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☆ 雲の上の虹
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ボクは くもの うえに すむ
にじ えがきの にじー
おねがい された ばしょに
にじを えがく おしごとを している
どこを さがしても
みつからないって……
よく いわれる けど
そんなの あたりまえさ
ボクに すがたは ないんだから
でも たしかに そんざい している
ふでを もつことも
えのぐを もつことも
できるのが
その あかしさ
にじを えがく おしごとは
はれのひ にだけ うける ことにしている
りゆうは ひとつ
そのひにしか くもが ちじょうに おりないから
ボクの おきにいりの はなぞので うまれた
ももいろの はなの ようせいさんが
はなぞのにある
はなどけいのうえに すわっている
ボクをのせた くもが
はなどけいの よこで とまると
ももいろの はなの ようせいさんは
ハッとして たちあがり
ペコペコと あたまを さげた
『ももさん。また、ここで まっていたんですか?』
「はい! ははが まっているので!」
『おかあさまは、どうしていますか?』
「にじーさんのおかげで、にじをみると わらいます」
ももさんの おかあさん さきさんは
じつは にんげん
ももさんの おとうさん あおさんは
ももさんと いろちがいの
あおい はなの ようせいさん
さきさんは はなぞのを かんりする
さいごの ひと
なぜなら さきさんに
にんげんの こどもが いないから
ももさんは
ほんとうの ふたりの こどもじゃない
ももさんは
あおさんが もつ
すべての ちからで
うみだされた そんざい
あおさんが
みずからの いのちと ひきかえに
さきさんに のこした ことを
ももさんは しらない
ももさんは
にんげんと はなのようせいの
あいだに うまれたものだと
しんじている……
だけど ボクは みていた
「さき……。きみに、きぼうをあげるよ」
おさない ころから
はなぞのを たいせつにしてきた さきさん
「でも、あたし……もうすぐ」
そんな さきさんを あいした あおさん
「きみの びょうきは、ぼくが なおせるから」
ほんとうに あおさんの ちからで
さきさんの びょうきは なおった
でも そしたら……
さきさんの のぞみが ふえたんだ
「はなぞのを まもる。こどもがほしい……」
ふたりは あいしあったけど
こどもは できないままだった
ずっと むりして
さきさんの いろいろな ねがいを
かなえてきた あおさんは
げんかいがきて……
はなどけいのうえで
「ずっと そばにいるよ」
さきさんの めのまえで
わらって たおれた
さきさんは たおれた あおさんに
こえを かけて みずを あげて
てのなかに いれて
こえが かれるまで ないた
そのとき ながしたなみだで
あおさんは すこしのあいだ
めをあけて わらってみせた
「ひとりぼっちは、さびしいよね?」
ふるえる てで
あおさんは さきさんの
ながい かみを なでた
「あおが、いきているだけで……っ」
あおさんは よわよわしく
くびを ふって
「きみが ほしがってた こども」
「もういい……!」
「あげるから……なかないで」
「……そんなの むりよ!」
あおさんは さいごに
さきさんに キスをした
はなれてゆく えがおをみて
さきさんは まゆをよせ
「あたしが まちがってた!」
「ちがうよ」
「でも!」
「……ぼくは、それでも、さきがすきなんだ」
あおさんが かがやいて
きえた ばしょに
ももいろの はなの ようせいさん
ももさんが うまれた
ももさんを すなおに
あいせなかった さきさんは
ずっと たいせつにしていた
はなぞのから さった
そして ながく ひとりでいた さきさんの
ココロは こわれてしまった
はなぞのにしか
いばしょがなかった ももさんは
ゆいいつ ももさんが みえる ボクに
たすけを もとめた
「すこしでもいい。ははを、えがおにしてください!」
『いつもの びょういんですね?』
「そう!」
『いっしょに いきましょう』
びょういんの にわに
おおきな にじをかける
すると カラカラッと まどをあけて
さきさんが かおをだす
