異世界ヤンキーおじさん、最強への道、喧嘩上等で成り上がる!

苔原りゐ

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第30話:おっさん、絶対無敵の巨人と拳を交える!(1/18 20:40refine)

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光の支配者を打ち破り、その誤った正義を叩き直した田中弘樹(45歳)と佐藤蓮司(ゴッドフィンガー)。だが、次なる目的地では、「絶対無敵」と名乗る巨人との戦いが待ち受けていた。

一行が旅を続ける中、蓮司が道端の町で情報を仕入れて戻ってくる。

「おっさん、次の場所には“絶対無敵の巨人”がいるらしいぞ!」

「絶対無敵だぁ? 面白ぇじゃねぇか。そいつ、本当に無敵かどうか、拳で確かめてやる」

「そいつ、村の入口を塞いで、誰も通さねぇらしい。しかも、“挑戦者を食らう”とか言ってる物騒なヤツだ」

エリオが怯えた声で口を挟む。

「食らうって……本当にヤバいやつじゃん!」

「ヤバいかどうかなんて関係ねぇ。蓮司、お前も気合入れとけよ」

「任せとけって! 俺の拳で、その無敵をぶっ壊してやる!」

一行が辿り着いたのは、小さな村だった。そして話通り入口に立つ巨人が居た。

村を囲む塀よりも大きなその姿は、まるで壁のように村への道を遮っている。全身が硬い岩のような皮膚で覆われ、目は赤く光っている。

「貴様ら……この村を通りたいなら、私を倒してみろ」

巨人の声は地響きのように低く、周囲の地面が揺れるほどだ。

蓮司が一歩前に進み、挑発するように拳を突き出す。

「てめぇが絶対無敵ってヤツか。だったら、その無敵っぷりを試させてもらうぜ!」

「無謀な者よ……私に挑む者は、全て私の糧となる。覚悟しろ!」

巨人の大きな拳が振り下ろされると、地面が砕け、衝撃波が周囲に広がる。

「おっさん! こいつ、パワーだけじゃなくて防御力もヤベェよ!」

「そんなの見りゃわかる! だが、俺たちが止まる理由にはなんねぇ!」

弘樹が巨人の拳を受け止め、その隙に蓮司が鋭い蹴りを繰り出す。

「ゴッドフィンガーの蹴り、喰らってみやがれ!」

だが、巨人の硬い皮膚にはひび一つ入らない。その姿を見て、エリオが叫ぶ。

「どうするの!? 本当に無敵かもしれないよ!」

「無敵なんて存在するわけねぇだろ! どんなヤツだって、必ず弱点はある!」

激しい攻防の中、蓮司が巨人の動きに違和感を覚える。

「おっさん……あいつ、動きが鈍るタイミングがある!」

「いいとこに気付いたな、蓮司。そこを突くぞ!」

弘樹と蓮司は連携を強化し、巨人が動きに隙を見せた瞬間、同時に拳を繰り出す。その一撃が巨人の胸を直撃し、巨大な体が崩れ始める。

「馬鹿な……私が……無敵のはずが……!」

巨人が倒れ込むと、周囲に静寂が訪れた。

倒れた巨人に近づき、弘樹は拳を握りしめたまま問いかける。

「お前、なんでこんなことしてた?」

巨人は苦しそうに息をしながら答えた。

「私は……ただ、自分が必要とされる存在でありたかっただけだ……」

「必要とされるために、誰かを傷つけるってのは間違いだ。お前の力を誰かを守るために使え。そっちの方が、よっぽどカッコいいだろ」

巨人はしばらく沈黙した後、静かに頷いた。

次回予告
「おっさん、次の町でヤベェことが起きてるらしいぞ! 漆黒天狼会ってヤクザとエクリプスクルセイダーズってギャングが抗争してるんだと!」

「抗争だぁ? そんなもんに堅気を巻き込むなんて極道じゃねえよ                                                                                                                                          、拳でわからせてやる!」
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