もしも生まれ変わるなら……〜今度こそは幸せな一生を〜

こひな

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事前準備これ大事

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セレーネは知っている。
彼の……ジルベルトの気持ちは恋とか愛とかじゃないことを。


(だって……ジルベルト様の私を見る目はミーヤと同じか同情に近いそれ……)


きっと自分を……セレーネをに必要なは何かを考えていて、出た言葉が『嫁』とか『一緒に住む』とかだったんだろうと。

だからミーヤに言われても同意もしないし盛り上がりもしないし、嬉しくもない。

第一、13歳の年の差があり生まれたばかりの私とも会っていて……境遇に同情しているの相手と結婚をしてうまくいくとは思えない。だから……


「ミーヤとジルベルト様が結婚すればいいのに。だって、ミーヤと元の旦那様は白い結婚だったのでしょう?」


お茶を準備してくれていたミーヤをみると分かりやすく固まっている。私よりもジルベルト様と会う回数も話した回数も多いだろうし、ミーヤの方が5歳ほど年上だけど、あのジルベルト様だったら少し年上くらいの方がいいだろう。ジルベルト様の地位とチカラがあれば、精霊と同化してどう見ても、普通の人とは存在が変化したようにミーヤを守ってくれるだろうと思う。


だから考える。


あぁ……チート能力っていうのがあったらいいのに……なんて。


前世、ネット小説で読んだ転生ヒロイン・ヒーローが繰り出す、チートな魔法や飯テロと呼ばれた、食文化が遅れた転生先での活躍。

知識はある。
プロ級などと痴がましいことは言わないし言えないけれど、これでも自炊はしっかりしていた。基本の調理はできるし、食べれば使われている一般的な調味料は予想できるくらいは料理の回数もこなしていた。

(一応ね……一時期だけど、食べてくれる人もいたしね……)

けれど……この世界は思ったほど食文化が遅れておらず、国や地域で差はあれど程々に調味料類が流通している。屋敷で生活していた時も食事ができていた。

なのできっと飯テロ的なモノは難しいし、それ関係で身を守るのも無理がありそうだ。

魔法的なチートと言っても、自分に何ができるのか、試してみるのもなんだか怖くて出来ない。

転移魔法のように練習をすることも考えたけれど、試して失敗なんて……自分の魔力量を考えると怖くてできない。

(あぁ……ステータスっていうのが見られれば多少加減しつつできるかしら?)

ミーヤが入れてくれたお茶を飲みながら、ジルベルトが持ってきてくれた魔法書を読む。

(シルフィに相談?いや……もしかしたら、このステータス開示っていうのも魔法の一種だったりして……)

なんて思いついてやってみた。
まさかできるとは思わなかった。
そして……まさか気を失うような事態になるとは思わなかったのだ。
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