全てを失う悲劇の悪役による未来改変

近藤玲司

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混沌の魔女vsアクセル 前半

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 ローレンスの様子から本能的に危険だと感じた俺は咄嗟に彼女から離れた。

 するとそこには、闇に吸い込まれそうになるくらいのドレスを着た禍々しい雰囲気を纏っているローレンスの姿。

 その姿はまさに「混沌」と評していいだろう
 先程とは比べ物にもならないほどのオーラを纏っている
 またその纏ってる「なにか」の影響か、ローレンスの見た目は女王と過言ではない程の大人びた姿にもなっていた

「....今までのが可愛いと思えるほどだぜ、クソッタレ」

 俺は少し見誤っていた。虚無力というチート並の力とその圧倒的な身体能力とセンスがある俺なら誰にも負けないと少し自負をしていたのかもしれない。

 だが今にも圧倒されるそのオーラだけでも身体の震えは止まらない....
 これが「混沌の魔女」ヴァニティフィロス最凶....!

 正直逃げ出したい、こんな所から一秒たりとも居たくない。
 そんな弱気な考えになってしまう....それでも引くわけにはいかなった。

『..た...たす、け...て...』

 ドクンっ!
 そんな声が聞こえてしまったからだ。彼女はまだ、諦めていなかった
 やっと見えた一筋の希望。それをやすやすと捨ててしまうほど彼女は甘くなかった。
 もう離さない、我は諦めない 外の世界にいきたいのだ!

 その気持ちが俺に伝わるのはそう時間がかからなかった

「...ハハッなにやってるんだ俺は」

俺は両手で頬を叩き、自分に喝を入れる


.....俺はここでなにがしたい?どうしてここに来た?
誰にも目立たず、そのままスローライフでも過ごしても良かったじゃないか?
ここに来なくてもいずれ会うであろう勇者と一緒に魔王を倒すのも良かったんじゃないか?
現代知識を使って領主の息子として領地を発展させても良かったじゃないか?
そんな未来も悪くないじゃないか?こんなことしなくても......



............違うだろ?
俺はこの道を選んだんだ。救いたい相手がいるんだ。家族も友人も仲間も...今、目の前にいるローレンスだってそうだ

そのためならどんなやつだって消してやる。そのためならどんな卑怯な手を使ってでも勝ってやる

たとえ外道と言われても、大切な存在に嫌われても、俺はただ己の進み続けるだけだ!


俺は改めて彼女を見る。
不思議とさっきまで震えてた身体は止まっていた。
今の俺を見てるやつがいれば、きっと気持ち悪いほど穏やかで落ち着いてるように見えるだろう。

まだ怖いという感情はある。ただ、それ以上にやらなければならないという使命感のような気持ちが俺を奮え立たせる。


「混沌の魔女がなんだ?そんなのどうした?こちとらお前のことくそほど知ってるんだよ!」

俺は戦闘準備の用意をする
ただ、刀に関しては政宗《まさむね》じゃあ心許ない。
だから俺は今ある自分の全ての力と知恵を使い、「それ」を顕現した。


「顕現《けんげん》」

俺がそう呟いた瞬間、空間という空間が揺れ始める
今俺に操れる最大の虚無力と今までの知恵がなし得た現象だ。

混沌の魔女もこの揺れを察知し、アクセルを認識する
その間もアクセルは創り続ける。政宗程度じゃだめだ!もっと...もっと...!

そしてありがたいことに混沌の魔女は待ってくれてた
これなら思う存分創ることに集中できる!



アクセルはこのとき知らなかったが、実は混沌の魔女は常に常人では完全消し飛ばす程の魔法をアクセルに放っていた

だが、その得体のしれない膨大なエネルギーによって魔法は完全に

何度も打ったが、同じ結果にしかならず
結果、混沌の魔女は打っても無駄だと考えてアクセルのことを待つことにしたのだ



そして、長い時間はをかけてついにそれは完成した。




「....神刀」

その刀から放つ異様な気配はもはや言うまでもないだろう
虚無という宇宙から得たエネルギーを使いかつ、アクセルが考えに考え、
今の最大限の知恵を絞りに絞った最高傑作

刀からは時折、雷のようななにかが流れ出し、何もしていないのに空気が張り裂けそうな気配を漂うのはもはや異質。

凡人が使おうとすればその膨大なエネルギーに身体が耐えきれず四肢が粉々になってしまうだろう

そんな選ばれし人間だけに使うことを許された刀の名は―――――


「―――神威《カムイ》」

俺は神威を一太刀試し切りをしようとした
すると――

『ッッ!!』
突如混沌の魔女の雰囲気が変わった。まるでそれを敵とみなしているような
そして、自分に並び立つ存在に会ってるような。

「...へぇ、混沌の魔女さんにも怖いものがあるんだな」

それに答えるかの如く、混沌の魔女はあらゆる魔法を放ってきた
今の俺じゃあ虚無力のバリアも中和しきれないで、魔法がそのまま俺に当たってしまう。
そうならないように、俺は早速神威をその魔法に斬りつけた。

すると、神威から斬撃のような物が飛び出しそれが混沌の魔女の魔法に当たって相殺してしまう。

「...我ながら凄いな。斬撃を飛ばす芸当はまだ俺にもできない。今回ばかりは頼りっぱなしになるかもしれないな」

俺は神威の情報を頭に入れ、そして身体で覚えながら自分の魔法が相殺されたことに驚いてる混沌の魔女に神威を構えながら声をかける。

「俺が用があるのはローレンスなんだ。お前じゃない混沌の魔女....俺の前に立ち塞がるなら...来いよ?相手になってやるからよ!」

そしてこの瞬間、アクセルと混沌の魔女の戦いの火蓋が落とされる








最初に仕掛けたのは、アクセルの方だ。
持ち前の身体能力とセンスで混沌の魔女に近づいてくる。
だが、混沌の魔女もそう簡単には近づけさせまいと、先程よりも多彩な魔法の数の暴力でアクセルに襲ってくる。

だが、そう簡単に止まるアクセルではなく....

