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第二章
29.トランクの中身
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「何もしないから、どうかそれだけは許してほしい」
そんなふうに言われてしまえば、
「分かりました」
と苦笑しながらも受け入れないわけにはいかなかった。
大きな犬が耳をペタンと寝かせてしょんぼりとしているようにしか見えない。フレッドには言えないけれど。そしてチェルシーが了承すれば、耳は起き上がり尻尾が大きく揺れているような幻覚すら見える。
(うう、可愛いすぎてずるい……)
彼は表情が豊かではないので僅かな変化ではあるが、それが分かるようになったことがただ単純に嬉しい。もしかしたらフレッドはチェルシーよりも、感情の振り幅が大きいのかもしれないなんて思うほどには。
面白味がないなんて以前は勝手に避けていたけれど、とんでもない。フレッドのことを知れば知るほど好きになっていく。いつまでもチェルシーのことを見ていてほしいから、パーティーも終わって再び肌を合わせてもらえるようになったら、あのクローゼットの奥にしまってあるものを絶対に披露しよう。恥ずかしいけれど……。
はしたないなんて思われたら、という不安は受け取ってからずっと消えなくて。第一にフレッドだって、何も思っていないかもしれないし。考えれば考えるほど益々尻込みしてしまい、いっそのことマンネリになってきてからお披露目したほうがいいような気さえする。
これまた「どうかそれだけは着けてほしい!」と盛大に許しを乞いそうなことを、チェルシーが考えていたなんて知らないフレッドは、愛おしそうに妻の頭を優しく撫でた。
「ありがとう。辛いときに我儘を言ってすまない」
切れ長で不機嫌に見られがちな目尻を、僅かに下げただけで破壊力抜群だ。チェルシーは胸が締め付けられる思いがして、こっそりと手を当てた。
「いえ……、本当は私も一人で眠るのは寂しいですから」
大きな手で撫でられる幸せな気分のまま、思いを吐露する。照れくさいけれど、フレッドには同じ気持ちであることを伝えたかった。
「チェルシー!……っと」
再びソファーに座ったフレッドはチェルシーをギュッと抱きしめようとして、また勢いよく立ち上がる。どうしたのかと、きょとんとするチェルシーに対し、
「これ以上抱きしめたらキリがないから、非常に、非常に離れ難いが湯を浴びてくる」
「ふふ、分かりました。お待ちしていますね」
チェルシーの言葉に満足そうに頷くフレッド。ああもう、なんて可愛い……、と再びチェルシーの胸がキュンとなる。
「ついでに準備もしてくるから、ここでは寒いだろう。ベッドに入って待っていてくれ」
「早く来てくださいね。私、フレッド様に抱きしめられるの……、すごく好きなんです」
恥ずかしくて少し言い淀んでしまったチェルシーは、フレッドの反応が気になってチラリと見上げた。呆れられてしまっただろうか?
瞬間、瞳がぶつかる。チェルシーの心臓が大きくドクンと跳ねた。未だ不意打ちに目が合うことには慣れていない。それもこれもフレッドが素敵なせいだ。
「~~~~っ!」
声にならない声を上げたフレッドは、あっという間に浴室に続く扉に消えた。
「え……?」
甘い雰囲気が瞬時で消えて、チェルシーはポカンとフレッドの消えた方にしばし視線を向けていたが、彼が出てくる気配がないことを知ると、自身も寝支度をしようと立ち上がった。
* * *
主な照明が落とされた寝室のサイドテーブルの上では、宝石が輝く台座に乗せられたキャンドルの火がゆらゆらと周りを小さく照らしている。それはふんわりと心地よい香りを発していて、柔らかに鼻腔を擽った。
チェルシーはぽかぽかと温かな身体でベッドに横になっていた。お腹には湯の入った陶器の入れ物を抱え、背中にはフレッドがピッタリとくっ付いている。寧ろ少し汗をかいているほどだ。もしかしたら先ほど香油で施された、足のマッサージのお陰もあるのかもしれない。
フレッドが湯浴みをする前に、準備をすると言っていたのは寝支度ではなかった。チェルシーと一緒に入浴をするときはゆっくり湯に浸かっているが、基本彼は長湯をするタイプではない。だから浴室からはすぐに出てきた。そこから充分に髪を乾かさぬまま、彼の言う準備をやらを始めたのである。
帰って来た時にフレッドが持ってきた大きなトランクは、チェルシーも気になってはいた。しかし帰宅してすぐだったから、仕事関係のものであろうと訊ねることはせず。
「チェルシー。さあ、始めようか」
フレッドは徐にトランクをテーブルに乗せ、ソファーに座るとロックをカチリと外し大きく開いた。言われたとおりにベッドで待っていたチェルシーだったが、何事かとフレッドの背後に立って覗き込んだ。
「え?それってお仕事で使うものではないのですか?」
肩に掛けられていたタオルでフレッドの髪を優しく拭きながら訊ねた。
「いや、まさか。君のために集めてきたものだ」
「私のため……?」
覗き込んだ先には露天で集めてきたような、色々な雑貨が入っていた。
「もしかしてお土産ですか?」
