あなたはカレーに“ミニ四駆”を載せている

ハクション中西

文字の大きさ
1 / 1

あなたはカレーに“ミニ四駆”を載せている

しおりを挟む
たまに、ソーセージカレーというメニューがある。意味がわからない。
というのは、カレーとソーセージは別々に食った方が美味いからだ。


ソーセージという食べ物は燻製してあるので、独特の味わいがあるのだが、それゆえに他の料理と合わない。
そのままマヨネーズでもつけて食べた方が美味しいのだ。


ナポリタンスパゲティみたいに、切ってから中の旨みとか味を出していって調理するならまだしも、美味しい。



ソーセージを最後にポンとカレーに載せるという、ソーセージカレーはカレーとは味わいが別個すぎて、本当に意味がわからない。


バラバラな味がする。
極端な話、カレーにミニ四駆が乗ってるのと同じである。


全然ちゃうやないか、と思うかもしれないが、そんなことはない。
極端な話ではあるが、楽しみ方がバラバラなものをカレーの上に載せてあるという意味では全く同じだ。


先日初めて入ったカレー屋さんで“ソーセージカレー”というメニューがあったので、僕は敢えて頼んだ。
そして、ソーセージだけを手に持って“ぶーんぶーん”と口で言いながらテーブルの上を走らせるジェスチャーをした。

あなたがやってることは「カレーにミニ四駆載せてるのと同じですよ」というメッセージである。


店長は黙ってそれを見ていたが、“ソーセージカレー”と書かれた木の札のメニューをスッと外して、僕に「ありがとうございました」と深々とお辞儀をしていた。


僕はウィンクをしてからカレーとソーセージを別々に食べた。本当にいいことをした。人の役に立つって気持ちいい。

世の中のためになるように、色んなカレーについて、ありかなしか、ここに一覧をまとめてみたいと思う。


“カツカレー”
あり。至高の食べ物。
カレーにカツを載せたメニュー、ではなくカツカレーという一つ次元の高い食べ物なのだ。


“ハンバーグカレー”
カレーにミニ四駆が載ってるのと同じ。ふざけてるとしか思えない。
同じ作者とは思えない。
カレーを作った作者が死んで、関係ない奴がハンバーグを載せたに違いない。
別々に食った方が美味い。


“たまごトッピング”

あり。たまごとカレーライスのハーモニーが素晴らしい。最高!!!


“ゆでたまごトッピング”
カレーにミニ四駆乗ってるのと同じ。
完全にふざけてる。二代目のアホの仕業。
生卵の状態なら美味しいのにわざわざ手間暇かけて劣化させている悪魔の所業。


“ほうれん草トッピング”
美味しい。見た目も緑が入ると鮮やかだ。
と言ってもらえると思ったら大間違いで、カレーにビックリマンシール入れてるのと同じ。ふざけてる。
 

“ちくわトッピング”
旧約聖書に出てくる罪のひとつ。“カレーにちくわをトッピングすることは神をも畏れぬ大罪”とヨシュア記に出てくる。
救いようがない。侵略されて当然。



“チーズカレー”
美味しい。デフォルトでチーズ入っててもいいぐらいである。
カレーと言えばチーズカレーのことやろ、みたいにそれが当然になる豊かな世の中にするためにも、選挙には行かないといけない。


“納豆カレー”
大好き。美味しい。
カレーといえば、普通に納豆が入ってて当たり前、みたいな日本を実現するためにも、選挙に行かないといけないのだ。


“茄子カレー”
美味しい。最高。
茄子ってなぜ子供の頃嫌いだったんだろう。
カレーに入れるとこんなにも美味しいのに。



“じゃがいもがゴロゴロと入ったカレー”
なし。ミニ四駆がゴロゴロと入ってるのと同じ。
と思ったら大間違いで、あり。これぞ家庭のカレー。じゃがいもが美味しいのである!!


さて。みなさんはどんなカレーが好きですか?
何を載せても自由なところが僕はカレーのいいところだと思います^_^
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

離婚した妻の旅先

tartan321
恋愛
タイトル通りです。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

身体の繋がりしかない関係

詩織
恋愛
会社の飲み会の帰り、たまたま同じ帰りが方向だった3つ年下の後輩。 その後勢いで身体の関係になった。

母の下着 タンスと洗濯籠の秘密

MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。 颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。 物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。 しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。 センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。 これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。 どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。

処理中です...