「複数化《マルチプル》:獄炎の炎インフェルノ!」

彼も魔法で応戦。
普通の魔法を同時に何発にも放つ空間魔法の応用技、複数化《マルチプル》、そしてその魔法一つで街を業火にさせると言われてる炎魔法、獄炎の炎インフェルノ

並の相手では灰になるのだが、流石混沌の魔女
そんなの意もせず、アクセルの魔法を相殺、もしくは威力で勝りそのままアクセルの方に飛んでくる。

「化け物かよ....だがこれなら!」
俺は魔法に突っ込む。致命傷になりそうだが、アクセルは無傷だ

「こちとら、伊達に虚無力流してねぇんだわ!!」
魔法を相殺、威力が落ちた魔法ならそのままでも問題ないと判断し、その勢いで混沌の魔女に近づく。

そして魔女に刀を振りおろし、当たる直前――――

ガキンッッ!!
(ッ!なんだ?)

違和感を感じたその瞬間、咄嗟に本能がここにいるのは危険だと感じ、その場を後ろでバックステップで離れた。

そしてさっきまで、アクセルがいた場所は地面がクレーターかのように粉々になっていた。まるで使


「....そういえば、お前にもあったんだったな?



このアトランティスには稀に魔法とは違う特別な能力が存在する。
その名も――「異能」
きっかけはなんなのかは詳細は不明。突如として現れる個人の力。
現れる者もいれば、一生現れない者もいる。
種類も人それぞれで、戦闘系、生産系、商売系など...様々な異能の力がある。

そして、かの混沌の魔女もその力を有してる。
その力は――



「くっ!」
アクセルが身体ごと吹き飛ばされる
なんとか受け身は取るが、相手の猛攻は止まらない。
そのまま畳み掛けるが、アクセルも負けていない

「はぁぁあああ!!」
神威で混沌の魔女が作り出した「なにか」を何度も、何度も斬り捨てる。
しばらくすると、混沌の魔女の猛攻は止まり、そのなにかも彼女の後ろに待機する。

「....『あらゆる物質を物に変える力』、か。この場合は気体とか粒子か?なににしても何かを変えるのに制限はないわけだし、それに異能の力なのかは分からないが、相当虚無力を放出しないと打ち消すこともできない。しかも虚無力は配給しづらいからあまり消費したくない。チッ厄介極まりないな」

彼女の異能『あらゆる物質を物に変える力』
その力はシンプル。物質を物に変える物だ。
大したことないようにみえるが、混沌の魔女はこれを魔法と併用することで魔法とは別の飛び道具に進化させる。さらに、物に変化させたものは質量を自由に変えられる。彼女の場合、シンプルな丸い球体に変えて俺に飛ばしている。もちろん一つ一つの威力は計り知れないし、まず重い。大砲のようなそこらへんの兵器にも負けない力がある。


「でも、俺も負けてられないんだよ」
そう発言すると、再び魔女に近づく。
再び多彩な魔法とそれにプラスして球体がアクセルに襲ってくる。
避けて、斬っていく内に魔法と球体で囲まれてしまった。
だが彼もまた彼だけの力を発揮する。

「虚無活性:身体強化フィジカルブースト!」
俺はその力を使い、先程とは比べ物にならないスピードで魔法や球体を避けていき、魔女に近づく。
一瞬で近づいてきたアクセルに魔女は目を見開いて驚き――




「伊邪那岐《イザナギ》!」



豪雷の如く、轟響いた神威の一閃は彼女の身体全体を抉りとる。
後ろに下がった魔女は普通の人ならすぐ死んでしまうであろう傷を負ったわけだが........

なんと彼女の身体は再生していたのだ。
そのまま時間もそう立たずみるみるうちに彼女は回復していき、そしてまるでダメージを受けていないかのようにアクセルの前へ立ち上がってきた。

「チッ再生能力か....しかも虚無力で作った神威で斬ったなら魔法ではないな。
おそらく異能で血液や骨、皮膚を生成してるんだろうな....流石は化け物というわけか」

そんな悪態を付きながら彼女に向き合う。

(正直、ここまで魔女と渡り合えたのは完全に神威のおかげだ。神威なしの俺だったらあの質量攻撃ですぐに撃沈していた....やっぱ最凶は強いな)

俺は冷や汗をかきながら深呼吸をし、魔女に再び構える。
彼女もまた準備の方をしていたかの、数え切れない魔法と球体を後ろに顕現させる
空を飛び、今にも発動できると言わんばかりに右手をこちらに向ける。
その姿はまさに混沌という神を彷彿とさせるだろう。


「お前もまだ本気出してないんだろ?」

『....』

「返答はなし、か」
アクセルもまた10歳とは思えないその意思、強さを糧に歴戦の戦士顔負けの覚悟を持って「混沌」に挑む

「じゃあ、第2ラウンド始めようぜ?」

それが宣言のように、両者は同時に動きはじめる
一人の愚か者に鉄斎の如く自ら裁こうとする「混沌の神」
そして悪役という悲惨な運命にありながら、大切な人達のため
未来を変える意思をもつ「悪役の勇者」

『「!!」』

その二人が再び激突する.....!!


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