「土産というより、敢えて買いに行ったわけだからチェルシーへのプレゼントのほうが近いかな?」
タオルを持つチェルシーの手が止まる。
チェルシーは生家も男爵家とはいえ貴族である。プレゼントと言われれば装飾品や花束を連想してしまう。しかしトランクには綺麗な宝石の付いた何かはあるものの、どのように使うのか想像もつかない。
だからといってそういう物でなければ嫌だと思うようなチェルシーではなかった。仲良くなるきっかけとなった、あの『可愛すぎてつらい』と書かれた紙を見つけた時のような高揚感を覚えた。予想が付かなくて、好奇心がむくむくと沸き起こる。
「ワクワクします……。どういう物か教えて下さい」
思いもよらなかったタイミングと品物。チェルシーはフレッドと一緒にいる限り、一生マンネリなんて訪れないかもしれない。やはりあのランジェリーで誘惑しなければ。
背後から抱き付くようにして前に身を乗り出すと、チェルシーの決意なんて知らないはずのフレッドに優しく頬を撫でられた。チェルシーの心の中で好きの気持ちが暴れ出す。
ゆっくりと頬から離れた手を残念に思っていると、トランクから一つ取り出してチェルシーに見せる。
「まずこれは火を灯すと、蝋が溶けることで良い香りがするキャンドルだ。落ち込みがちな気分を上げてくれる効果があるらしい。訳もなく落ち込んでしまうものなのだろう?」
「あ、確かに初夜のときも寝室に、いい香りのキャンドルが用意されていました」
「あー、うん。そうだったかな?緊張しすぎていて覚えていないな……」
ほんの少し、湯上りとは違う頬の赤みを彼に見つけて、チェルシーは自分の失言に気付いた。
「そ、その、私も緊張してましたけど、お陰で少しはリラックスできた気が……します」
微妙な空気が流れる。ぎこちなさすぎる二人の初夜は記憶に新しい。積年の夢が叶った緊張に震え、いつもに増して無口で表情の硬いフレッドと、大切に育てられて護られすぎて男性に免疫のないチェルシーは身体を固くして殆ど目を瞑っていた。
その時のキャンドルもフレッドが厳選して用意していたのだが、香りを楽しむどころではなかったのに対し、チェルシーはその香りに確かに助けられたのを覚えていたのである。だから香りの効果については十分理解できた。
「えっと、他もキャンドルに関係するのですか?」
「ああ、これはまた別で、マッサージをするための香油だ」
慌てて会話を変えたチェルシーにフレッドも続く。初夜のことを思い出話にできるにはもう少し時間が必要だ。
そんなふうに言われてしまえば、
「分かりました」
と苦笑しながらも受け入れないわけにはいかなかった。
大きな犬が耳をペタンと寝かせてしょんぼりとしているようにしか見えない。フレッドには言えないけれど。そしてチェルシーが了承すれば、耳は起き上がり尻尾が大きく揺れているような幻覚すら見える。
(うう、可愛いすぎてずるい……)
彼は表情が豊かではないので僅かな変化ではあるが、それが分かるようになったことがただ単純に嬉しい。もしかしたらフレッドはチェルシーよりも、感情の振り幅が大きいのかもしれないなんて思うほどには。
面白味がないなんて以前は勝手に避けていたけれど、とんでもない。フレッドのことを知れば知るほど好きになっていく。いつまでもチェルシーのことを見ていてほしいから、パーティーも終わって再び肌を合わせてもらえるようになったら、あのクローゼットの奥にしまってあるものを絶対に披露しよう。恥ずかしいけれど……。
はしたないなんて思われたら、という不安は受け取ってからずっと消えなくて。第一にフレッドだって、何も思っていないかもしれないし。考えれば考えるほど益々尻込みしてしまい、いっそのことマンネリになってきてからお披露目したほうがいいような気さえする。
これまた「どうかそれだけは着けてほしい!」と盛大に許しを乞いそうなことを、チェルシーが考えていたなんて知らないフレッドは、愛おしそうに妻の頭を優しく撫でた。
「ありがとう。辛いときに我儘を言ってすまない」
切れ長で不機嫌に見られがちな目尻を、僅かに下げただけで破壊力抜群だ。チェルシーは胸が締め付けられる思いがして、こっそりと手を当てた。
「いえ……、本当は私も一人で眠るのは寂しいですから」
大きな手で撫でられる幸せな気分のまま、思いを吐露する。照れくさいけれど、フレッドには同じ気持ちであることを伝えたかった。
「チェルシー!……っと」
再びソファーに座ったフレッドはチェルシーをギュッと抱きしめようとして、また勢いよく立ち上がる。どうしたのかと、きょとんとするチェルシーに対し、
「これ以上抱きしめたらキリがないから、非常に、非常に離れ難いが湯を浴びてくる」
「ふふ、分かりました。お待ちしていますね」
チェルシーの言葉に満足そうに頷くフレッド。ああもう、なんて可愛い……、と再びチェルシーの胸がキュンとなる。
「ついでに準備もしてくるから、ここでは寒いだろう。ベッドに入って待っていてくれ」
「早く来てくださいね。私、フレッド様に抱きしめられるの……、すごく好きなんです」
恥ずかしくて少し言い淀んでしまったチェルシーは、フレッドの反応が気になってチラリと見上げた。呆れられてしまっただろうか?