「……もどってきてくれたの? あお」
やさしい えがおを みせる さきさん
にじを
あおさんだと おもっている さきさんは
キラキラした めで
うれしそうに はなし はじめる
「ゆめを みたの。あたしたちに、こどもができるのよ」
ふと となりの ももさんを みると
なくのを がまんして
りょうてで くちもとを おさえていた
だから……
『もう にじは かけません!』
さきさんを みあげ さけんだ ボクと
ももさんに きづいた さきさん
「どうして いじわる いうの?」
『それは、さきさんが……!』
「あなたは、あおの なに?」
『……』
「あたしは、みらいを みているの」
『みらい?』
「いきていれば、きっと……かえってくる」
『だれが、ですか?』
まゆを よせて
かおを そむける さきさん
「……」
『かえるべきなのは、あなたですよ!』
ボクは なのか かかる にじを
つぎの しゅんかん けした
「え……」
さきさんの めに
おどろきと あせりがうかんだ
『いま、さきさんがするべきことは』
「なんで、けすの。どうして、けすの!」
『ももさんを……!』
「ききたくない!」
つぎの ことばを つづけようとした
でも……
「……かあさん」
ももさんが ボクのことばを
とめたので やめた
「あたしには……」
さきさんの こえが ちいさくなっていく
「もう かあさんに あいにこない」
「……え?」
「わたしの いのちと ひきかえに」
「!?」
スッと われにかえる さきさんに
ももさんは きづかない
「とうさんを……」
「やめて!」
「そしたら、かあさん。しあわせよね?」
「やめて、やめてっ、やめて!」
りょうみみを てで おおって
くびを ふる
ふるえた さきさん
しゃがみこんだ さきさんのかおは
ボクらには みえないけど
こどものように
ないているのがわかる
『にげていたら、みえないものばかりですよ』
さきさんは ひたすら
「聞きたくない!」
と さけび つづけた
『よく ももさんを みてください』
ボクは
ちゅうに ういて とんでいる
ももさんの ほおを そっと なでた
なでると ももさんは
てれたように わらった
『きづいた さきにだって ひかりは あります』
さきさんは スッと たちあがって
あけた まどから
じっと ももさんを みおろした
そして……
「え……?」
そこに いたのは
おとなびた かおの ももさんだった
「ずっと、うそをついていた。ごめん、さき」
「どうして……?」
「さきが きずつくと おもったから」
「どういう、こと?」
さきさんが こんらんするのも むりはない
「ぼくは しっぱいしたんだ」
「なにを……?」
わけのわからない かんじょうに
さきさんは ぶるぶる ふるえている
「さきに こどもを あげるつもりだった」
「……」
「でも、こどもは すぐに しんでしまった」
「!」
「それから、たましいだった ぼくが」
「まさか……」
「……むすめの からだを うごかしていた」
「……そんな……」
さきさんのめが、やさしい いろに かわる
「ごめんなさい! あお!」
あおさんは くびをふって
さきさんのいる まどのなかに
とんで とんで
はいっていった……
「いまなら、きっと かなうから」
さきさんのおでこに
あおさんがおでこを くっつける
そして……
ふたりは みつめあう
「さき、ふたりで こどもを そだてよう」
あおさんが わらうと
さきさんも わらった
ふたりのあいだに、ひかりが うまれた
「!」
「!?」
ひかりが われると
なかには
めをとじた ももいろの かみの
にんげんの あかちゃんがいた
ふたりは しぜんに
「もも」
「……もも」
ほぼ どうじに つぶやいていた
そのひ いちにちを
あおさん さきさん ももさんは
せいいっぱい たのしんだ
それは そのさきが
きっと わかっていたから……
ももいろの はなの ようせいさん
ももさんの たましいを なくして
あおさんが やどっていた からだは
よくあさ きえていた
たましいの すがたになった あおさんは
はいる からだを さがしたけど
いっぱい なやんで
はなどけいに やどることに したらしい
「かあさん」
「……なにー?」
あいしあう ふたりの こどもとして
うまれかわった ももさんは
はなぞのに もどった さきさんと
