいに持ち歩く必要もないんだから。

「ああ、あの電撃?  アレの正確な電圧とか測れない限りは無理かな。威力の調節も難しそうだし。最悪の場合、バッテリーにぶち込んだ瞬間このラボ、いやこの山ごと大爆発だよ」

「そうなんだ……」

「そして魔法でモンスターを狩る、これは悪くないんだが、まず私が魔法の使い方を完全には理解できていないこと、そして魔法が本来は貴族階級限定の技術だということ、この2つの要素がネックだ。魔法に頼りきって、いざという時に発動しなかったら困るし、貴族とトラブル起こすのもゴメンだ」

「そうですか……」

「だけど一切使わないわけじゃないから安心して。魔法の研究も続けてバリエーション増やしたいし。私だって、ちょっとは戦力にならなきゃね」

(魔法の使い方、か)
 カオルが魔法を発動させた時の共通事項、それは——僕がカオルにマナを送ったこと。恐らく、それがトリガーになっていると思う。だけど確定事項じゃない。せめてもう一度マナが見えるようになれば確かめられるんだけど……

 やっぱり現状、ラボから武器を持ち出して依頼をこなすのが手っ取り早い。地道に稼いでいくことだってできるけど、それじゃいつアグトスから出られるか分からないし、カオルの目的は果たせない。

「となると、武器を隠しつつ依頼を受けていく必要があるんですね。だけどカオルさん、だとしたら、そのパイルバンカー?  を持っていくのはやめた方がいいのでは……どう見ても怪しいですよ、ソレ」

 方針が固まってきたところで、カオルの腕についた黒光りする鉄塊を指差し、マルカが言った。
 それを指摘されたカオルは、とてもバツが悪そうに頬をひきつらせる。

「やっぱり、ダメかな?」 

「ダメというか何というか……剣や銃なら、万が一他人に見られても言い逃れできるかもしれませんが、『それ』は……」

 少し、マズイ。彼女の言っていることは正論だ。大人の腕よりも長い鉄の杭を撃ち出す機械なんて、きっとこの世界には存在しない。そしてこれはカオルにも、僕やマルカにも似合わない。つまり、誰が装備していても怪しまれる。

(でも、こんなに凄いモノを置いていくなんて、あまりにも惜しい!)

 恥ずかしいから口には出さないけど、僕はパイルバンカーにとてつもなく魅了されていた。馬鹿馬鹿しいほどに力強い機構、後先考えないような射出速度と破壊力。何も語らない無骨な機械だからこそ、そこには言葉にできない夢が詰まっている。

 どうにかして、マルカを説得できないだろうか。

「だけどマルカ、こいつは私の自信作なんだ。私の筋力でも十分な威力を発揮できて、何よりカッコいい!  穿うがってってやぶる!  最高だろう⁉︎  ロマンの塊だと思わないか⁉︎」

「えー……、ええ。まあ、その…………わかりました」

(やった!)

 カオルが僕の気持ちを代弁するかのような熱意でアピールして、勝利をもぎ取った。これでまた、大岩を砕くようなあの勇姿を見ることができる。

「ですが、どうしましょうか。これがなにか人の役に立つというところを見せられれば、町の人たちも納得すると思うんですけど。うまくいけば、その流れで他の武器のことも有耶無耶うやむやにできるかもしれませんし」

「ふむ。パイルバンカーにできることか……それはやはり、岩盤を撃ち抜くことだろうね。つまり、穿撃突破せんげきとっぱだ!」

 カオルがもう一度、足を肩幅に開き拳を突き上げてポーズを決める。だけどマルカは困ったように小さく笑い返し、考え事を始めた。

 マルカにロマンが伝わらなかった気まずさのせいか、カオルは冷や汗をかいたままポーズを取り続けている。

(大丈夫だよカオル。僕はわかってるから)

「岩盤、岩盤……そうだ!  カオルさん、岩です。岩掘りましょう!」

 僕が心の中でエールを送っていると、マルカが思い出したように手を叩いた。

「い、岩?」
 カオルはようやく気まずさから解放され、大きく息を吐きながら問い返す。

「はい!  確か炭鉱で作業員を募集してたはずです。いっぱい掘れば、報酬もいっぱいですよ!」

 マルカはパイルバンカーに興味が無さそうだったけど、ちゃんとその使い道を考えてくれていたようだ。それも、今後の旅にしっかり繋がるルートで。
 ロマンだなんだとはしゃいでいた自分が恥ずかしい。


 ——とにもかくにも、彼女の言葉をきっかけに、僕たちは炭鉱作業の依頼を受けるべく、ギルドへ向かうことになった。
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