瞬間、瞳がぶつかる。チェルシーの心臓が大きくドクンと跳ねた。未だ不意打ちに目が合うことには慣れていない。それもこれもフレッドが素敵なせいだ。
「~~~~っ!」
声にならない声を上げたフレッドは、あっという間に浴室に続く扉に消えた。
「え……?」
甘い雰囲気が瞬時で消えて、チェルシーはポカンとフレッドの消えた方にしばし視線を向けていたが、彼が出てくる気配がないことを知ると、自身も寝支度をしようと立ち上がった。
* * *
主な照明が落とされた寝室のサイドテーブルの上では、宝石が輝く台座に乗せられたキャンドルの火がゆらゆらと周りを小さく照らしている。それはふんわりと心地よい香りを発していて、柔らかに鼻腔を擽った。
チェルシーはぽかぽかと温かな身体でベッドに横になっていた。お腹には湯の入った陶器の入れ物を抱え、背中にはフレッドがピッタリとくっ付いている。寧ろ少し汗をかいているほどだ。もしかしたら先ほど香油で施された、足のマッサージのお陰もあるのかもしれない。
フレッドが湯浴みをする前に、準備をすると言っていたのは寝支度ではなかった。チェルシーと一緒に入浴をするときはゆっくり湯に浸かっているが、基本彼は長湯をするタイプではない。だから浴室からはすぐに出てきた。そこから充分に髪を乾かさぬまま、彼の言う準備をやらを始めたのである。
帰って来た時にフレッドが持ってきた大きなトランクは、チェルシーも気になってはいた。しかし帰宅してすぐだったから、仕事関係のものであろうと訊ねることはせず。
「チェルシー。さあ、始めようか」
フレッドは徐にトランクをテーブルに乗せ、ソファーに座るとロックをカチリと外し大きく開いた。言われたとおりにベッドで待っていたチェルシーだったが、何事かとフレッドの背後に立って覗き込んだ。
「え?それってお仕事で使うものではないのですか?」
肩に掛けられていたタオルでフレッドの髪を優しく拭きながら訊ねた。
「いや、まさか。君のために集めてきたものだ」
「私のため……?」
覗き込んだ先には露天で集めてきたような、色々な雑貨が入っていた。
「もしかしてお土産ですか?」
「土産というより、敢えて買いに行ったわけだからチェルシーへのプレゼントのほうが近いかな?」
タオルを持つチェルシーの手が止まる。
チェルシーは生家も男爵家とはいえ貴族である。プレゼントと言われれば装飾品や花束を連想してしまう。しかしトランクには綺麗な宝石の付いた何かはあるものの、どのように使うのか想像もつかない。
だからといってそういう物でなければ嫌だと思うようなチェルシーではなかった。仲良くなるきっかけとなった、あの『可愛すぎてつらい』と書かれた紙を見つけた時のような高揚感を覚えた。予想が付かなくて、好奇心がむくむくと沸き起こる。
「ワクワクします……。どういう物か教えて下さい」
思いもよらなかったタイミングと品物。チェルシーはフレッドと一緒にいる限り、一生マンネリなんて訪れないかもしれない。やはりあのランジェリーで誘惑しなければ。
背後から抱き付くようにして前に身を乗り出すと、チェルシーの決意なんて知らないはずのフレッドに優しく頬を撫でられた。チェルシーの心の中で好きの気持ちが暴れ出す。
ゆっくりと頬から離れた手を残念に思っていると、トランクから一つ取り出してチェルシーに見せる。
「まずこれは火を灯すと、蝋が溶けることで良い香りがするキャンドルだ。落ち込みがちな気分を上げてくれる効果があるらしい。訳もなく落ち込んでしまうものなのだろう?」
「あ、確かに初夜のときも寝室に、いい香りのキャンドルが用意されていました」
「あー、うん。そうだったかな?緊張しすぎていて覚えていないな……」
ほんの少し、湯上りとは違う頬の赤みを彼に見つけて、チェルシーは自分の失言に気付いた。
「そ、その、私も緊張してましたけど、お陰で少しはリラックスできた気が……します」
微妙な空気が流れる。ぎこちなさすぎる二人の初夜は記憶に新しい。積年の夢が叶った緊張に震え、いつもに増して無口で表情の硬いフレッドと、大切に育てられて護られすぎて男性に免疫のないチェルシーは身体を固くして殆ど目を瞑っていた。
その時のキャンドルもフレッドが厳選して用意していたのだが、香りを楽しむどころではなかったのに対し、チェルシーはその香りに確かに助けられたのを覚えていたのである。だから香りの効果については十分理解できた。
「えっと、他もキャンドルに関係するのですか?」
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