はなどけいになった あおさんと
いま
しあわせに くらしている
end
にじ えがきの にじー
おねがい された ばしょに
にじを えがく おしごとを している
どこを さがしても
みつからないって……
よく いわれる けど
そんなの あたりまえさ
ボクに すがたは ないんだから
でも たしかに そんざい している
ふでを もつことも
えのぐを もつことも
できるのが
その あかしさ
にじを えがく おしごとは
はれのひ にだけ うける ことにしている
りゆうは ひとつ
そのひにしか くもが ちじょうに おりないから
ボクの おきにいりの はなぞので うまれた
ももいろの はなの ようせいさんが
はなぞのにある
はなどけいのうえに すわっている
ボクをのせた くもが
はなどけいの よこで とまると
ももいろの はなの ようせいさんは
ハッとして たちあがり
ペコペコと あたまを さげた
『ももさん。また、ここで まっていたんですか?』
「はい! ははが まっているので!」
『おかあさまは、どうしていますか?』
「にじーさんのおかげで、にじをみると わらいます」
ももさんの おかあさん さきさんは
じつは にんげん
ももさんの おとうさん あおさんは
ももさんと いろちがいの
あおい はなの ようせいさん
さきさんは はなぞのを かんりする
さいごの ひと
なぜなら さきさんに
にんげんの こどもが いないから
ももさんは
ほんとうの ふたりの こどもじゃない
ももさんは
あおさんが もつ
すべての ちからで
うみだされた そんざい
あおさんが
みずからの いのちと ひきかえに
さきさんに のこした ことを
ももさんは しらない
ももさんは
にんげんと はなのようせいの
あいだに うまれたものだと
しんじている……
だけど ボクは みていた
「さき……。きみに、きぼうをあげるよ」
おさない ころから
はなぞのを たいせつにしてきた さきさん
「でも、あたし……もうすぐ」
そんな さきさんを あいした あおさん
「きみの びょうきは、ぼくが なおせるから」
ほんとうに あおさんの ちからで
さきさんの びょうきは なおった
でも そしたら……
さきさんの のぞみが ふえたんだ
「はなぞのを まもる。こどもがほしい……」
ふたりは あいしあったけど
こどもは できないままだった
ずっと むりして
さきさんの いろいろな ねがいを
かなえてきた あおさんは
げんかいがきて……
はなどけいのうえで
「ずっと そばにいるよ」
さきさんの めのまえで
わらって たおれた
さきさんは たおれた あおさんに
こえを かけて みずを あげて
てのなかに いれて
こえが かれるまで ないた
そのとき ながしたなみだで
あおさんは すこしのあいだ
めをあけて わらってみせた
「ひとりぼっちは、さびしいよね?」
ふるえる てで
あおさんは さきさんの
ながい かみを なでた
「あおが、いきているだけで……っ」
あおさんは よわよわしく
くびを ふって
「きみが ほしがってた こども」
「もういい……!」
「あげるから……なかないで」
「……そんなの むりよ!」
あおさんは さいごに
さきさんに キスをした
はなれてゆく えがおをみて
さきさんは まゆをよせ
「あたしが まちがってた!」
「ちがうよ」
「でも!」
「……ぼくは、それでも、さきがすきなんだ」
あおさんが かがやいて
きえた ばしょに
ももいろの はなの ようせいさん
ももさんが うまれた
ももさんを すなおに
あいせなかった さきさんは
ずっと たいせつにしていた
はなぞのから さった
そして ながく ひとりでいた さきさんの
ココロは こわれてしまった
はなぞのにしか
いばしょがなかった ももさんは
ゆいいつ ももさんが みえる ボクに
たすけを もとめた
「すこしでもいい。ははを、えがおにしてください!」
『いつもの びょういんですね?』
「そう!」
『いっしょに いきましょう』
びょういんの にわに
おおきな にじをかける
すると カラカラッと まどをあけて
さきさんが かおをだす
「……もどってきてくれたの? あお」
やさしい えがおを みせる さきさん
にじを
あおさんだと おもっている さきさんは
キラキラした めで
うれしそうに はなし はじめる
「ゆめを みたの。あたしたちに、こどもができるのよ」
ふと となりの ももさんを みると
なくのを がまんして
りょうてで くちもとを おさえていた
だから……
『もう にじは かけません!』
さきさんを みあげ さけんだ ボクと
ももさんに きづいた さきさん
「どうして いじわる いうの?」
『それは、さきさんが……!』
「あなたは、あおの なに?」
『……』
「あたしは、みらいを みているの」
『みらい?』
「いきていれば、きっと……かえってくる」
『だれが、ですか?』
まゆを よせて
かおを そむける さきさん
「……」
『かえるべきなのは、あなたですよ!』
ボクは なのか かかる にじを
つぎの しゅんかん けした
「え……」
さきさんの めに
おどろきと あせりがうかんだ
『いま、さきさんがするべきことは』
「なんで、けすの。どうして、けすの!」
『ももさんを……!』
「ききたくない!」
つぎの ことばを つづけようとした
でも……
「……かあさん」
ももさんが ボクのことばを
とめたので やめた
「あたしには……」
さきさんの こえが ちいさくなっていく
「もう かあさんに あいにこない」
「……え?」
「わたしの いのちと ひきかえに」
「!?」
スッと われにかえる さきさんに
ももさんは きづかない
「とうさんを……」
「やめて!」
「そしたら、かあさん。しあわせよね?」
「やめて、やめてっ、やめて!」
りょうみみを てで おおって
くびを ふる
ふるえた さきさん
しゃがみこんだ さきさんのかおは
ボクらには みえないけど
こどものように
ないているのがわかる
『にげていたら、みえないものばかりですよ』
さきさんは ひたすら
「聞きたくない!」
と さけび つづけた
『よく ももさんを みてください』
ボクは
ちゅうに ういて とんでいる
ももさんの ほおを そっと なでた
なでると ももさんは
てれたように わらった
『きづいた さきにだって ひかりは あります』
さきさんは スッと たちあがって
あけた まどから
じっと ももさんを みおろした
そして……
「え……?」
そこに いたのは
おとなびた かおの ももさんだった
「ずっと、うそをついていた。ごめん、さき」
「どうして……?」
「さきが きずつくと おもったから」
「どういう、こと?」
さきさんが こんらんするのも むりはない
「ぼくは しっぱいしたんだ」
「なにを……?」
わけのわからない かんじょうに
さきさんは ぶるぶる ふるえている
「さきに こどもを あげるつもりだった」
「……」
「でも、こどもは すぐに しんでしまった」
「!」
「それから、たましいだった ぼくが」
「まさか……」
「……むすめの からだを うごかしていた」
「……そんな……」
さきさんのめが、やさしい いろに かわる
「ごめんなさい! あお!」
あおさんは くびをふって
さきさんのいる まどのなかに
とんで とんで
はいっていった……
「いまなら、きっと かなうから」
さきさんのおでこに
あおさんがおでこを くっつける
そして……
ふたりは みつめあう
「さき、ふたりで こどもを そだてよう」
あおさんが わらうと
さきさんも わらった
ふたりのあいだに、ひかりが うまれた
「!」
「!?」
ひかりが われると
なかには
めをとじた ももいろの かみの
にんげんの あかちゃんがいた
ふたりは しぜんに
「もも」
「……もも」
ほぼ どうじに つぶやいていた
そのひ いちにちを
あおさん さきさん ももさんは
せいいっぱい たのしんだ
それは そのさきが
きっと わかっていたから……
ももいろの はなの ようせいさん
ももさんの たましいを なくして
あおさんが やどっていた からだは
よくあさ きえていた
たましいの すがたになった あおさんは
はいる からだを さがしたけど
いっぱい なやんで
はなどけいに やどることに したらしい
「かあさん」
「……なにー?」
あいしあう ふたりの こどもとして
うまれかわった ももさんは
はなぞのに もどった さきさんと
はなどけいになった あおさんと
いま
しあわせに くらしている
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